09/04/13 13:01:18 eY9QrYh4
残念だが偏向報道は自由化されるよ
そもそもなんで放送法で「放送の不偏不党、真実及び自律を保障する」ということが書いてあるかといえば、「有限で希少な電波帯域」を使って放送事業を行うのだから、
免許保有者は政治的に中立で、公正、平等な放送を行う義務がある。これが「公平原則」を支える根拠。だが、もう時代遅れになっている。なぜなら・・・。
公平原則の基礎をなす電波の希少性は拡大する通信技術の中において適合しなくなった。
むしろ公共の活発な意見交換を妨げている。
そういうことなんだ。確かに周波数帯域の枠は有限だが、人工衛星やCATV、大容量電話回線網の整備という技術革新によって、利用者にとってのコミュニケーションツールとプラットフォームは、ほぼ無限になった。
だから米国はこの規定を取っ払って偏向報道を完全自由化したんだよ。かつて周波数やチャンネルなど市民がアクセスできるメディア・プラットフォームが限られていた時代は、
"稀少な国民財産(である電波)の公平、有益な利用配分" という規制を合理化する理由があった。巨大な独占的情報供給者と、技術的に立ち向かうすべもない受益者の間に生ずる不公平や格差を取り除くというのが、
「公平、平等、不偏不党」の原則という規制を支えたもう一つの論理だった。しかし、さまざまなメディアが融合する新しいサイバー時代に入り、 発信者と受益者(国民)の関係は劇的に変化した。
インターネット自体が、集中化より分散化に働く機能を持っている。
こうした情報の人民革命の時代に従来の規制論理は適合しない。
だから時代錯誤な規制は「ニュース」という商品を売るための市場障壁にしかならない。