10/06/06 19:13:44 TaKNf4Vj0
二つ目は
この世界での倫理観がバラバラなことです。
倫理観というのが誤解されそうならフィクションラインと言い換えてもいい。
最初に、この世界は死後の世界だからもうだれも死なない。
「一回死んで来れば?これはこの世界でのギャグよ」というわけです。
実際、主人公はハルバートで100ヒットされて血だらけになっても、天使に串刺しにされても死なない、、、生き返る。
ギルド降下作戦、と銘打って、自分たちの仕掛けた罠でつぎつぎ人がやられていくけど、あのバカ、みたいな感じで、
死、「やられる」ことは日常茶飯事になってる。
そういうアニメなのか、と思って見ていると、直井とか言うのがいきなり出てきて、
SSSの連中が大負けする場面になると、「今までにないひどい戦い」とか言いだして、
SSSのメンバーが死屍累々な場面を映して「これがいけないことだって分かるな?」とか天使に言って
うなづかせたりするわけです。
この惨状を悲しめと。
ここでは直井という奴のやることが悪になってる。
死をネタにするのがよくない、不謹慎だ、とかよく言われてますが、違うんですよ。
死なない世界での、不謹慎ネタを前提にしたならそういうアニメですむんです。
「トラップで死んだSSS」と「直井にやられたSSS」の間にどんな差があるというのか??
要はその時点で味方のしたことはギャグで済まされて、敵対している人間の仕業は悪、
という都合のいいブレが随所にでてくる。そこが問題なんです。
そこで「お前の人生は本物だったはずだろう!」なんて一席ぶたれても説得力ゼロじゃないですか。
何の根拠があってそういうことがいえるの?