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MPEG LAが無料ネット動画配信に対してH.264技術のライセンス料を恒久的に無料にすると発表したが、
Mozillaのエンジニアリング副社長マイク・シェイバー氏はこの決定の重要性に疑問を投げかけている。
シェイバー氏は「MPEG LAはもともと2015年まで無料動画のライセンス料を免除する予定だったため、
それまでは現状と何も変わらない」と指摘、また後継規格であるH.265の標準化が進められていること、
Googleが提唱するフリーのWeb動画コーデックWebMなどの台頭から、「4年後にH.264がまだ重要性な
規格かどうか分からない」としている。
今回の無料化決定は、ネット上での無料動画配信に関するもので、有料動画やコーデック開発は
対象外となる。Mozillaは以前から、ライセンス料の支払いが必要になるという理由と、「特許で保護された
フォーマットに依存すれば自由なソフトウェア開発が制限される」との理由から、FirefoxでH.264に対応
していない。FirefoxはGoogleのオープンフォーマットWebMを支持している。WebMはMozillaのほか
Opera、Adobe、Skypeなども支持しており、MPEG LAがH.264ライセンスの一部無償化に踏み切ったのは
WebM対抗策ではないかとの見方もある。
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