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先月、数百人のMicrosoft社員が空想を実行に移し、レドモンド本社でAppleのiPhoneの模擬葬儀を執り行った。
マイケル・ジャクソンの「スリラー」も踊ったこの奇妙なイベントは、Windows Phone 7の完成を記念して行われたもので、
Microsoftが競争の激しい携帯電話市場で復活したいとどれほど強く思っているのかを示している。
Windows Phone 7は10月11日に発表され、11月に搭載機が店頭に並ぶ見込みだ。同ソフトは、わずか数年で市場での
強力なポジションを台無しにしたMicrosoftが、AppleやGoogleのAndroidに追いつく最後のチャンスだと一部のアナリストは
指摘している。
SamsungやHTCなどのスマートフォンメーカーが年末商戦向けに同ソフトを搭載した端末を投入する。
それらの端末が、iPhoneを時代遅れにしてしまえるほど優れたものなのかは疑問だ。
「(Windows Phone 7)携帯は、既に市場に出回っているものとまったく同じ機能しかないものであってはいけない」とMicrosoft株を
保有するAlpine Mutual Fundsのアナリスト、ブライアン・キーン氏は語る。「現時点では、Windowsプラットフォームとスムーズに
連係するかもしれないということを除いて、Windows(Phone)7がほかの製品よりも優れているようには見えない」
スティーブ・バルマーCEOが認めたとおり、MicrosoftはWindows Mobileで「1世代遅れた」。同ソフトが苦戦している間に、iPhoneと
Androidは素晴らしいタッチスクリーンと多数の新しいアプリで追い抜いていった。
Microsoftが携帯電話市場から消えたこと、AppleのiPadのようなタブレットデバイス登場への対応が遅れたことが、同社の株価を
押し下げる要因になったと考えられている。同社の株価は今年に入って20%下落した。
投資家は、Microsoftの前回の新しい携帯電話への取り組みを好感しなかった。「KIN」というこの携帯電話は発売から3カ月足らずで
販売中止になった。