09/04/28 20:28:45 BrQCRVjE
遅レスですが、数日前に神道に関し
あまりにも無知な発言があったようですので、
簡単に解説です。
神道の概念では
争いや災害で命を失った魂は、荒魂(あらたま)と成り災厄をもたらす。
これを祀り和魂(にぎたま)と成すことで、災厄を防ぐ。
また、和魂(にぎたま)自体も、災厄を防ぐとされる。
よく護国の鬼と呼ばれるものは、この和魂(にぎたま)のことである。
この概念で考えると反靖国の論陣は日本に災厄をもたらさんとする行為と写る。
この概念が理解するための事例が、「菅原道真」の伝承である。
死した道真公は雷神(荒魂)なり、京に災厄をもたらす。
これを畏れ道真公を太宰府天満宮に祀り、道真公は天神(和魂)となり、
特に学問の神と人々のよりどころになっている。
また、神道において人は死んだら神になるという概念があるが、
この神はGodではなく、elementalやspiritと訳すべきもの。
勘違いする方も多いが、Godやelemental、spiritはすべて、神道では「神」と呼ばれる。
キリスト教や仏教での「神」と神道での「神」の概念の違いを理解せず
批判する方がいたが、いかにも滑稽に写りました。