ある在宅の日記at AKB
ある在宅の日記 - 暇つぶし2ch109: ◆BDu0.rUntI
09/02/25 18:29:27
俺は、約一ヶ月ぶりにドンキホーテ8階に上がった。

エスカレーターを降りた場所にたむろしてるヲタ達の視線を浴びたような気がして
角を曲がり、壁写真のある通路を渡った。
カフェがあった広場があった。
椅子は空いていなかった。

俺は行き場がなかったので、壁写真の前に戻った。
しばし、メンバーの写真を見て幸福感を味わった。
気が付いたことがあり、公演前の空いた時間から、カフェにたむろしてる連中は
みんな数人の集団で、おしゃべりをしていると言うことだ。

壁写真のある通路に一人ぽつんと立ってる俺は、この空間で浮いてるような気がした。
すぐ横にいた集団が、一人でいるこちらを不審がって見ているような気がする。
もちろん俺の自意識過剰だ。
(断っておくが、俺の外見・服装・挙動は普通である)
ヲタ友達がいない俺は、あの空間にはとてもいづらく感じた。
5分で手持ちぶさたになってしまった。

しかたないので、カフェの方にもう一度行く。
誰か知り合いを捜しているかのようなフリをして、広場を眺めて、
空いている椅子を探した。なかった。
全員が俺を、間違って場違いなところに来てしまった異端者のように見つめている気がして
いたたまれなくなって、下を向いた。

ロッカーの間に立って、空いてるロッカーを探しているかのようなフリをして、
居場所を探した。やることがないので3分で、困り果ててしまった。

ここで、4人がけの机に、一人で座っている人がいて残りの席の3つが空いてるのを
発見した。その人も一人だ。たぶん、携帯で2chを見てる。
ここはこういう場合なら、座ってもいいような気がする。
勇気を出して座りに行こうとした瞬間、俺と同じ行動を取った人に先を越された。
これで4人テーブルにいるのは、2人になった。
その二人は、それぞれ知り合いではないようで、対角線上に目を合わせず座り、携帯見てる。

まだ、座りに行けそうだが、この状況では、先着者の隣に座らなくてはならないため、
やはり一声かけなくてはならないだろう。
どちらも変な人ではないようで、問題なく着席できる気がした。

しかし、足が出なかった。
公演開始まで、まだ一時間半以上はある。手持ちぶさただ。
そのまま、30秒ほどぼーとしていた。やはり、カフェにいた全員が
俺をそれとなく意識して、異端者としてみてる気がしてきた。
いたたまれなくなった。

俺は足を踏み出した。

「すみません、ここ空いてますか?」

とは、聞かずに、下りエスカレーターに足を踏み入れ、
ドンキから出て、帰りの電車へと向かった。
公演をモニター観戦するのは中止だ。一時間以上ここにいるのはむりだ。

出ていくときに、下りエスカレーター横にあるBメンと写れるプリクラがあって
そこにプリントされていた推しの顔が見えて、目が合ったような気がした。
泣きそうになった。

去り際まで、頭では全く気にされてないと理解してるはずなのに、
カフェにいた人達が俺にどんな視線を向けていたのか知るのが怖くて、
振り向くことはできなかった。


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