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恒寿と良成の父光翁が語る二人の幼少時!!
大菩薩峠は、中里介山の長編小説でも知られた聖域です。私は、その山峡で自炊
し、二人の幼児を育てながら、断崖絶壁の山地を診療し、諸領域に亘り、フィール
ドワーク、文献渉猟、思索、著作をしたのです。理論だけでなく、実質的に大菩薩
嶺・菩薩道を超越するために、生命をかけた修練、実践を展開したのです。私が他
界した場合、妻子が路頭に迷わないように、愛妻を美容学校に通わせました。その
ために寡夫の状態になりました。