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米国Microsoftは、同社の企業向けクラウド・サービスがここ数週間に少なくとも3回停止したことを受け、顧客に謝罪した。
「われわれは高品質のサービス提供を目指しているが、この数週間、この目標を達成できていない」と、Microsoftの
モーガン・コール氏は同社のブログで述べた。同氏は、自分はMicrosoftの「Business Productivity Online Suite」の
顧客に優れたエクスペリエンスを保証する責任者の立場にあると説明している。「私はここで、これらの問題でご迷惑を
かけたことについて顧客の皆さんに謝罪を述べたい」。
コール氏は、最近3回発生したBPOSサービスのアクセス障害に言及した。8月23日、ネットワーク・インフラのアップグレードに
伴い、「予想外の問題が起こり、一部のサービスのアクセスに影響した」と、同氏は述べた。Microsoftの北米施設で運用されて
いるBPOSサービスの顧客は、約2時間にわたって同サービスにアクセスできなくなった可能性がある。
エンジニアがこの問題に対処したが、別の問題から9月3日と7日にも障害が発生した。この両日には、顧客によるサインインと
管理ポータルの利用に支障が生じた可能性がある。特に7日には、比較的短時間ではあったが、「広範な顧客に影響があった」
と、コール氏は述べている。
コール氏のブログ記事を受け、英国Peak Support Servicesの技術スペシャリスト、ガイ・グレゴリーと名乗るコメント投稿者は、
「2時間の停止により、同サービスの8月のアップタイムは99.7%にとどまり、保証されている99.9%に届かなかった」と指摘した。
Microsoftは、アップタイムが99.9%を下回った場合、顧客に所定の金額を返金することになっている。
MicrosoftのHotmailでも9月2日、ユーザーがメールボックスにログインできないという問題が発生している。コール氏はブログで、
BPOSに影響した問題は、Microsoftの他のサービスには影響しなかったと説明した。
Microsoftは、Googleなど一部のライバル企業よりも企業顧客へのサービス提供体制が整っているとして自社の差別化を図って
いる。しかし、Googleの企業向けサービスの顧客と同様に、BPOSの顧客も、サービス停止中の情報不足に不満を訴えている。
URLリンク(www.computerworld.jp)