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南京大虐殺について、当時南京に駐在していたドイツ・ナチス党南京副支部
長、ジョン・ラーベが、ヒトラーに宛てた詳細な事件の報告書が出てきたと
報じた。ラーベは当時、南京に設けられた「安全区」を運営する国際委員会
(4カ国、15人)の委員長として、約25万人の中国人避難民の救済に奔
走した。
タイプ打ちで全260ページの報告書は1938年6月8日付のヒトラー
あての手紙で、南京陥落直前の37年12月9日からのラーベの日記の抜粋
などからなり、「30年間も世話になった中国人たちが、いかに悲惨な体験
をしたかを報告したい」などとしている。
報告書によると、日本軍は南京侵攻後、武器を捨てて安全区へ逃れた多数
の中国兵を捕虜として扱わず、数千人単位で組織的に処刑した。一般人に
ついても「兵士らしい特徴があったり、日本兵の前に現れたりしたという
だけで、何千人もが殺された」と記述。最終的な非戦闘員の死者について
根拠は示していないが、「中国側のいう10万人は多すぎるが、5万から
6万人ぐらい」と推定していた。ラーベは「日本軍は南京にいたと考えら
れる中国兵の数だけ、中国人を殺そうとしたのだろう」との理由からこの
大量虐殺は、組織的に行われたと見ていた。