10/08/10 15:19:34
>>749
全くの初学者が、C++で3Dアクションゲームを書く上で最低限必要な知識に関して、いちいち懇切丁寧に説明されているから。
逆に言うと、特定のプラットフォームに依存するような事はほぼ書いてないし、例えば、DirectXとかシェーダの使い方は全く無い。
自習の教材は、倉庫番(2D)、ボンバーマン(2D)、バーチャロン(3D)のモドキみたいなゲームを作る事。
開発環境はVC++だが、絵や音は、作者がまとめたグラフィックライブラリ上で処理することになる。
要するに、山登りに興味を持った人が、著者の流儀にならって、まず自宅や近所の低い山で出来る範囲の基礎訓練をする本。
だから、既に特定の山にアタックしている人からは、実践的な価値はないとして評判が悪い。
ただ、出版時から繰り返し言われてる、独自ライブラリ云々に関しては、結局はDirectXとかだってMS独自なわけで。
DX学ぶのに労力使って、ゲーム開発自体に挫折するくらいなら、C++でロジック書く部分だけでも学べたほうが良い、というのが著者のスタンスなわけだろ。
一方、751みたいな意見は、少しは名が知れた登山家が、登山初心者向けに何か本を出したとして、
「俺は、チョモランマでも通じる普遍的で高度な登山テクニックが読みたかったのに、著者の流儀で基本的なことしか書いてねえじゃねえか!」
とか文句を言うのと同じレベルなわけで、それは、もともとそういう奴はターゲットにしてねえというだけの話だな。
>>752
それの1版持ってるし、2版も立ち読みしたことあるけど、一言で言えば、不親切なひらしょー本。
Javaに関する知識は、あって当然という前提で殆ど説明は無く、作者が設計したフレームワークを参考に、2Dゲームの作成を自習する。
出来上がるゲームは、1980年代後半ころの解説本に出てたような、ちょっと寂しい見た目だったりする。
アルゴリズムという名称から、各種のゲームに使われる数式とか技法を、Javaで実装した事例がいろいろ載ってると思ってるなら心配無用。
教材のサンプルゲームに必要な事以外は、全く載ってない。つまり、そういうレベルの本だ。
批判ばかりだが、最後の方に、簡単な通信すごろくゲームのサンプルが載ってるから、最終的にそういうのやりたい人にはいいかもしれない。