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石破農相:次期農相に置き土産 減反改革へ2次試算
石破茂農相は15日、コメ生産調整(減反)改革へ向けた2次シミュレーション結果を
公表した。減反の義務は緩和する一方、米価下落による農家の減収を補てんする
新制度を導入する案が最適との結論を示している。
ただ、民主党が掲げる「農業者戸別所得補償制度」にこれを
反映させるかどうかは次期農相に委ねた形だ。
減反見直しは石破農相の持論。4月には減反の「強化」から「廃止」まで
5通りについて、米価や生産量のシミュレーション結果を示したが、
自民党内の反対で議論は事実上先送りされていた。
2次シミュレーションはさらに条件を加え9通りで試算。
(1)減反に参加しない農家に対し、より大きな減反目標を負わせるペナルティーは廃止
(2)麦などへの転作助成金は拡充(3)米価が平均生産費を下回った場合、
その差額を補てんする新制度を導入--などの組み合わせが、
財政負担と消費者メリットのバランスから最適と結論づけた。
その場合、米価は07年産米の約1万5000円から
10年後は1万3700円程度に下がるとした。
(3)の新制度は民主党が掲げる所得補償制度に近い。
石破農相は「これを今後の糧としないことはあり得ない」と自信を示したが、
政権交代前の前任者が退任間際に示した提言を、
次期農相がどう生かすかは不確実だ。
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