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<スコープ>2度目の党首討論 奮起も… 決定力欠く谷垣節
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2回目の党首討論に臨んだ自民党の谷垣禎一総裁。笑顔を封印し、鬼気迫る表情で
鳩山由紀夫首相の政治資金問題や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に
切り込んだが、首相を押し切ったとはいえず、消化不良の印象を残した。「合格点スレスレ」
のような内容に党内は賛否両論。依然、党運営に追い風は吹かない。(金杉貴雄)
谷垣氏は首相の実母からの資金提供問題をめぐり、起訴された元公設秘書の公判が
結審したのを受け、裁判が終われば関係資料を提出すると約束した首相の国会答弁を
取り上げて「果たすつもりはあるか」とただした。
首相が「責任を負うべきあり方を自問自答してきた」と言葉を濁したにもかかわらず、
谷垣氏の方から「そんなことだから、民主党は誰も責任を取らない」と追及の矛先を変えて
しまった。二番手の公明党の山口那津男代表が痛烈な政権批判を交え「国会に示すのか
明確にしてほしい」と二者択一を迫り、答えようとしない首相を遮って「そういう姿勢なら、
ますます支持率が下がる」と断じたのとは対照的だった。
最も時間を費やした普天間問題でも、三月中の決定を公言していた首相の迷走を突き、
言葉を詰まらせる場面もあったが、谷垣氏が「五月末までに解決できなかったら、退陣
しなければならない」と辞任要求したのは最後。「全力で努力する」としか答えない首相に
追い打ちをかけられず、時間切れとなった。
今回の谷垣氏の論戦ぶりについては、党執行部に批判的な勢力の中でも意見が割れた。
二月の党首討論後、谷垣氏を強く批判した与謝野馨元財務相は「前回よりは面白かった」
と評価。逆に、ある中堅議員は「パンチに欠けていた。ボクシングでいえばジャブを連打
した感じ。人間は変われない」と突き放した。