10/05/17 14:31:17 XHBYZzjf
今日、波乱万丈で欽ちゃんが語ってた話。
芸能人が結婚=マイナスイメージ=芸能界引退、という考えが主流だった頃、
欽ちゃんを売れない時代から支えていた奥さんが、妊娠を機に、欽ちゃんの前から姿を消した。
欽ちゃんは、どうにかして奥さんをさがしだし、改めてプロポーズして、何とか奥さんを捕まえた。
そして、欽ちゃんは、毎日来ていた雑誌社の人に、「実は俺結婚してるんだ」と告白した。
大騒ぎになるかと思ったら、雑誌社の人は、「編集長を呼んできます。これは、僕達が書くよりも、
新聞の方に書いてもらった方がいいと思うんです」と落ち着いていた。そして編集長がやってきて、
同じことを言った。
「これは新聞社の人に言ってあげてください。NHKの4階に記者クラブっていうところがあるから」と。
欽ちゃんは、その人たちの言うとおりに、翌日記者クラブへ行って、「僕、結婚しています。子供も
います」と正直に話した。そして、マネージャーと、どうやって逃げるか(引退するか)という話を、帰りの
エレベーターの中で話していた。すると、後ろにいた新聞社の人が、名刺を欽ちゃんに差し出して、
「引退したり逃げたりするのは、明日、僕が書いた記事を読んでからにしてください」と言った。
その言葉を信じて、欽ちゃんは逃げるのをやめ、普通どおりに仕事をした。
翌日の新聞には、「欽ちゃん、結婚していた」という2行だけの記事が載っていた。
当時、トップコメディアンのスキャンダル。しかも妻と子供がいる、ということで、本当だったら、もっと
大騒ぎになって、社会から抹殺されるだろうに。どの新聞社も、記事は小さく。なおかつ、好意的にしか
書いていなかった。
その騒ぎが収まったある日、新聞社や雑誌社の人たちと会う機会があった。その人たちは、ポツリとこう言った。
「欽ちゃん、俺ら、実は欽ちゃんが結婚してるってこと、前から知ってたんだ。だから、誰も驚かなかった。
欽ちゃんが記者クラブに来た時も、誰もメモとったヤツなんていないと思うよ。
俺達、がんばってる人を潰すほど、バカじゃないよ」
欽ちゃんは、その言葉にものすごく感動したそうだ。
昔昔はこんなマスコミがおったそうな・・・
昔昔のことだが・・・