09/09/18 23:33:46 J9RMR+dQ
中国、8月に市場から吸収した外貨は08年11月以来の低水準
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中国人民銀行(中央銀行)が17日公表したデータによると、
中銀と金融機関が8月に国内金融システムへの新規流入外貨を吸収するため要した資金は、
2008年11月以来の低水準となった。これは投機資金が流出していることを示す。
中銀が月次の外貨購入ポジションのリポートをウェブサイトに掲載した。
同リポートをもとにロイターが算出したところによると、中銀と金融機関は、
国内金融システムに流入した新規外貨を吸収するため、1190億元(170億ドル)を買い取った。
これは、7月の2200億元を下回り2008年11月の1120億元以来の低水準となる。
8月の外貨吸収額は、8月の対中直接投資の75億ドルと貿易黒字の157億ドルの合計を下回っており、
投機的な資金が中国から流出していることが示された。
中国、銀行貸付急増で“リスク顕在化”-銀行行政トップ (>>253の関連。)
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中国銀行業監督管理委員会(銀監会、CBRC)の劉明康主席は18日、上海市で開催されている
第5回銀行業オペレーション年会で、「今年に入ってから、中国では銀行貸付が急増するに伴い、
銀行業の各種リスクが顕在化しつつある。各種制度や規則を忠実に履行し、チェックしていかなければならない。
銀行業・金融機関は経営のオペレーションに注意し、リスクマネジメントをしっかりとしていかなければならない」と発言した。
積極財政や金融緩和に伴う銀行の貸付増大が中国経済の回復に寄与している一方で、
野放図な貸付、管理されていない貸付なども実際には存在しているとされ、
「ゆくゆくの不良債権化はもちろん、空前の規模での貨幣供給という意味では、
中国発の金融危機になりかねない」(現地有識者)との声も聞かれる。
今まで中国政府は、経済の回復基調を壊すことを恐れてか、政策に歯止めをかけるような発言は極めて少なかったが、
今回、金融当局トップクラスによる、貸付に対する注意喚起という比較的ストレートな表現に、
「貸付に歯止めをかけるなどの、急激な変化は考えづらいが、
中国政府による一定のシグナルであることは間違いない」(現地アナリスト)という。