09/12/14 23:54:14 EPPxMAJD
天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見問題について
谷垣禎一総裁談話 平成21年12月14日 自由民主党
www.jimin.jp/jimin/hatsugen/hatsugen-232.html
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今回、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が、これまでの慣行を破る形で設定されたことは、極めて遺憾であり、厳しく非難されなければなりません。
会見で宮内庁の羽毛田長官は、今回の鳩山政権による決定の経緯について、「国の政治的案件に、天皇陛下を打開役に、ということになったら、憲法上の陛下のありようとは大きく違うことになる」と強い危惧を表明しました。
また「大きく言えば天皇陛下の政治利用にあたる懸念がある」との見解も示しています。天皇の政治利用が指摘されることは、極めて異常な事態です。
これまで政府は、「期間1ヶ月を切った会見要請は受けない」というルールを決め、厳格に運用してきました。
その理由は、陛下のご体調への配慮であると同時に、日程に政治的、外交的な思惑を入れてはいけないとの観点からであります。
日本国憲法によって全国民統合の象徴と定められている天皇陛下が、政治利用されたと受け取られることがないようにすべきことは当然であり、慎重の上にも慎重を期すべきであります。
(2/2へつづく)