11/09/05 01:10:59.18 zHlkyXJD0
在特会が生まれたのは、この時期だ。小泉時代に目覚め、受け皿を失った保守無党派層
の先端部分なのか。政権交代が、危機感に拍車をかける。時代の気分にも根を張る。
「スパイの子供」。彼らは、朝鮮学校前でこう騒いだ。拉致問題を背景に、朝鮮学校を
高校無償化の対象から外すことを検討する政府の発想と重なる。経済規模で日本と
並んだ中国への警戒感も働く。「このままではのみ込まれ、日本はチベットのようになる」。
外国人参政権反対デモに参加した2女の父親という国立大の男性職員(45)は語った。
社会の流動化や閉塞感、国際環境の変化に対する危機感…。先の見えない日本への不安に、
運動が油を注いで、極端な敵意を膨らます。東西統一直後のドイツで、若者に
「外国人は出て行け」と突き飛ばされた経験のある大阪大大学院の木戸衛一准教授は
「在特会は、人種差別的な憎悪犯罪をあおっている」と見る。「人種差別撤廃条約を批准し
ながら、日本は差別を禁じる国内法の整備を留保してきた。ドイツ刑法の『民衆扇動罪』
のような歯止めが必要だ」と指摘する。
(この連載は西本秀が担当しました)(抜粋)
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