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プロシューマーを中心に、SOHO、中小企業までをターゲットとしたストレージ製品シリーズ、「Drobo」の日本における
本格展開が始まった。
Droboは、個人や小規模組織向けの小型ディスクアレイ装置。USBやeSATA、FireWireによる直接接続が基本だが、
AFP/CIFSによるNAS機能やiSCSI接続機能を備えた上位機種も用意されている。
Droboでは、RAIDに似た技術を使い、複数のディスクドライブでデータを保護しながら保存できる。いずれかのドライブが
壊れてもデータは失われることなく、アクセスできる。これだけなら普通のRAIDディスクアレイ装置と変わらないが、Drobo
にはいくつかの「常識破りポイント」がある。
常識破りポイントその1は、ハードディスクドライブなしで売られていること。別売りというのでもない。データロボティクスは
ドライブを売らない。秋葉原でもインターネットでも、ユーザー自身が好きなSATAドライブを買ってきてくださいというスタンスだ。
ドライブの組み込みはだれでもできる。裸のドライブをスロットに差し込むだけでいい。
常識破りポイントその2は、いろいろなサイズのドライブを組み合わせて使っても、容量の無駄が少ないこと。RAID の
データ保護の仕組みは、同じ容量のドライブでそろえることが基本になっている。Droboの場合は、組み込まれたドライブの
いずれか1基を、より大きな容量のものに差し替えるだけで、全体的な容量を増やすことができる。
常識破りポイントその3は、ポイント2を含め、設定作業や適切な構成に関する考慮を、ユーザーがほとんどしなくていいと
いう点にある。既存のドライブ群に、新たにドライブを追加すると、通常はRAIDを再構成し、データ領域を拡張する作業が
必要になる。しかしDroboでは自動的に領域拡張が行われる。
Droboは、すでに一部の業者経由で売られていたが、今年7月には日本オフィスが設立され、製品管理画面の日本語化も
完了。オンラインショップからIT製品流通、中小企業向けSI業者まで、販売体制を拡充している。国内では当面、5機種のうち
「Drobo」「Drobo FS」「DroboPro」に力を入れていくという。
URLリンク(www.atmarkit.co.jp)