10/06/06 19:13:01 TaKNf4Vj0
神に反逆するアニメに反逆する
June 06 [Sun], 2010, 4:53
大阪ではけいおんとワンセットでやってるから見ているわけですが、どうにも嫌なアニメなんですよ。
このアニメが非常に見づらいのは、二つあって、一つ目はキャラの行動原理がはっきりしないこと、
生前理不尽な目にあった、心残りがある、だから簡単に成仏などしてやらない、神に反逆する。
その先に何があるのか、と問えば
この世界を手に入れる、ということらしい。
規範を守らせて成仏させることを良しとする「生徒会長」をひとまずの敵にしてドンパチをやるわけですが、
その生徒会長を任命しているのが大人たち教師だというなら、その存在の謎になぜせまらないのか、
なんでいつまでも天使という個人にばかり固執するのかわからないわけですよ。
この世界を手に入れる、というわりにはこの死後の世界とされている箱庭について仮説は立てても、何も、知ろうともしない。
ゆりというリーダーの「見立て」がことごとく間違っていたとしても他のメンバーたちがそれに対してなんのリアクションも起こさない。
ただ習慣のように「ミッション」とか言う名のヒマつぶしを延々続けている。
これは楽しいヒマつぶしである、そのために仮想の敵が必要だから天使を目の敵にしている、という自覚を持ってやってるならまだ分かりますが。
ようするに何をどうしたいのかまったくわからないまま安いメロドラマをすすめてる。
あとから世界観に対してどんでんがえしをする気であっても、人に銃を向けるのであればそれなりの行動原理というものが必要でしょう。
一般生徒には銃は向けられない、なんておかしなモラルを持ち出すくらいだし。
何を、誰を制圧すれば「勝利」となるのか。ゲームには、はじまりと、ルールと、予想される結果がまずあるはずなのに、
それもなくただこの人たちは何やってるんだろう。ということです。