09/07/09 21:23:55 BStN7e+S
昨今の朝鮮半島情勢に危機感を募らせる中国人は多い。以下に紹介するブログの著者は、
中国が朝鮮半島の情勢に無関心ではいられない事情を、独自の視点でまとめている。
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朝鮮半島の動向は全世界の注目を集めている。最近では朝鮮の核実験が情勢を悪化させており、
朝鮮と国際社会との「全面対決」の姿勢が、朝鮮半島という「火薬庫」に火をつける可能性も十分にある。
第2次朝鮮戦争がいつ起こるか、我々中国人には知る由もない。もはや正気でない朝鮮人と、国際
社会との対決姿勢を、どのように処理するか。我々中国人の智恵と我慢が試される。
中国の国益の観点からいえば、朝鮮半島の現状維持が一番好ましい。朝鮮であれ韓国であれ、
半島が統一されるのは、わが国にとって不利なことなのだ。たとえば、韓国が朝鮮を統一させるとする。
韓国は米国に依存しているから、反中資本や、米国側に有利な条件が増加するのは言うまでもない。
一方、朝鮮が韓国を統一したとする。朝鮮は表面上、中国の同盟国だし、多くを中国に依存せざるを
えないだろう。しかし、朝鮮人の性格は皆さんもご存じのとおり、腹の中でちっちゃなソロバンをはじき
まくるようなやつらだ。統一した暁には、いつ何どき中国に銃口を向けるか分からない。中国と朝鮮は
昔からのつき合いだ。朝鮮の中国に対するつかず離れずの態度からも見て取れる。
朝鮮半島は地理的要因によって、近・現代史において中国の影響を大きく受けた地域だ。歴史上、
朝鮮はずっと中国の属国で、中国の保護を受けていた。しかし、19世紀末―20世紀はじめに、朝鮮半島
南部で起こった甲午農民戦争をきっかけに、日本による中国侵略計画が始まった。真っ先に朝鮮が
のみ込まれたのも、地理的状況が大きな要因だっただろう。
中国はこの戦争が原因で、朝鮮半島のいかなる異変にも敏感になってしまった。中国が朝鮮戦争への
派兵を決めた時も、元々は台湾への派兵を目指し、ロシアから戦闘機やら軍艦やらを購入する最中だった
のだ。しかし故・金日成(キム・イルソン)氏が中国の上層部に何の断りもなく、朝鮮戦争をおっぱじめて
しまったことで、中国も中朝国境付近にまで戦火が来ているのを見かねて、台湾派兵計画を中断、朝鮮
出兵せざるを得なかったのだ。