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Microsoftの次期ブラウザ「Internet Explorer(IE)9」はHTML5対応が大きな特徴となっているが、新たな
セキュリティ機能も備えていると、Microsoftが明らかにした。
IE9では新しいダウンロードマネージャが搭載され、ダウンロードの進捗確認やキャンセルなどが簡単に
なるほか、マルウェアフィルター「SmartScreen」にダウンロードレピュテーション技術が組み込まれる。
この技術は、ダウンロードしようとするファイルのレピュテーション(評判)データに基づいて、ファイルの
安全性を判定する。よく知られている一般的なファイルには不要な警告を出さず、リスクが高いファイル
にはより厳しい警告を発するという。
現状では、一般的なプログラムであれマルウェアであれ、ファイルをダウンロードしようとするたびに警告が
表示されるため、ユーザーは警告を無視するようになってしまいがちだ。IE9ではダウンロードレピュテーション
技術を使って、「ユーザーが安全性を判断する手助けをする」という。9月15日にリリースされたIE9β版では
まだこの技術は利用できないが、Microsoftは近いうちに有効化するとしている。
またIE9には「Add-on Performance Adviser」も加わった。アドオンがブラウザセッションを低速化させている
場合、それをユーザーに通知する機能だ。ユーザーは通知を参考に、アドオンを使うか無効化するかを
決められる。
1つのタブがハングアップしてもブラウザ全体がクラッシュしないようにする対策や、IE9の機能をサポートする
新しいグループポリシー設定も盛り込まれた。
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