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【政治経済】平成床屋談義 町の噂その323 - 暇つぶし2ch237:日出づる処の名無し
10/03/30 08:14:51 to57yD5Q
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The euro’s big fat failed wedding  By Gideon Rachman  Published: March 29 2010 19:28
ユーロという失敗した大型の結婚 By Gideon Rachman  FT寄稿評論、29日

The creators of the euro were like parents fixing an arranged marriage. They knew that they were locking together
countries with very different economies and political cultures. But they hoped that, over time, the new partners
would grow together and form a genuine union.
ユーロの創設者たちは、お見合い結婚を準備した両親達のようなもので、彼等はカップルが大いに異なる政治経済
の文化をもつ事を知っていたのだが、彼等の望んだことは、時を経ることにより、新たなパートナーが一緒にうまくや
れるようになる事であった。

ユーロ創設当時には、統一通貨によって、ユーロゾーン内部の通商と投資が活性化され、それが真の統合化された
ユーロ経済を作るものと期待された。それは諸国の個人消費や労働生産性を諸国が互いに収束(converge)させる
ことによって発展するであろう。また更に期待されていたことは、ユーロが欧州の政治統合を促進するであろうという
事である。諸国民が同じ通貨を使うようになれば、彼等はよりいっそう、統合された欧州を身近に感じることであろう
と期待された。

更に付け加えると、ユーロはもうひとつのコンバージェンス(収束化)効果を期待されていた。それはドイツなどの国の
政治エリート(=欧州統合に積極的)と庶民(=ドイツの場合、懐疑派)の溝を埋めることである。ユーロ創設者は国民
がユーロを日常使用することによって、庶民も欧州統合のアイデアを理解するようになるであろうと期待した。

ギリシャ危機の勃発で、欧州の見合い結婚のトラブルが深刻なものであることがわかった。パートナーの成長速度が
同じではない。スペインやポルトガルなどの国では、ユーロというという安定した統一通貨と、それがもたらすであろう
低金利が経済のコンバージェンス効果による成長を促進すると信じられていたのだが、それはある種のイルージョンで
あった。経済が好調な時代にはギリシャとドイツの国債の実効金利に大きな差は無かったが、今やそれは変化して、
ギリシャ政府はドイツ国債の金利に大幅な上乗せをした金利を支払わなければならない。

更に明確になった事は、ギリシャやスペインやポルトガルは、ドイツの労働生産性と戦わなければならないという事で
通貨を切り下げて競争力を調整することが出来ない。そのために使える手段というのは長期にわたる痛みを伴うよう
な緊縮財政やコスト削減であり、そのおかげで賃金や生活の質が低下をきたす。


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