10/11/12 00:25:12
米国で8日(米国時間)、『Windows Phone 7』搭載携帯が発売された。
すでに激しい競争が行なわれている市場に参入した割には、かなり良いスタートだったとも言えるが、一部のジャーナリストはそうは思っていないようだ。
『TheStreet.com』のScott Moritz氏は、市場調査におけるある情報源が、米Microsoft社が8日に出荷したWindows 7携帯は
「たったの4万台だった」と主張した件について言及した。
「この貧弱な販売数には、Windows 7携帯を無料で配布されるMicrosoft社の従業員8万9000人は含まれていない」とMoritz氏は皮肉っている。
CNETも、米AT&T社サンフランシスコ店舗での観察では、昼までに20台以下しか売れていないとして、見通しは悪いと述べている。
しかし、事態はもう少し長期的な目で見る必要がある。
米Google社は毎日20万台以上の『Android』電話を出荷していると主張し、米Apple社は毎日27万台の『iPhone』を販売していると述べている。
だが、これらの数字をWindows Phone 7の初日の販売予測と比較するのは不適切だろう。
Androidは発売から2年、iPhoneは3年がたっており、どちらのプラットフォームもすでにクリティカル・マスに達している。
それに対してWindows 7はまだ2日間しか経っていないのだ。
週末での発売数を比較する方が、より正当と言えるだろう。アナリストの推定によると、初代iPhoneは、最初に発売した週末に25万台を出荷したという。
この数字はかなりの数に思えるだろうが、この頃はまだ、iPhoneのような製品は市場に出回っていなかった。
一方、最初のAndroid搭載電話(『T-Mobile G1』)の確実な販売数はわからなかったが、より人気の高いスマートフォン『Droid』が発売された時の
週末の出荷数は10万台と推定されている。
これは週末全体の数字で、1日の数字ではない。
Windows Phone 7が2日目にさらに4万台を出荷した場合、販売数はDroidとほぼ同程度になるはずだ。
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