10/01/16 10:18:07 JqRh6shL
昨年の建設輸出額、造船や半導体を凌駕 【東亜日報】
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海外受注額史上最大記録。今年も大型受注、展望明るい
世界経済危機下でも昨年は国内企業の海外建設受注額が史上最大値を更新した。建設業界は今年も世界
各国のインフラ開発ブームと原油高に助けられ、受注が拡大して受注額が600億ドルを突破すると予想している。
15日国土海洋部によれば、昨年韓国企業の海外建設受注額は491億ドルで前年(476億ドル)より15億ドル増えた。
昨年上半期は世界的な景気低迷の影響によって、進行中の工事契約が取り消しになるなど困難に見舞われたが、
以後は石油価格上昇と各国の景気浮揚策により下半期に受注額が早く増加した。
特に昨年受注額は造船(450億ドル)、半導体(310億ドル)、自動車(254億ドル)など伝統的な主力産業の輸出額を
凌駕するほどだ。このように世界的な不況の渦中にも海外建設受注が増加したのは、中東やアジアなど経済危機
が直撃しなかった新興市場で建設需要が着実に生じたためだ。今年も200億ドル(施工費基準)相当のアラブ首長国
連邦(UAE)原発事業をすでに受注しており、海外建設受注額はまた再び最大値を書き換える可能性が高い。
これに伴い政府はこの日関係部署合同で対外経済長官会議を開いて、海外建設活性化方案を発表した。海外
建設受注額を2012年までに700億ドルへ増やして、2008年基準で2.9%の市場占有率も5%に引き上げるのが目標だ。
政府はまず大規模海外プロジェクトの受注のために、企画財政部と外交通商部、国土海洋部、輸出入銀行など
関係機関らが参加する汎政府協議体を構成することにした。この協議体で韓国の経済開発ノウハウおよび技術
伝授と建設プロジェクト受注を連係した包括的パッケージ事業を推進する方針だ。また2012年まで2兆ウォン規模の
グローバルインフラファンドを設けて民間資金の投資を誘導し、海外建設分野の金融支援規模を持続的に拡大する
ことにした。大学にプラント学科を新設するなど専門人材を養成して、現在の中東とアジアに集中している受注地域
をアフリカや中南米などへ多角化する方案も用意した。
政府は今年も大型受注機会が多いと見ている。まずガーナで大規模住宅事業(100億ドル)受注がほぼ確定的なこと、
リビアメトロ事業(3月・40億ドル以上)、ブラジル高速鉄道事業(6月・200億ドル)などの入札結果も次々発表される。
海外建設協会は、“国際石油価格が今年もバレル当たり70～80ドル水準を維持するだろうという展望が多く、中東
産油国らのプラント工事発注が続くものと見られる”として、“シンガポール、タイ、インドなどアジア主要国家もインフラ
投資を持続するだろう”と展望した。