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被害者には、土下座しなければならない。土下座を拒むものは、きわめて心証が悪い。反
省していないといわざるを得ない。街で出会えば、その都度謝らねばならず、刑務所に送
られても、彼らを恨んではならない(注1)。このようにして、被告は主体であることを依
然として否定されることになる。
しかし、ここでいう反省は、自己否定と読み替えなければなりません(注2)。なぜなら、
日本は、シニフィアンしかなく、シニフィエがない記号の国(バルト)であるところ、反
省は、シニフィエなしには行い得ないからです(?)。土下座とは、相手に対して自分の存
在を否定することです。まったき自己否定ができた人を、真人間といいます。
(注1)朝日新聞、2009年1月23日付朝刊
(注2)北田暁大「嗤う日本の「ナショナリズム」」