09/08/27 17:56:52 5q9RVl+p
>>324
多分↓のコラムのようなことじゃないかと・・・
花岡信昭の「我々の国家はどこに向かっているのか」
「民主党300議席超え」は現実となるのか 2009年8月27日
URLリンク(www.nikkeibp.co.jp)
「政権交代」だけが一人歩きしている
小泉郵政総選挙は郵政民営化を争点とする「劇場型対決」のおもしろさに有権者が酔った、といっていい。今度は
政権交代というめったにない事態へのおもしろさが、4年前と同様の「劇場型」ムードをつくり出したのではなかったか。
むろん、自民党が「時代」をつかむことに失敗し、国民の逼塞感に思いが及ばず、支持基盤はガタガタに崩れ、自民
離れ・麻生離れの雪崩現象を引き起こしていることはいうまでもない。そのことは百も承知のうえなのだが、4年前に小泉
自民圧勝を導いた無党派が今度は民主圧勝へと舵を切ったのではないか。
同じ無党派がまったく異なる選択をしようとしている。おそらくは、その底に流れる心理は共通しているものがある。
「ばらまきオンパレード」のマニフェストを掲げようが、鳩山由紀夫代表の発言がぶれようが、そういうことは投票選択の
基準にはならないのだ。「政権交代?おもしろいじゃないの」といったあたりの感覚だ。
民主党はこれをとらえて、「政権交代」「チェンジ」に照準をしぼった選挙戦を展開してきた。そこに流れるポピュリズムを
無視するわけにはいかない。郵政民営化にしろ、政権交代にしろ、「単一イシュー」のほうが、白か黒かのステレオタイプ
を生むのであって、それが国民受けするのだ。
そう考えていけば、小沢一郎前代表の政治資金疑惑にからむ「天の声」も、鳩山代表の「故人献金」問題も、ほとんど
影響を与えていない不可解さを理解できるようにも思える。政権交代という今回の劇場の「演目」にとって、そうした次元
のことはどうでもいいのである。