10/03/26 17:45:27
「菊地あやか 16歳の魂」
~ドン底から最前線にカムバックした奇跡のアイドル~
'07年4月よりチームBの中心メンバーとして劇場公演に出演、『ロマンス、イラネ』でシングル選抜入りするなど順風満帆な活躍を見せていた“菊地彩香”だったが、'08年8月、ある出来事がキッカケでAKB48から解雇される。
その後11月に行われた研究生オーディションを受け、第7期研究生“菊地あやか”として復帰という異例の展開。
逆風もある中で各チームのバックダンサーや研究生公演で迫真のパフォーマンスを見せ、晴れて'09年8月のコンサートで正規メンバー昇格が決定。
そして今年2月には別ユニット・渡り廊下走り隊に加入が決定し一気に表舞台に帰り咲いた。
今回語ってもらったのは、1年半以上にわたる苦悩と努力の日々。
世間で安易に使われる“ピュア”とは違う、本当の精神的な“純粋”を感じて欲しい。
―今回、渡り廊下走り隊に入ることになって、最初にそのことを聞いたときはどんな気持ちでした?
「最初は“え!?”ってビックリして。
後からウレしくなってきて、じわじわと。
本当にウレしくて!でも同時に不安っていうか、4人で頑張ってきたところに入るわけだから、自分はどうやっていけばいいのかな~、とか」
―加入が決まってから、すぐに4人と顔合わせですか?
「ジャケ写の撮影のときだったんですけど。
チームBで一緒にやってた4人なんだけど、やっぱり不安もあって、“よろしく、おねがい、します……(小声)”って感じで、そしたら愛ちゃん(多田愛佳)が私の顔を見て、“横髪多いよ!”って(笑)。
そのツッコミですごいラクになりました。
その後の撮影ではまだちょっと距離があったんだけど、終わった後、移動の車の中で話し合いをして……。
まゆゆ(渡辺麻友)が“いろんな壁があると思うけど、一緒に乗り越えて行こう”って言ってくれて、愛ちゃんが握手してきて、みんな1人ずつ握手して! そこですごい距離が近くなって!!」
―今はもう、自分も渡り廊下の一員だって実感はある?
「最近はもう一緒にワ~ッて騒いでいます(笑)。
いちばん実感したのは、ミュージックビデオの撮影にファンの方々にも参加して頂いたんですけど、そこで最初に“渡り廊下走り隊のみなさんです”って呼ばれたときですね。
“あ~私も一緒なんだ!”って! 出た瞬間は多分、顔を下げ気味だったと思うんですけど(笑)、“あやりんおめでとう!”って言ってくださる方もいて、本当に嬉しかったです!」
262:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/26 17:46:42
―さて約1年半前、'07年の8月に菊地さんはAKB48から離れることになってしまいます。
言いにくい話だと思うけど、その直後の気持ちや生活って、どんな感じだったんでしょう?
「もう家に引きこもって……。
っていうか自分の部屋の、ベッドの中ですよね。
ボ~ッとしてベッドから動かない状態。両親が心配して“何か食べる?”って聞いても、ちゃんと答えられなくて。
人と会話できない状態でした。
3週間くらいかな。
でもこうなったのも全部自分のせいで、自業自得だし。
シンディ(浦野一美)が公演で私のことを発表したときに、メンバーが泣いてくれたって聞いて、うわ~!! って。
本当に自分がイヤになって! ヤメた直後は、イヤだイヤだ、AKBにまだいたい! って感じだったんですけど、日が経つにつれて、自分の夢って何なんだろう? って。
いろんなことが分からなくなって……」
―じゃあ、気持ちが揺れ動いてて、そのままヤメちゃう可能性もあった?
「うん……。
そうですね。
でも、夢はやっぱりあきらめられないし、ファンの皆さんの前で歌ったり踊ったりするのは大好きだし。
もし、このまま普通の人生を送っても、ダメな人間になっちゃいそうな気がしたんですよ。
毎日ファンの方々のブログを見てたんですけど、一番ウレしかったのが“戻ってきてくれないかな~”って書いてくれている方がいて。
ああ! 少しでも待っている人がいるのなら、やれるだけやろう! って。
ちょうど次の研究生オーディションがあるって話を知って、両親とも話し合って、もう1回やり直そうって!」
―でも、待ってる人がいる反面、菊地さんが戻るのを良く思わない人がいるのも想像できたでしょう?
「そうですね。
ファンの方々にもイヤな思いをさせてしまったわけだから……。
またステージに立ったときに、ヤジが飛ぶんじゃないかとか、モノを投げつけられるんじゃないかとか……。
そういうことが起きてもしょうがないっていう、覚悟はありました。
オーディションの最終審査のときに秋元先生から、“これからいろいろ言ってくる人がいると思うけど、やっていけるか?”って聞かれて、“はい!”って」
263:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/26 17:47:31
―それから見事合格して7期研究生“菊地あやか”として活動することになるわけですけど……。
バックダンサーとして踊ってるときのダンスが本当にスゴくて! チームBだった頃よりぜんぜん気合いが入ってるというか。
「ありがとうございます! やっぱり久しぶりに立てた嬉しさもあるし。
とにかく頑張って、少しでも認めてもらわないと! って思ってたから……。
バックダンサーでたった1曲でも、とにかく全力で!!って」
―その時期で印象に残っていることってあります?
「12月のコンサートで7期が初めてお客さんの前に出て……。
すごく緊張してたんですけど、ちょうど前のほうに、昔からのファンの方がいて、泣いてるのが見えて……。
すごく嬉しいっていうか、申し訳ないっていうか……。
あと、研究生は時期によっては毎日公演に出ることがあったりして、大変なんだな~っていうのが分かりました。
で、研究生公演が始まって、私のユニット曲が『残念少女』って曲だったんですよ! まさに残念っていう(笑)!!」
―ま、歌詞的にもイマドキの女の子の危うさを歌った曲で~(笑)。
「ほぼ全員の人から突っ込まれました。
お客さんにもメンバーにもスタッフさんにも。“リアルだね~”って(笑)」
―では最後に……。
菊地さんにとってこの1年半の経験は、何だったと思いますか?
「う~ん……。もちろん失くしたものもすごく大きくて。
いろんな人に迷惑をかけてしまったし……。
でも、これがなかったら私はまだ子供のままで、舞台に立てることの素晴らしさとか、応援してもらえることの有難さとか……。
分からないままだったと思います。女の子のファンの方からの手紙で、“戻ってくる根性のあるところが好きです”みたいなことを書いてくれてて! すごく嬉しくて!! 遠回りだったけど、そこでしか手に入らないものもあったかもって!」
264:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/26 18:11:07
(´;ω;`)…