09/04/08 07:27:41 YX37Lrtr
▼[コラム/勝手気ままに] 日本の軍事大国化を助ける北朝鮮 （東亜日報）
自衛隊が訓練ではない‘実際状況’で初の発砲をしたのは、創設45年ぶりの1999年3月だった。海自は
北朝鮮の工作船と推定される船舶二隻が日本領海を侵犯すると、20時間の追撃戦を経て機関銃1300余発
を撃った。タブーと思われた自衛隊の発砲という‘パンドラの箱’が開かれた瞬間だった。当時自衛隊幹部
出身の自民党議員中谷元は“50年ぶりに来た良い機会”と喜んだ。
第2次世界大戦の敗戦後、日本で軍費強化の主張は極右勢力の専有物と思われていた。こんな雰囲気を
変えて軍事大国化の道を開いた‘1位功臣’が北朝鮮だった。日本は1998年北朝鮮がテポドン1号ミサイルを
発射すると、情報収集衛星の打ち上げ計画と全域ミサイル防衛(TMD)研究開発計画を定めた。北朝鮮の
領海侵入事件は自衛隊の武器使用範囲拡大と新日米防衛協力関連法制定をもたらした。北朝鮮が2006年
にテポドン2号ミサイルを発射して核実験を強行すると、日本は翌年防衛庁を防衛省に昇格させた。
最近日本列島を襲った北朝鮮のロケット打ち上げで、日本はまた沸騰している。軍費強化は勿論、‘平和
憲法’を改正して自衛隊を自衛軍に変えなければならないという声も強くなった。いっそう意気盛んになった
保守勢力は言うまでもなく、韓国が民主化される前には北朝鮮に好意的だった中道・左派勢力でさえ、一斉
に北朝鮮を攻撃している。日本の軍事大国化をずっと警戒して来た朝日新聞も6日‘北朝鮮ミサイル打ち上げ’
という題目の1面トップ記事と、‘北朝鮮ミサイル、国際団結で脅威を押そう’という題目の大型社説など、7面
にわたって北朝鮮の行動を批判的に扱った。
北朝鮮はともすれば‘民族’を搖り動かす。しかし北朝鮮の相次ぐ軍事挑発は南韓に対する直接的脅威
であると同時に、過去我が民族に痛恨の傷をつけた日本の国家主義と軍事大国化をいっそう煽る反民族的
行為だ。北朝鮮に巨額の‘裏金’を与えて結果的に核ミサイル開発を支援した‘10年左派政権’と、北朝鮮
住民の劣悪な人権には目と耳を塞いで北朝鮮政権の主張をオウムのように繰り返す一部偽善的従北勢力も、
北の軍事挑発が誰のためかしっかり見てほしい。
クォン・スンファル論説委員 記事入力 2009-04-07 19:57
URLﾘﾝｸ(www.donga.com) （韓国語）