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米Adobe Systemsが米Microsoftの買収ターゲットになっているかもしれないとの憶測をかきたてる報道が流れ、
10月7日、Adobeの株価が急騰した。
Adobe株はNASDAQ市場の日中の取引で17%値を上げ、一時は30ドルに達し、11.5%高の28.69ドルで引けた。
Microsoft株は0.4%高の24.53ドルとなった。
New York Times(NYT)によると、Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは「最近」、Adobeのシャンタヌ・ナラヤン
CEOとAdobeのサンフランシスコオフィスで密会したという。
両氏は携帯電話におけるAppleの優位について話し、MicrosoftによるAdobe買収も含めて複数の対抗策について
検討したと、NYTはこの話し合いにかかわった従業員やコンサルタントの話として伝えている。
AdobeとMicrosoftはコメントを控えた。
Adobeを買収するとしたら、買収額は同社の現在の市場価値に基づくと150億ドルを超える可能性がある。Microsoft
には、多数のWebサイトで動画やグラフィックスに利用されているAdobeのFlash Playerを手に入れることで、
ネットメディアとモバイルプラットフォームでのシェア拡大を目指す一大攻勢となるだろう。
またこれは、Microsoftの宿敵であるAppleに対抗する同盟という意味も持ち得る。AppleはiPhoneやiPadでFlashアプリを
認めない方針で、その点をめぐってAdobeと対立している。
買収について、「確かに可能性はある」とMorningstarのアナリスト、トアン・トラン氏は語る。「『敵の敵は友』というケースかも
しれない。MicrosoftとAdobeにはAppleという共通の敵がいる。MicrosoftがFlashを手にすれば、Appleに対抗する興味深い
武器となるかもしれない」
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