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錦湖タイヤ妥結秒読み?…最終案夜間交渉 【東亜経済】
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労組譲歩案'基本給10%削減・賞与金200%返上'、交渉は終盤へ
ワークアウト(企業改善作業)中の錦湖（クムホ）タイヤ労使交渉が、妥結に向かって急流に乗っている。
労組側が一歩譲歩した修正案を出したことで、使用側も合意のための色々な検討作業に入った。今週内の妥結
可能性が高まった。
24日錦湖タイヤ労使によれば労使はこの日夕方6時から2時間余りのあいだ、14次本交渉に突入して交渉を行った。
労組は内部異見を調整して最終修正案を出した。基本給10%削減案は維持したが、賞与金返上幅を100%から200%に
増やして使用側の案を受け入れた。定年退職者を中心にした段階的請負化も受け入れることにした。ただし193人に
対する整理解雇は全面拒否した。また労組が推薦する社外重役任命も条件に提示した。
労組は会社の困難を汲んで賃金削減は受け入れられても、が整理解雇だけは決して認められないという立場だ。
使用側は労組の最終案に対して、夜間の検討作業に入ると発表された。基本給20%と賞与金200%削減を中心にした
既存案の詰めの交渉に備えて整えていると伝えられた。
これで18日から6日ぶりに再開になった労使交渉が活力を得た。これという追加案を双方が出せず膠着状態に陥った
交渉は、25日から妥結のための最後の交渉に突入する展望だ。
来週(4月2日)には整理解雇が断行され、来月5日の債権償還猶予期間が差し迫った点など、猶予を許さない日程が
労使を圧迫していて、今週中に妥結する可能性も少なくないという観測だ。