11/11/27 01:25:25.72 xXm/WI1d0
QB 「いや―そう言えば…資質を持った少女がいなくなった…ように思える…」
ほむら「どう…いうこと?」
QB 「違う…逆だね。鹿目まどかのように、今まで資質があったはずなのに、それが
消えてしまっていたのか…!」
アビ 「そうですか。…何がどうなったにせよ、もうあなたにはまどかさんを
狙う理由はなくなりましたね」
QB 「残念だけど、そのようだね。―はぁ、勿体ないことをしてくれたもんだよ」
QB 「新しい魔法少女探しも、難航を極めそうだ…仕方ない、もうこの街にいる理由はないね」スッ
まどか「…どうしたの?QB、なんて言ってるの?」
ほむら「…」
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:27:45.79 xXm/WI1d0
―――数日後―――
マミ 「ついに…ワルプルギスの夜が現れるのね…」
ほむら「ええ…作戦は忘れてませんね?」
杏子 「出現地点を一点に絞っちまって、大丈夫なんだよな?」
ほむら「第二候補はそれほど離れてない…それよりも、ここまで整った戦力を分散させたくないの」
アビ 「それが正解でしょう。相手が強力であればあるほど、戦力は集中させなくては」
ほむら「最大のダメージ期待リソースはマミさんの攻撃…私は奴の注意をそらしながら
最大殺傷範囲<キルゾーン>に奴を誘導する」
杏子 「あたしは使い魔の掃討と、マミの攻撃が深部まで届くように、奴の身体に
風穴を空けてやることだな」
まどか「ほむらちゃん…きっと、きっと勝てるよね…」
ほむら「ええ…もうまどかが契約する心配もないのだし―何の不安もない…!」
ほむら「私の繰り返す1ヶ月を、これで最後にする!」
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:29:20.87 gAqk8CiE0
ざまぁないぜ
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:29:48.28 xXm/WI1d0
まどか「ほむらちゃん…マミさんも、杏子ちゃんも…」
まどか「刺し違えようなんて思わないで!絶対!絶対帰ってきて!」
マミ 「ええ。約束するわ」
杏子 「いらねー心配だな!あたしに任せとけ!」
D・S「超絶美形主人公様に不可能はねェ!」
アビ 「D・S…精霊との契約は―」
D・S「…」
ほむら「それでもいいわ。D・Sには私たちを援護してもらうから」
D・S「ちっ、俺様が後方支援たーな…!」
ほむら「油断しないで。使い魔も、かなり手ごわいから。杏子と協働してちょうだい」
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:32:03.72 xXm/WI1d0
ビュオオオオオオオオオオオオオ
マミ 「…来る!」
⑤
杏子 「今更ながら武者震いがしてきたぜ…!」チャッ
④
D・S「ヨーコさんには指一本触れさせやしねー!」
②
ほむら「まどか!下がってて!」
①
『キャッハッハハハハハハハッハハハハハッハハハッハハハハハハハ!!』
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:33:42.09 xXm/WI1d0
マミ 「これが…ワルプルギスの夜―!!」
アビ 「これは凄い…これが、今までに見てきた『魔女』と同類だというのですか―?」
D・S「何かがビリビリくるぜ。かなりの年月を経て、もう別モンに進化してやがる感じだな」
アビ 「同感です。もはや魔女というより邪神―暗黒神に近い存在になっていると言えますね」
D・S「背負ってやがるのは、結界か…?」
杏子 「見とれてる暇はねーぞ、作戦通りいくぜ!」
ほむら(今度、こそ―!!!)
『キャッハッハハハハハハハッハハハハハッハハハッハハハハハハハ!!』
杏子 「うおおぉぉぉおおおおお!」ダンッ
マミ 「初撃必殺…特大のをお見舞いしてやるわよ…!」キュイイイィィィイイイン
巨大な大砲に魔力を溜め始めたマミを残し、杏子とほむらは散開した。
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:35:11.91 xXm/WI1d0
使い魔『キャッキャッ!』
杏子 「おらおらあ!」バシュッ!
ドコオオオオオオオオオオオオ!!
突然ワルプルギスの夜の巨体が爆炎に包まれる。
杏子 「うお!…ほむらか!」
ほむら「よそ見しないで!この程度じゃ、奴はダメージを受けない!」
『キャッハッハハハハハハハッハハハハハッハハハッハハハハハハハ!!』
ワルプルギスの夜から、黒い触手のようなものが数本伸び、杏子とほむらを掠める。
杏子 「うぉっと!」
ほむら「くっ!」
使い魔×4『キャッキャッ!』
2人を掠めた触手は突如分裂し、影のような使い魔に変化した。
杏子 「なにっ!」
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:35:21.56 gAqk8CiE0
しえん
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:37:39.52 xXm/WI1d0
D・S「鋼 雷 破 弾 <アンセム>!!!」
使い魔『クキャッ!』
杏子に背後から襲いかかった使い魔を、D・Sが放った光弾が弾く。
杏子 「しゃああぁぁぁああっ!」バシュッ!
使い魔『ウビャアアアア…』
杏子 (あぶねーとこだった…!)
マミ 「はああぁぁぁあぁぁぁぁあああ…」ゴゴゴゴゴ
ほむら(マミさんの充填が完了する…!)
フッ
杏子 「消えた?」
ズアッ!!
杏子 「なんだありゃ!?」
川の中から、巨大なトラックのような車輌が出現した。
コンテナの代わりに、筒のようなものが6本載っている。
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:40:02.70 xXm/WI1d0
ほむら「全弾発射…!」バシュンバシュンバシュンバシュンバシュンバシュン
『キャッハッハハハハハハハッハハハハハッハハハッハハハハハハハ!!』
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
杏子 「予定通りか…!こっちに来やがれ!」
杏子は手にした槍に一度に魔力を送り込み、巨大化させた。
対艦ミサイルに圧されたワルプルギスの夜が前方を横切る瞬間、腹部を貫いて空中に縫い止める。
そこは魔力の充填を終えたマミの真正面だった。
『キャッハッハハハハハハハッハハハハハッハハハッハハハハハハハ!!』
ほむら「マミさん…今よ!」
マミ 「アルティマ―ティロ―フィナーレ!!!!!」
マミが構えた大砲から、光り輝く巨大な魔力の砲弾が射出された。
砲弾の凄まじい光量に、杏子とほむらは思わず目を背ける。
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:43:13.63 gAqk8CiE0
しえん
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:43:30.99 xXm/WI1d0
ドオオオオオオオオオオオオン!!
ワルプルギスの夜に着弾した魔力の砲弾は、魔女の巨体を覆い尽くす爆発を引き起こした。
ほむら「完璧…全て計算通り!」
杏子 「うぉ…マミの奴、あんなおっそろしー技持ってやがったのか…!」
シュウウウウウウウウウウウ
杏子 「やった…か?」
ほむら「考えうる最大の火力を、一度にぶつけたのよ…これで倒せないはずが…」
『キャッハッハハハハハハハッハハハハハッハハハッハハハハハハハ!!』
ほむら「―そん、な…!」
杏子 「いや、よく見ろ!効いてるぞ!」
ほむらが幾度も目にしたように、ワルプルギスの夜はそこに依然として浮遊している。
しかし、逆さになった人型の部分の片腕が失われていた。
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:46:02.97 xXm/WI1d0
ほむら「ダメージは…通っている―!」
杏子 「そうだ!諦めるな!」
『キャッハッハハハハハハハッハハハハハッハハハッハハハハハハハ!!』
ワルプルギスの夜の失われた片腕の部分から、黒い触手が複数本凄まじいスピードで伸び、2人を薙ぎ払った。
ほむら「きゃぁあっ!」
杏子 「ぐあああぁぁぁあっ!」
D・S「くそっ!ヨーコさん!!」
D・S「ディ・ヴ・ムー・ステイン!!!」
アビ 「D・S!?」
D・S「大地と大気の精霊よ!古の契約に基づき―!!」プシュルルルル
D・S「くそっ!まだ精霊との契約は成立してなかったか!」
D・S「魔力は有り余ってるってのに…!」
D・S「いや―違うな」
D・S「この…感覚は…!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:48:12.03 xXm/WI1d0
使い魔×3『キャッキャッキャッ!!!!!』ブワッ
棒立ちのD・Sを、影のような3体の使い魔が襲った。
アビ 「っ!危ないD・S!!」
D・S「い き な り 爆 霊 地 獄 <ベノン>!!!!」ウォゴッ!!
使い魔1『あべし!』
使い魔2『ひでぶ!』
使い魔3『たわば!』
D・Sの掌から突如放たれた毒々しい光を浴びた3体の使い魔は、内側から弾けるように爆散した。
アビ 「なっ!?」
D・S「クックックックッ…そういうことかよ…」
アビ 「…!」ゾクッ
D・S「おい処女どもお!!」
D・S「今から俺様が超特大の呪文をぶちかましてやるから、時間を稼ぎやがれ!!!」
杏子 「くっ…あたしらもそろそろ限界だ、信じてやる!」
ほむら「―!」
マミ 「いくわよ!」
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:49:07.76 gAqk8CiE0
しえん
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:50:13.17 xXm/WI1d0
D・S「暗黒よオオオオオオオオオ!!」
D・S「闇よオオオオオオオオオオオ!!」
D・S「負界の混沌より禁断の黒炎を呼び覚ませェェェェェェェェェ!!!」
ズズズズズズズズズズズ
D・S「クックックッ…手応えありだぜえ…」
アビ 「!?これは?この世界では、暗黒魔術は使い物にならないはず―まさか!」
D・S「そのまさかだ!暗黒神に近い存在のアイツと、異次元と連なる結界が中継役となって」
D・S「俺様の『闇』とのリンクが一時的に復活してるのさ!」
アビ 「アンスラサクスが活性化した時と同じ―そんな、ことが…!」ビリビリビリ
D・S「今まで溜まりに溜まった俺様の ピー 、ぶちまけさせてもらうぜ!!!」ブワッ!
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:50:57.30 7+iKrXNH0
突然で申し訳ないがダーシュは下はいくつからいけるんだろう?
上はいくらでもいけるみたいだけど
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:53:25.27 gAqk8CiE0
しえん
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:53:58.95 xXm/WI1d0
『キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッハアハハハハハハハハ!!!』
D・S「パーラ・ノードイ・フォーモー・ブルール」ゴゴゴゴゴゴゴ
杏子 「おらおらどこ見てんだあああぁぁぁぁぁあああ!!」ドシュウウウ
D・S「ネーイ・ヴァセ・イーダー・イー・エイター」ドドドドドドドドド
マミ 「喰らいなさい!ティロ・フィナーレ!!!」バシュウウウウウ
D・S「ナール・アイドール・ヘイヴン・ン・ヘイル・イアイアンンマ」ザワザワザワザワザワザワザワザワ
ほむら「対戦車ミサイル、ありったけ受けてもらうわよ!!」ドンドンドンドンドンドンドン
D・S「ダイオミ!」
アビ 「限界です!みなさん、離脱してください!!」
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:54:55.55 xXm/WI1d0
D・S「ギーザ!!」
ほむら「(ゾクッ)みんな、私につかまって!」カチン
D・S「オージ!!!」
フッ
アビ 「間に合った…!―はわっ!!」
D・Sが長い詠唱を唱え終えた時、舞台装置の魔女はその巨体を上回る球形の結界に覆われた。
『キャハハ!??』
『死 黒 核 爆 烈 地 獄 <ブラゴザハース>!!!!!!!』
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/11/27 01:54:56.17 gAqk8CiE0
マジカル現代兵器支援