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■新天町 釜山の商店街と協力へ
韓国釜山市の光復路を地元の町づくり団体幹部の案内で視察する新天町商店街のメンバー（右側の二人） 海峡を越えた商店街交流をしようと
福岡市中央区の新天町商店街の役員２人が１２日、韓国釜山市の繁華街・光復路を訪問。
両市が「アジアゲートウェイ」と称して共同で観光キャンペーンに取り組む中、店舗を紹介する地図の交換などを通じて、
現地の商店街とお互いの集客促進に協力していくことで合意した。
新天町商店街ではここ数年の外国人観光客増加を受けて、今秋、韓国語、中国語、英語による
地図入りパンフレットを制作。同商業協同組合の印藤泉理事が、光復路の商店主約１２０人で組織する
「光復路文化フォーラム」にパンフレットの配布を求めた。
フォーラムの金翊泰（キムイクテ）会長は「新天町と同じように日本語による地図を作り、
福岡でも紹介してもらいたい」と応じ、今後、相互のイベント視察などで交流を深めることを決めた。
光復路は日本人観光客には「南浦洞（ナンポドン）」で親しまれる旧市街。
フォーラムは２００５年からブティックなどの看板改装をデザイナーが手掛けているほか、
歩道の幅を広げて歩きやすい町づくりを進めており、韓国内外から視察が相次いでいる。
印藤理事は「光復路の取り組みは参考になる。名物料理などでお互いを紹介し合う共同事業を企画したい」と意欲を見せた。
＝2009/11/14付 西日本新聞朝刊＝
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