10/09/21 21:21:14 BE:1730930047-2BP(333)
もうすぐ、Windows XPを新しいコンピュータのオプションとして目にすることはなくなるだろう。その後、XPは特注アイテムと
しても手に入らなくなる。3年半もすれば、XPのサポートはすべて終了する。そのときまでには、Windowsを使っている人は皆、
おそらくWindows 7かその次のバージョンに移行しているだろう。
とはいうものの、もちろん、そうはならないだろう。XPを取り除くには、こうしたデッドラインに基づいた決定だけでは足りない。
人々をXPから真に引き離すには、駆除できないウイルスのような、破壊的なものが必要になるだろう。
XPの問題の一端は、同OSがMicrosoftの中でもずば抜けて成功したOSだという点にある。長い間出回っていて、ユーザーが
使い慣れているというのが理由の1つだ。さらに、新バージョンのOSが出ているにもかかわらず、XP搭載機はまだ販売されている。
ユーザーはXPに非常に慣れている。XPは彼らが知っているものであり、彼らのPCを走らせているものだ。
そしてもちろん、XP離れをさらに困難にしているのは、企業が社内で使うために開発した、XPで動く多数のアプリケーションだ。
こうしたアプリケーションの中には業務に不可欠なものもあり、多くはWindows 7を念頭において作られていない。必要に迫られない
限り、企業がこれらのアプリケーションを慌てて書き直すことはない。Windows 7にはXPアプリケーションが動作する互換モードが
あるが、常にうまくいくわけではない。企業もそれを知っている。
だが、いずれはその選択も変わらなければならない。多くの企業の希望に反して、彼らのコンピュータはいずれ維持コストが高く
付くようになる。マシンが壊れたときにはパーツが入手困難か高額になっているだろうし、消費電力を考えたら買い換えの方が
経済的に魅力的になる。いつかの時点では新しいマシンを買う必要が出てくるし、そのときにはXPは選択肢にならない。
どういうやり方をするにせよ、今こそ変化の時だ。もしも手持ちのマシンが、引退させるには新しすぎて、Windows 7が動かないと
いう場合は、Linuxをインストールすることだ。そういうマシンではLinuxのほうがスムーズに動く。
URLリンク(www.itmedia.co.jp)