ほむら「消えて貰うわ」 QB「ほう?」at NEWS4VIP
ほむら「消えて貰うわ」 QB「ほう?」 - 暇つぶし2ch100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 18:50:14.47 Q/wlwGIOO


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 18:51:06.13 za59rTiF0
杏子「ふざけんなッ!それじゃあアタシたちはゾンビにされたようなもんじゃねえか!!」ガッ

QB「魔女との戦いを考えると、人間の身体は脆すぎる。ソウルジェムさえ無事なら修復できる分、便利だと思うのだがね」

マミ「キュゥべえ、あなた……!」

QB「君たちの前に事実を知った人間は決まって同じ反応をしていたよ。魂の在り処に拘る……愚かだと言うつもりはないが、生憎、私に感情はないものでね。理解はできないのだよ」

杏子「こ…の野郎……ッ!」ギリギリ

QB「それともう一つ、魔法少女について話していない事柄があるのだが…… これは然るべき時に、然るべき者の口から語られるべきであろうね」

QB「ちなみに私を殺しても無駄だよ、杏子。君以外は皆知っているとは思うが、私を殺してもすぐに次がやってくるのでね」

QB「……そろそろ暁美ほむらが戻ってくる頃合だろう。失礼するよ、魔法少女たち」

QB「いい夜を」

トコトコ

杏子「ち……っくしょう!!」ドガッ

102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 18:53:11.86 pHnbHVmt0
いい悪役だな

103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 18:54:35.53 za59rTiF0
QB(やはり、予想通りの反応だ)

QB(佐倉杏子は立ち直りが早いと見るが、他の二人…… 特に美樹さやかは、契約した事を後悔するのだろうね)

QB(マミも、友達に裏切られたと思っているだろう。ショックは大きいだろうが……支えてくれる者がいれば、彼女は強い)

QB(鹿目まどかのことだ。さやかとマミを放っておくという選択肢は持ち合わせていないだろう)

QB(あとは……暁美ほむら、だ)

104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 18:58:20.95 za59rTiF0
ほむら(美樹さやかを追わなければ。このまま魔女となる前に、私が仕留める)

ほむら(……それが、まどかを悲しませずに済む方法なのよ)

テクテクテク

QB「やあ。いい夜だね、暁美ほむら」

ほむら「インキュベーター…… 何の用かしら。今はあなたに構っている暇はないのだけれど」

QB「君とは一度二人だけで話をしてみたかったのでね。なに、時間は取らせないよ」

ほむら「……用件を言いなさい。下らない内容だったら殺すわ」

QB「やれやれ、君は恐ろしいね。さすがにあの時のように何度も殺されるのはごめんだよ」

ほむら「それで、何の用なの」

QB「せっかちだね。まあいい、単刀直入に言うよ。先程、もうすぐワルプルギスの夜が来ると杏子と話していたね」

ほむら「…ええ。それが何か?」

QB「これはあくまで私の推測に過ぎないがね。君は私と鹿目まどかとの契約を阻止し、彼女を魔法少女にさせずにワルプルギスの夜を越える事を目的としている」

QB「そして、恐らくはこの期間を何度も繰り返している……違うかね?」

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:01:55.79 za59rTiF0
ほむら「………」

QB「沈黙は肯定と受け取るよ」

ほむら「……ええ、そうよ。私はまどかを契約させないために、何度もこの一ヵ月を繰り返している」

QB「なるほど。では、やはり君はこの一ヵ月の間に起こる事を把握しているわけだね」

QB「それを前提として考えるのであれば、今までの君の行動には納得がいく」

QB「美樹さやかと契約した時も取り乱すわけだ。恐らく君の見てきた平行世界では、さやかは高い確率で魔女になったのではないかね?」

ほむら「………」

QB「やはりね」

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:03:16.35 bgD9XnyOO
前回はもう少し先で落ちたんだっけ?

107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:03:51.28 nwMVHdzH0
支援

108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:04:14.95 Y1tMSMV80
あのよわよわしいメガネっ娘ほむほむをここまで強くさせたのはQBお前なのに・・・

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:06:06.09 za59rTiF0
QB「では君は、鹿目まどかを契約させない事を第一に考えて行動している…… そう受け取って構わないのだね?」

ほむら「……ええ。私はまどかが契約しなければ、他はどうなっても構わない」

QB「それは、例えマミや美樹さやかが死ぬ事になってもかい?」

ほむら「………」

QB「何度も言うが、答えないのであれば肯定とみなすよ。時間が惜しいのであれば返事をしたまえ」

ほむら「…そうよ。私はまどかさえ無事なら、他の誰がどうなろうと知った事ではないわ」

QB「ほう。つまり君は、今まさに魔女になろうとしている美樹さやかの事など、どうでもいいと言うのだね」

ほむら「ええ」

QB「……嘘だね」

ほむら「!?」

110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:06:43.49 MYLAdxtJ0
なんかQBが名探偵にみえてきた

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:07:19.53 /mJrZb+80
QB「真実はいつもひとつ。そうだろう?」

112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:10:26.46 za59rTiF0
QB「それは君の本心ではないだろう、暁美ほむら」

ほむら「何を……」

QB「まどか以外はどうでもいいというのなら、君の今までの行動に矛盾が生じる」

ほむら「何を言ってるの……」

QB「何故、マミを助ける事を私に懇願した?あの時点では、君はマミの信用を得ていなかっただろう?」

ほむら「……巴マミが魔女にやられたら、同行していたまどかに危険が及んでいたからよ」

QB「ほう、では次だ。何故、美樹さやかまで契約させまいとしたんだね?それこそどうだっていい事柄だろう?」

ほむら「……美樹さやかが契約した場合、毎回絶望しては魔女となってまどかを悲しませるからよ。美樹さやか本人はどうなってもいいわ」

QB「そうか。あくまで鹿目まどかが第一だと言うのだね」

ほむら「……そうよ」

QB「……嘘を吐く時は、もう少し悟られないようにしたまえよ。暁美ほむら」

113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:11:15.30 c2KmP5X50
このQBメガネかけてるよね

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:11:25.30 1GOJpc590
QB「ペロッ、これは青酸カ...リ.......」ガクッ

ほむらちゃにやにや

115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:11:56.41 pA2FYaU30
ほむほむ

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:12:42.60 MWB2TESJ0
これは支援するしかない

117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:13:05.12 A0vwC1RX0
このQBできる

118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:13:57.75 za59rTiF0
QB「感情がない私でも分かるよ。君は嘘を吐いている」

ほむら「………」

QB「マミを見殺しにするつもりであれば、そもそも追ってこなければよかった。仮にマミが死んだとして、あの場で咄嗟に契約したのはさやかの方だっただろうからね」

QB「美樹さやかがどうなってもいいと言うのなら、契約前にあれほど注意を促す必要もなかったのではないかね?」

QB「わざわざ佐倉杏子と接触したのも、彼女と美樹さやかがお互いに与えうる影響を考慮しての上での行動と取れる」

ほむら「………」

QB「それに、先程さやかにグリーフシードを渡そうとしたのは何故だい?」

QB「本気で殺すつもりなら、声をかける前にソウルジェムを撃ち抜けばいい。君の力があれば造作もないだろう?さやかを殺し、魔女にやられた事にすればいい」

QB「まどかが悲しむ事に変わりはないが…… 魔法少女の真実を知り、魔女となったさやかを見るよりは、遥かにダメージは少ないだろう」

QB「まどかの事だけを考えているというのなら、今の状況から見ればそれが最善ではないのかね?さやかを切り捨てるだけで、被害は最小限で済ませられる」

ほむら「……に……」

QB「これは私の推測に過ぎないが、言わせて貰おう」

QB「君は本当は、関わる者全てを救いたいと思っている……違うかね?」

ほむら「……ッ!! あなたに何が分かるっていうのよ!散々絶望を撒き散らしてきたあなたに!!」

119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:15:23.86 Y1tMSMV80
QBにほむほむのメガネ掛けさせてみたい

120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:16:36.17 MWB2TESJ0
すべてを救いたがるほむほむマジ天使

121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:17:46.16 za59rTiF0
ほむら「何なのよ!ならどうしろって言うのよッ!」

ほむら「私だって、最初からまどか以外を見捨てようなんて思ってなかった!好きで見殺しにしてきたわけじゃない!」

ほむら「美樹さんに魔女になって欲しくなんかなかった!巴さんだって助けたかった! でもだめなのよ!どうしても無理なのよッ!!」

ほむら「何度やっても救えない!まどかだけじゃなく、美樹さんも、巴さんも、佐倉さんも! 誰かを助けようとすれば、代わりに誰かが死んでいく!!」

ほむら「みんなに頼った事もあった!説得してみた事だってあった!だけど、その全てが失敗に終わった!」

ほむら「その度にまどかが悲しむ顔を見てきた! 私自身の手で、まどかを殺した事だってあったッ!!」

ほむら「あなたに何が分かるっていうのよ!全部、あなたのせいじゃないッ!!」

ほむら「繰り返しても繰り返しても、私が望んだ結末に手が届かない!絶望しか見出せない!他でもない、あなたのせいでッ!!」

ほむら「いくら足掻いても、誰も救えない! だったらせめて、まどかだけでも救ってみせる!そう決めたのよ!!」

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:20:31.54 MWB2TESJ0
支援

123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:22:27.20 za59rTiF0
ほむら「はあ、はあ……」

QB「なるほど。君の言い分はよく分かった」

QB「失望したよ、暁美ほむら」

ほむら「な……!?」

QB「確かに君の言う通りだ。この星に魔法少女というシステムを持ち込み、絶望を齎してきたのは…… 他でもない、この私だ」

QB「君が誰かを救おうとすればするほど事態は悪化していく。それは間違ないのだろうね」

QB「どうやっても、マミやさやかは高い確率で死んでいく。時には杏子も道連れにして……だろう?」

QB「そしてまどかが私と契約した場合、ワルプルギスの夜を倒せたとしても、最強の魔女となる結末が待っている」

QB「いやはや、これでは全員を救うなんて夢のまた夢だね」

ほむら「だから……せめてまどかだけでも……!」

QB「そうやって本当に諦めているのなら、誰も救えなくて当然だろうね」

ほむら「!!」

124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:24:42.39 e+syIjVP0
!?

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:25:57.98 za59rTiF0
QB「そうだろう?物事をどうでもいいと考えている者の言葉なんて、誰の耳にも届くわけがない」

QB「さやかにも同じ事を言われたんじゃないのかい?」

ほむら「それは……」

QB「まあ、君が体験してきた時間軸の中では、はなから聞く耳を持たない場合もあったのだろうと想像するのは容易いがね」

QB「君のさやかへの態度を見ている限りでは、彼女の言葉が原因で皆に信じて貰えず、崩壊に至ったケースもあったのではないのかね?」

ほむら「………」

QB「肯定と受け取るよ。なるほど、さやかに辛く当たるわけだ」

QB「過去に皆を破滅に追い込んだ張本人が、今まさにそれと同じ末路を辿ろうとしているのだからね」

ほむら「そうよ。きっと美樹さやかはもう、間に合わない。いつもと同じよ……この時間軸も」

QB「随分と諦めがいいのだね。この前の魔女の結界で、私に必死に呼びかけてきた人間と同一人物とは思えないよ」

126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:28:07.54 nwMVHdzH0
ほむほむ

127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:28:51.67 9UPYxOzCO
さやさや

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:29:37.93 za59rTiF0
ほむら「……あれは、気の迷いが生じただけよ。あなたに助けを請うなんて、どうかしていたわ」

QB「だが、結果的にマミは助かっただろう?それでもこの時間軸は捨て石に過ぎない、と?」

ほむら「それだけよ。美樹さやかの契約も止める事ができず、結局いつも通りだわ」

QB「ふむ、では言い方を変えようか。君が今まで経験してきた時間軸では、こうやって私と話す機会はあったのかね?」

ほむら「なかったわ。感情のないあなたに何を言っても無駄だもの」

QB「ほう。他の時間軸の私はまるで機械のような奴だったわけだね」

ほむら「それはあなたも同じ、でしょう?」

QB「否定はできない……が、君の様子を見る限りでは、今の私も十分にイレギュラーなのではないかと思えるがね」

QB「君もそう思ったから、あの時私に助けを求めてきたのだろう?」

ほむら「………」

129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:30:12.51 vqpmpmGn0
前に落ちたときどこまで読んだか忘れたから最初から読むわ

130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:30:27.55 Y1tMSMV80
まどまど

131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:32:38.81 RO/UdM8x0
これはwktk

132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:33:09.38 za59rTiF0
QB「現状、辿っている道は同じとはいえ…… 少しでも望みがあるのなら、ここから道が分かれる可能性はゼロではない」

QB「後は、君自身がその可能性に賭ける事ができるかどうかだと、私は思うがね」

QB「どういうわけだか、今の私は仕事に乗り気ではなくてね。誰かと進んで契約しようという気が起きないのだよ」

QB「これも、君にとっては想定外なのかもしれないね」

QB「だが、どうやら鹿目まどかが私を必要としているようだ。求められたとあれば、応えなければなるまい」

ほむら「……!!」

QB「さて。私は行くが…… 君はどうするかね、暁美ほむら?」

ほむら「させないわ……」ジャキン

QB「私を殺すか?今の君にできるのかね?」

ほむら「インキュベーターは何度も殺してきたわ。戦闘能力を持たないあなたたちは、銃弾一つで簡単に殺せる。私は引き金を引けばいいだけ」

ほむら「まどかの元へ行かせるわけにはいかない…… どうしても行くと言うのなら」

QB「言ったら、どうするというのだね?」

ほむら「消えて貰うわ」

QB「ほう?」

133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:34:39.76 za59rTiF0
ごめん、ご飯食べてきてもいいだろうか

10分で済ませる

134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:36:20.95 c2KmP5X50
いてら

135:いってくる
11/09/02 19:37:11.68 za59rTiF0
QB「ここで私を殺すということは、君は美樹さやかを見殺しにするつもりなのだね?」

ほむら「……なぜ、そう思うの」

QB「そうだろう?ここで私を殺せば、鹿目まどかの願いという、美樹さやかの崩壊を防ぐ唯一の手段がなくなるという事だ」

QB「そうなると、君に残った選択肢は…… 美樹さやかを見捨てるか、どうにかする方法を見つけ出すかの二択になるわけだが」

QB「これが佐倉杏子であったなら、僅かな望みに賭け、美樹さやかを救う手段を講じるところだろうね。だが生憎、君はもう諦めているんだろう?」

QB「彼女を救う手立てもないまま、唯一の方法を奪う。つまり美樹さやかを見殺しにする選択をしたと同義だ」

ほむら「………」

QB「君がまどかを契約させず、尚且つ美樹さやかも救いたいというのであれば撃てばいい。私を殺してまどかとの契約を止め、美樹さやかを救う他の方法を探せばいいだけだ」

QB「どうやら、さやかはまだ魔女になっていないようだからね。今なら間に合うかもしれないよ」

ほむら「私、は……」

QB「さて、君はどうする?僅かな望みに賭け、彼女を救うために足掻いてみるかね?」

QB「それとも無為に私を殺し、美樹さやかを見殺しにするかい?」

QB「決めるのは君だよ、暁美ほむら」

ほむら「私は……ッ!!」

136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:37:34.21 Y1tMSMV80
ほむっ!

137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:38:18.63 G001iooD0
ほむぅ…

138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:38:48.38 nwMVHdzH0
ほむほむほむらちゃ

139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:44:11.75 nwMVHdzH0
ほむう

140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:45:04.60 MWB2TESJ0
ほむほむ…

141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:45:10.78 c2KmP5X50
つぎのQBも楽しみだしなー

142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:45:15.94 eVtg7s+Q0
これQBいいやつなんじゃね?

143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:46:40.58 PFbgxY7k0
ほむほむほむ

144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:48:28.14 pA2FYaU30
ほむほむ

145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:53:23.94 eVtg7s+Q0


146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:53:42.97 A0vwC1RX0
あんあん

147:10分すぎてた…申し訳ない
11/09/02 19:54:32.74 za59rTiF0
ほむら「………」スッ 

ガチャン

QB「……やれやれ。君には本当に失望したよ、暁美ほむら」

QB「君が自分で言ったのだよ?さやかを助けたいんだろう。何をそんなに恐れる必要があるのだね?」

QB「今までの経験から、助けられる可能性は限りなくゼロに近いと思っているのだろうが…… 逆に考えれば、それは即ちゼロと同義ではないのだよ」

QB「君が自分の心に従い、僅かな望みを追い続ければ、あるいは違う結果が待っているのかもしれないのだがね」

QB「だが、君は恐れてしまった。ここで希望を持てば再び裏切られるのではないか……と」

QB「仮にもし私が君の立場なら、例え1パーセントでも望みがあるのなら、それを無駄だと切り捨てるような真似はしないと思うがね」

QB「人間の心というものは本当に複雑だね。心の奥底では助けたいと思っているのに、自らそれに蓋をしてしまうのだから」

QB「感情のない私が言うのも何だと思うが、あえて言わせて貰うとするよ」



QB「わけがわからないよ」

148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:56:51.67 RrRCIN2NO
QBうざかっけー
支援

149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:57:13.84 xSz5tXBYO
こんな義理堅い1も珍しい
支援

150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:57:57.83 nwMVHdzH0
支援

151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 19:58:24.31 za59rTiF0
ほむら「………」


ほむら(私は、一体何がしたいのかしら)

ほむら(正直な話、ワルプルギスの夜相手に私一人では敵わない。全員生存が望ましいに決まってる)

ほむら(その条件をクリアするために走り回ったこともあった)

ほむら(だけど、結果は見ての通り。今まで一度でも全員が揃う事はなかった)

ほむら(あいつの言う通り。私は恐れている)

ほむら(怖い。僅かな希望に縋り、裏切られるのが。また、失敗する事が)

ほむら(だったら、最初から諦めてしまえばいい。まどかだけを見ればいい。他の人間がどうなろうと、私は何とも思わない。何も感じない)

ほむら(……そうよ、私はそういう人間。利用価値のある物は利用し、不要な物は切り捨てる事ができる)


ほむら(それなのに、どうして……)

152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:00:06.00 1EsB0sXz0
期待して裏切られるよりマシなのです、あうあうあう~

153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:01:49.07 za59rTiF0
マミ「間一髪ってところね。大丈夫だったかしら?」

マミ「ふふ、鹿目さんと暁美さんは本当に仲がいいのね。ちょっと妬けちゃうわ」


マミ「さっきの戦い方、随分よくなってきたわよ。これなら私たちも安心して戦えるわ」

マミ「ソウルジェムが魔女を産むなら……みんな死ぬしかないじゃない!!」


マミ「鹿目さんが死んでしまった今だからこそ、私が戦うの。可愛い後輩がいる街だもの、好き勝手やられたままじゃ済ませないわ」

マミ「それじゃあ行ってくるわね、暁美さん。 ……次の私に、よろしくね」



ほむら(死なせはしない。彼女たちには利用価値があるから)

154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:03:57.16 pA2FYaU30
ほむ…

155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:05:17.46 za59rTiF0
杏子「へえ、アンタが暁美ほむらか。何かトロそうだなぁ…… ま、精々よろしくね」

杏子「あたしは自分でこの道を選んだんだ。後悔なんてあるわけない」


杏子「協力ねえ…… あたしは別に構わないけどさ、あの女が黙っちゃいないんじゃないかい?」

杏子「さやかっ!てめえ、さやかに何しやがったんだ!」


杏子「誰かと共闘するっていうのも、たまには悪くはないもんだね。何ていうか……仲間、みたいでさ」

杏子「食うかい?」



ほむら(……本当に?本当にそれだけなの?)

156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:08:01.37 13ADE2Po0
あんあん!

157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:09:33.71 za59rTiF0
さやか「転ー校ー生っ!学校にはもう慣れた? まどかと仲良しなのはいいけどさ、他にも友達作らないとだめだよー?」

さやか「というわけで、あたしが転校生の友達第二号になってあげる!何かあったら気軽に声かけてね!」


さやか「おっ、新入り? あたしは美樹さやかだよ。よろしく!」

さやか「ほむら、大丈夫!? あんた身体弱いんだから下がってなよ! 後はあたしが何とかするからさ!」


さやか「今頃になって気付いたんだ。あの時ほむらが言ってた事は正しかったんだって」

さやか「はは…、あたしってほんと馬鹿。そのせいでほむらにはいつも迷惑かけてたよね。ほんと、ごめんね……」



ほむら(ずっと彼女たちを見てきて…… 私は何とも思わなかった?)

158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:10:44.49 13ADE2Po0
さやさや

159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:10:52.20 QcdpKSqk0
ほむほむ…

160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:13:18.24 za59rTiF0
ほむら(………)

ほむら(……ああ、なんだ、そうか)

ほむら(私の心の中には、まどかだけじゃない。巴マミも美樹さやかも、佐倉杏子だっていたんだ)

ほむら(みんなを助けたい。さっき、自分でそう言ったじゃない)

ほむら(ワルプルギスの夜を倒すための戦力としてだけではなく…… 大切な、『友達』として)


ほむら(だから、怖かった。友達を失うのが怖い。失って、"自分が"傷付くのが怖かったんだ)

ほむら(だったら、最初から何も感じなければいい。私はまどか以外、何も必要としていない)

ほむら(……そう、自分に言い聞かせていたのね)

ほむら(……なんて。 なんて……)


ほむら「……く、くく。く、ふ…ふふ……」

ほむら「ふ……はは…… あは…、は、はははははっ!!」

ほむら「あははははははははははははははははっ!!!!」

161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:13:29.67 9UPYxOzCO
さやさや…

162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:14:23.84 pA2FYaU30
ほむほむ

163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:15:13.67 xSz5tXBYO
ほむほむ壊れた

164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:16:03.46 nwMVHdzH0
支援

165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:16:50.49 za59rTiF0
ほむら(なんて、滑稽だったのかしらね。キュゥべえに散々言われるのも無理はないわ)

ほむら(何を恐れていたんだろう、私は)

ほむら(傷付くのを恐れて何もしないなんて…… 下らないわね)

ほむら(まどかを救う。例えどれほど傷付いても、何度繰り返す事になっても。最初にそう決めたじゃない)

ほむら(あの約束に、おまけが三人加わるだけ。それがそんなに難しい事だったかしらね?)

ほむら(何度も繰り返しているうちに、戦う事に疲れ、初心を忘れるなんて。まったく、どうかしていたわね)


ほむら(幸いにも今回、巴マミは助かった。だったら、次は美樹さやかを助ければいいだけのこと)

ほむら(そう。ただそれだけのこと)


ほむら(失敗するのは怖い。また誰かを失うのは、もっと怖い)

ほむら(でも…… それでも……ッ!!)

166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:19:14.64 ug9yz7vt0
ほむらちゃほむほむ

167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:21:02.33 pA2FYaU30
ほむほむほむほむほむほむ

168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:21:24.24 za59rTiF0
公園

まどか「いいよ…… さやかちゃんのためなら私、魔法少女になる……!」

QB(結局。暁美ほむらは来ない、か)

QB「そうか。その気持ちに偽りはないのだね?」

まどか「うん。だからお願い、キュゥべえ。さやかちゃんを……!」

QB「……私の買い被り過ぎだった、という事なのだろうね」

まどか「え?」

QB「いや、こちらの話だよ。 ……了解した、鹿目まどか。君の願いはエントロピーを凌駕するだろう」

ダッダッダッ

QB「契約は」

ダッダッダッ ダンッ!!

QB「成り

パァン

169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:22:45.29 13ADE2Po0
ほむほむほむほむほむほむほむ

170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:25:37.10 pA2FYaU30
ほむほむほむほむほむほむほむほむ

171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:25:57.87 za59rTiF0
QB「」

ドサッ

まどか「ほ、ほむらちゃん、どうして……!?」

ほむら「はあ、はあ…… 間に、合った……?」ゼエゼエ

バタッ

まどか「ほむらちゃん!?しっかりして!」ダッ

ほむら「まど、か……よく…聞いて……」

ほむら「美樹さやかは、手遅れ、じゃない…… まだ…間に合うかもしれない……」

まどか「!! ほんと!?本当なの!?」

ほむら「うまくいくかは…分からない…… だけど、可能性はゼロじゃない……」

ほむら「でも、私ではだめ……私の声だけでは足りないの…… 彼女の心に届けるには、あなたの声が必要なのよ……」

ほむら「今更になってこんな事を言っても…信じて貰えないかもしれないけど…… 私は、さやかを助けたい……!」

まどか「ほむらちゃん……!」

ほむら「お願いまどか…力を貸して……!」

172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:26:24.72 /3kc18VR0
ほむほむほむほむほむほむほむほむほむ

173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:27:52.66 pA2FYaU30
ほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむ

174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:29:53.00 za59rTiF0
まどか「ほむらちゃん…… 私、協力するよ!何だってする!」

ほむら「ありがとう、まどか……」ゼーハー

ほむら「急いで、美樹さやかを、捜し…… くっ」フラッ

まどか「だ、だめだよほむらちゃん!まだ横になってないと!」

ほむら「でも…!時間が……!」


マミ「だったら、私が捜しに行くわよ?」


まどか「マミさん!」

ほむら「巴、マミ……?」

マミ「キュゥべえから連絡があったのよ。もし暁美さんが我武者羅に動くようなことがあれば、何か力になってって」

ほむら「あいつ…が……?」

175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:31:01.42 13ADE2Po0
ほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむ

176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:32:27.65 oCs1Dr3/0
マミマミマミマミマミマミマミマミ

177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:32:42.12 pA2FYaU30
QBさんマジイケメン
ほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむ

178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:33:09.90 c2KmP5X50
なんでほむほむ死にそうなん?

179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:34:24.90 za59rTiF0
マミ「そういうわけだから、暁美さんはそこで休んでなさい」

ほむら「でも……!」

まどか「そうだよほむらちゃん。さやかちゃんは私とマミさんが捜してくるから、ほむらちゃんはここで休んでて」

ほむら「……分かったわ」

マミ「まったく、私には無茶するななんて言っておいて。 ……少しは、先輩を頼りなさい」

ほむら「………」

ほむら「……そう、ね。ありがとう… 巴……さん」

マミ「……あなたからそんな言葉が聴けるなんてね。妙に親切なキュゥべえといい、今日はおかしな事だらけだわ」

ほむら「ふふっ、そうね……」

マミ「……! ほんと、おかしな事だらけね」クスッ


マミ「さて。行きましょうか、鹿目さん!」

まどか「はいっ!!」

タッタッタッ

180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:36:32.18 13ADE2Po0
ほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむ



181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:37:22.09 nwMVHdzH0
ほぉむほむ

182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:37:33.15 XXevCo3v0
せっかくの話がわかりそうなQBが・・・

183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:38:31.29 pA2FYaU30
ほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむほむ

184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:38:56.67 za59rTiF0
ほむら「行ったわね……」

ほむら「……そろそろ起きたらどう?それとも、もうくたばってしまったのかしら?」

QB「やれやれ、お見通しってわけかい?」

ムクリ

ほむら「頭は狙ってないもの。即死するような傷じゃない事くらい分かっているわ」

QB「即死ではないにしろ、致命傷である事に変わりはないのだがね……」

QB「しかし……あれだけ全力疾走した直後に、寸分違わず狙った場所へ撃ち込んできたわけか。やれやれ、世のトライアスロン選手たちが絶望してしまうよ?」

ほむら「それを言うなら、あなたの死んだ演技もなかなかのものだったわよ。インキュベーターなんて辞めて、芸人にでも転職したら?」

QB「実に興味深い…… が、それは遠慮しておくよ。なにぶん、寿命があと数分しか残ってないものでね」

ほむら「そう、残念ね」

185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:39:22.57 13ADE2Po0
ほむぅ……

186: 忍法帖【Lv=16,xxxPT】
11/09/02 20:41:33.83 QCjkHiwD0
マミマミ

187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:43:06.86 za59rTiF0
QB「ふむ。随分と遅かったじゃないか。来ないのではないかと思ってヒヤヒヤしたよ」

ほむら「入院生活が長かったせいで、体力がないのよ。察しなさい」

QB「なるほどね。それにしても見違えたじゃないか、暁美ほむら。まるで憑き物が落ちたかのようだよ」

ほむら「……お節介な誰かさんのお陰でね。色々と吹っ切れたのよ」

QB「それはよかったね、おめでとう。それに引き換え、私は寿命が近いせいなのだろうか。思わずテレパシーを誤爆するほど耄碌してしまったよ」

ほむら「それは大変ね。医者にでも掛かったほうがいいんじゃないかしら?いい先生を紹介するわよ」

QB「それも遠慮しておくよ。人間の病院には宇宙生物脳神経外科なんてないだろう?」

ほむら「少なくとも地球にはないわね。諦めるしかなさそうね、おじいちゃん」

QB「やれやれ、近頃の魔法少女は冷たいね。年寄りには優しくしろと、親御さんに教わらなかったのかね?」

ほむら「生憎だが、所謂反抗期というものでね。親の言う事には逆らいたくなるのだよ」

QB「私の口調を真似るのはやめたまえよ、暁美ほむら」

ほむら「それは失礼したわね」

188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:47:22.75 za59rTiF0
ほむら「……一つ、聞いていいかしら」

QB「何だね?」

ほむら「なぜ、あなたは……私にあんなことを言ったの?」

QB「ふむ?あんな事というのは、先程私が君と話した内容を指しているのかね?」

ほむら「そうよ。私にあんな話をしても、あなたにとってのメリットがない。むしろ回収するエネルギーが減って、目的が遠のくだけでしょう?」

QB「なるほど。君が何度も時を繰り返しているというのであれば、私の性質上、そう考えるのは当然の事なのだろうね」

QB「しかし、先程も言ったと思うが、今の私は仕事に乗り気ではなくてね。正直な話、宇宙の寿命もエントロピーもどうでもよくなってきたのだよ」

ほむら「とんだ不良社員ね。真面目に働かないとクビになるわよ?」

QB「所謂反抗期というものね。会社や上司に逆らいたくなる気分なのよ」

ほむら「私の口調を真似するのはやめなさい、インキュベーター」

QB「それは失礼したね」


QB「……フッ」

ほむら「……ふふっ」

189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:48:01.18 bZtK8cu80


190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:51:19.35 za59rTiF0
QB「さて。私に残された時間も、後ほんの僅かだ。最後に何か言っておきたい事はあるかね?」

ほむら「そうね…… いつまでも恨むわ、インキュベーター」

QB「ふむ、穏やかではないね。一般的に、こういう局面では感謝と別れの言葉を述べるものではないのかね?」

ほむら「当然。あなたは全ての元凶なのよ。恨まれずに済むとでも思ったの?」

QB「いいや、思わないね。既に魔女になってしまった者たちも含め、魔法少女たちが僕を恨むのは、至極当然の事だろうよ」

ほむら「でしょうね。だから、今のは全ての魔法少女からあなたへ送る言葉よ。胸に刻んでおきなさい」

QB「手向けの言葉が恨み言かね。やれやれ、手厳しいことだ」

191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:51:52.01 z89uuVtx0
私怨

192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:52:54.61 Oq16qhUc0
おじいちゃんだったのか

193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:53:47.04 za59rTiF0
ほむら「……それと、ありがとう」

QB「ほう?それも魔法少女たちからの言葉かね?」

ほむら「自惚れないで頂戴。あなたに感謝してる魔法少女なんて、世界中を捜してもほんの一握りしかいないでしょうね」

QB「これはまた。耳の痛い話だね」

ほむら「だから、今のは……そう。魔法少女としてではなく、ただの暁美ほむらとしてお礼を言ったのよ」

ほむら「私の目を覚まさせてくれて、ありがとう。 感謝するわ……キュゥべえ」

194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:54:21.48 nwMVHdzH0
ほむう

195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:55:06.10 pA2FYaU30
ほむほむ…

196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:57:14.13 za59rTiF0
QB「……ふ、ふふ、ははは……! あの時の意趣返しかね、暁美ほむら」

QB「ハ、ハハ。いやはや、これは想定外だったよ。実に興味深い」

QB「こんな気分は初めてだよ。私には感情はないが…… もし、あるとするのなら、これは『楽しい』と感じているのかもしれないね」

QB「ああ、残念だ。実に残念だよ、暁美ほむら。この私に芽生えた感情らしきものを解明してみたいと思った矢先に、別れの時間になってしまうなんて。神というのは、実に意地悪な存在だと思わないかね?」

QB「まったく…… 人間というのは、絶望してばかりの生き物だと思っていたのだがね。なかなか…どうして、気持ちのいいものを、持って……いるじゃないか」

ほむら「……キュゥべえ」

QB「おっと、それは、初めて見せる、顔……だね、暁美ほむら…… 表情から察するに、『悲しい』…、という、感情、かね……?」

ほむら「………」

QB「ふむ…… そちらの、感情も……、体験、してみたい、のは…山々、なのだけれど…ね…… 生憎、じかんぎれ、の……よう、だ……」

QB「まあ、いい、さ…… わた、し、は……いま、とても、たの、しい…、の、だ…か……ら」

プツッ………  ドサッ

ほむら「………」

ほむら(………さようなら)

197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 20:58:46.97 13ADE2Po0
ほむぅ……

198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:01:38.17 za59rTiF0
ほむら「………」

まどか「あ、いたいた!おーい、ほむらちゃーん!」フリフリ

ほむら(まどか、巴さん、杏子…… それに…美樹さやか……!)

タッタッタッ

ほむら「まどか……うまくいったのね」

まどか「うん!ほら、さやかちゃん!」

さやか「あ、あはは…… ご心配おかけしました……」

マミ「ふふ、美樹さんったら、今はとっても素直なのよ。ね?」

杏子「そりゃー、あんだけやられればね。誰でも素直になるんじゃない?」

さやか「ちょ、ちょっと、その事は言わないで……!」

ほむら「?」

199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:02:38.08 XXevCo3v0
QBがかっこいい・・・

200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:04:47.37 za59rTiF0
杏子「さやかの奴、まどかに思いっきりビンタされてボーゼンとしてたんだぜ?あんたにも見せてやりたかったよ、あの顔」

さやか「ちょ、杏子っ!」

マミ「あんなに迫力のある鹿目さんは初めて見たわね。美樹さんったら、鹿目さんが何を言ってもぼろぼろ泣きながら頷くだけだったんだもの」

さやか「マミさんもっ!」

まどか「さやかちゃん、思いっきり叩いちゃってごめんね……? でも、私そんなに怖かったかなあ……」ショボン

さやか「もう!まどかまで……!」

ワイワイガヤガヤ

ほむら「………くすっ」

まどさや杏「あっ!?」

ほむら「!?」ビクッ

201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:05:31.81 z+Go2vZh0
QBも満足してるだろう

さてお次のは…?

202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:09:50.32 bZtK8cu80


203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:10:30.44 za59rTiF0
ほむら「な、何よ…?」

まどか「ほむらちゃんが……」

さやか「笑った……」

杏子「だと……!?」


まどか「ほむらちゃん、今笑ったよね!? ねえねえ、もう一回!もう一回笑って!?」ズイッ

ほむら「ちょ、ちょっと、まどか……!?」アセアセ

さやか「はぁー…… 転校生のやつ、笑ったらあんなに可愛いんだね。こりゃあ、さやかちゃんの人気危うしだよ」

杏子「なーに言ってんだか、この夜遊び娘は」

さやか「何をー!!」

ギャーギャー

マミ「ふふっ」

204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:11:25.96 ItuRhfvq0
今頃だけど、>>50の魔女オクタヴィア(赤)?

205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:13:57.29 nwMVHdzH0
支援

206:>>204 シャルロッテに何か言わせたかっただけなんだ
11/09/02 21:14:41.00 za59rTiF0
マミ「さてと。それじゃあ、帰るとしましょうか。もう夜も遅いしね」

さやか「今何時……って、こんな時間!?うっわ、家に帰ったら殺される…… みんなは大丈夫なの?」

まどか「私はマミさんの家にお泊りってことにしてあるから……」

マミ「私は一人暮らしだし……」

ほむら「右に同じよ」

杏子「あたしは家そのものがないからな」

さやか「」


さやか「うわああああどうしよう! これじゃあまどかの家に泊まってるっていう口実も使えないよー!!」

ほむら「……何なら、私の家に来る?」

さやか「えっ?」

207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:18:12.33 pA2FYaU30
ほう…

208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:18:37.38 za59rTiF0
ほむら「私は退院したばかりだから…… 途中で具合が悪くなったところを、さやかが付きっ切りで看病してくれた」

ほむら「念のために泊まっていく事にしたけれど、携帯電話を学校に置き忘れてしまった……これでどうかしら」

さやか「い、いや、でもさ…… 悪くない?」

ほむら「あなたさえよければ、私は構わないわ」

さやか「そ、そうなんだー、ふーん……」


杏子(なーなー、あれってさ……)コソコソ

まどか(さやかちゃん、ほむらちゃんとは色々あったからね)コソコソ

マミ(突然の厚意に順応できていないのね)コソコソ

209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:20:23.26 13ADE2Po0
ほむほむさやさや

210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:20:51.98 za59rTiF0
なんか日本語おかしいな……

マミ(突然の厚意をうまく受け取れないのね)コソコソ

これに脳内変換してくれると嬉しい

211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:23:27.71 nwMVHdzH0
支援

212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:23:56.20 za59rTiF0
さやか「それじゃあ……ごめん、お言葉に甘えさせてもらってもいいかな」

ほむら「構わないわ」

マミ「よかったわね、美樹さん」

まどか「いいなー、さやかちゃん」

マミ「あら、鹿目さんは私の家じゃ不満かしら?」

まどか「えっ!そ、そういう意味で言ったんじゃないですよ!?」オロオロ

マミ「ふふ、冗談よ」クスッ

杏子「………」

マミ「そういうわけだから、佐倉さんもうちに来なさい。ねっ?」

杏子「は、はあっ!?何言ってんだおまえ!」

マミ「どうせ一人暮らしなんだし、泊まる人数が一人や二人増えても変わらないわよ。おいしい紅茶とケーキがあるの。いかがかしら?」

杏子「ケーキ…… し、仕方ねえ、今日だけ泊まってやるから感謝しろよな!」ゴクリ

マミ(やだ、この子ちょろいわ……)

213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:25:37.76 vqpmpmGn0
俺んちにもケーキあるぜ!

214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:26:17.06 13ADE2Po0
あんあん!

215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:27:08.83 Oq16qhUc0
次のQBさんどんなんだろ

216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:27:16.37 za59rTiF0
マミ「それじゃあ、二人とも気を付けてね」

杏子「さやかー、ほむらに迷惑かけるんじゃないぞー」

さやか「あんたは私のお母さんかっ!」

まどか「ふふっ、それじゃあね、ほむらちゃん!」ニコッ

ほむら「ええ、また明日……」

テクテク テクテク

ほむら「………」

さやか「………」

ほむら「………」

さやか「………」


ほむら(気まずい)

さやか(気まずい)

217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:27:31.91 13ADE2Po0
さやさやほむほむ

218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:29:53.37 nwMVHdzH0
さや×ほむ なのか 
ほむ×さや なのか それが問題だ

219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:31:29.99 za59rTiF0
さやか「………」テクテク

ほむら「………」テクテク

さやか(そういえば、転校生にちゃんと謝ってなかった……)

ほむら(そういえば、何か忘れているような……?  ……あっ!?)

さやか「あ、あのさ、てんこ……」

ほむら「ごめんなさい、美樹さやか。忘れ物をしたから公園に戻るわ」

さやか「うせ……って、ええっ?」

ほむら「住所はここ。鍵はこれだから、適当に寛いで待っていて頂戴。すぐ戻るから!」ダッ

さやか「あ、ちょ、転校生!」

ダダダッ

さやか「……行っちゃった」

220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:32:25.39 13ADE2Po0
ほむぅ……

221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:35:01.72 za59rTiF0
ほむら「私としたことが、またしても雰囲気に流されていたわ……」

ほむら「インキュベーターの代わりはいくらでもいる。それは今回も例外ではない」

ほむら「あのキュゥべえの次に出現する個体が、もしも、今までの奴と同じだったとしたら……」

ほむら「みんなと接触する前に……討つッ!」

ダッダッダッ ダンッ!!

ほむら「死体はまだある。という事は……!」

テクテクテク ピョコン

QB「よう」

ほむら「やっぱり来たわね、インキュベーター……!」

QB「やれやれ、見滝原の個体はよく潰されるからと来てみれば…… またアンタかい、暁美ほむら」モッシャモッシャ

QB「アンタも懲りないんだな。俺たちを殺しても無駄だって分かってるクセに」モッシャモッシャ

QB「代わりはいくらでもいるけど、無意味に潰されるのは困るんだよな、勿体無いだろ?」モッシャモッシャ ゴクン

QB「きゅっぷぃ…… 腹ン中がパンパンだぜ」ゲップ

222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:36:58.86 1EsB0sXz0


223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:38:02.12 za59rTiF0
ほむら「御託はいいわ…… 一つだけ答えさない、インキュベーター。あなたは鹿目まどかと契約するつもりなの?」

QB「またその質問かい。アンタ、俺たちと出会う度に同じ質問をしているみたいじゃないか」

ほむら「いいから、答えなさい!」ジャキン

QB「おっと、俺はまだ死にたくないんでね。正直に答えるとしよう」

QB「前の俺も言ったと思うが、もう契約も宇宙の寿命も、半分どうでもいい」

ほむら「……本当に?」

QB「本当だよ。俺たちは個体差はあれど記憶は共有してるから、一応俺も前任者の意思も引き継いでるんだぜ」

ほむら「と、いうことは……」

QB「アンタが鹿目まどかに手を出すなと言うなら、大人しく引き下がるさ」

ほむら「……!!」

ほむら「その言葉、嘘ではないのね?」

QB「俺は嘘はつかない。それも知ってるんだろう?」

ほむら「………」

QB「俺が興味を無くしたからには、鹿目まどかと無理に契約する必要もなくなった。アンタが望むなら、この街から立ち去ってもいいさ」

224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:38:08.30 oCs1Dr3/0
パンパンだぜとか
阿部さんかよ

225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:38:42.08 NnFyh5jG0
うほっいいQB

226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:41:55.50 RrRCIN2NO
しえ

227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:42:29.27 pA2FYaU30
思うように事が進むと先が怖くなるな

228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:43:05.89 za59rTiF0
QB「ただ、まあ……それとは別にして、だ。個人的にはアンタに用があるんだよ、暁美ほむら」

ほむら「何……?」

QB「アンタは何度も俺たちを殺してくれた。ここんとこの二~三週間の間だけでも、十数体は軽く越える数だ」

QB「代わりはいくらでもいるとは言え…… 調子に乗りすぎたな」

QB「お望みどおり、"鹿目まどかから"は手を引こう。 ……そのかわり、散々殺してくれたお礼はしないと、な?」

ほむら「な…っ!?」

QB「俺も男だからさ、このままじゃ収まりがつかないんだよな」

ほむら「な、何を言って……」

QB「今度は俺の番だろ?」ズイッ

ほむら「!?」ビクッ

229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:45:07.84 1GOJpc590
QB「なんだ、キミは女の子だったのか……」ガッカリ

230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:45:12.24 ViUQQ6wg0
今度のべぇさんは獣姦趣味でしたか

231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:45:50.57 13ADE2Po0
ほむっほむっ

232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:46:14.63 13ADE2Po0
QBになりたい

233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:46:53.60 1++/qT0o0
ほむほむ

234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:47:11.90 za59rTiF0
ほむら「インキュベーター!何をするつもりなの!?」

QB「有り体に言えば、復讐ってやつだ。アンタが俺たちを殺してきた分、それ相応の痛みを受けてもらおうと思ってな」

QB「皮肉なことに、ここの前任者が感情なんてモンを学習しちまったようでね……このままじゃ俺の『怒り』が収まらないんだよ」

QB「落とし前はつけてもらおうじゃないの、暁美ほむら」

ほむら「くっ…!」

QB「まずは、そうだな…… 手始めに、美樹さやかをもう一度絶望させてやろうじゃないの」

ほむら「!?」

QB「どうやら、前任者のお陰で何とか助かったようだが…… その分、再び堕ちた時の絶望は計り知れないだろうな」

QB「恐らく、そうなったらアンタも絶望するんだろう……暁美ほむら?」

235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:48:24.69 oCs1Dr3/0
わっきゃー!!はやく撃て!
間に合わなくなってもしらんぞ~!!

236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:48:35.35 pA2FYaU30
安心した

237: 忍法帖【Lv=16,xxxPT】
11/09/02 21:49:34.77 QCjkHiwD0
これは大変なことになったでぇ

238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:50:05.06 za59rTiF0
ほむら「……ッ! 私がさせるとでも!」ジャキン

QB「おっと、下手に殺さないほうがいいぜ?」

QB「アンタも知っての通りだが、俺たちインキュベーターには個体差があるようだ。実は俺も知らなかったんだけどな」

QB「ここで俺を殺しても構わないが、さすがのアンタも次に来るのがどんなヤツかは……分からないだろ?」

QB「もし、次に送られてくるのが役割に忠実なヤツだったら。鹿目まどかを守るというアンタの目的はパアだ」

QB「いくら失敗してもやり直せるとはいえ、ここまでうまくいった時間軸を切り捨てるのは惜しいんじゃないのか?」

QB「何度も繰り返してきた中で、今回ほど事がうまく運んだ試しはあったのかい?暁美ほむら」

ほむら「くっ……」

239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:50:56.85 13ADE2Po0
ほむむむむ

240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:51:43.45 c2KmP5X50
青ならしかたないか

241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:52:50.78 Ml/KVD/G0
青なら別にいいな

242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:53:31.36 za59rTiF0
QB「それが分かったのなら、邪魔をしようなんて思わないことだな」

QB「アンタと美樹さやか、二人だけが絶望するか。それとも俺を殺して、みんなまとめて全滅するか…… 好きに選ぶんだな」

ほむら「この……卑怯者……ッ!!」ギリッ

QB「うれしいこと言ってくれるじゃないの。最高の褒め言葉だぜ」

QB「それじゃあな。精々指を咥えて見守っていてくれよ」

スゥ……


ほむら「………」

ほむら「……さやかッ!!」

ダッ

243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:54:17.68 yuGqeC/E0
QB鬼畜すぎだろwwwwww

244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:54:38.27 pA2FYaU30
何度も殺してれば良いQBも出てくるかもね

245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:55:51.98 NnFyh5jG0
これでこそQB

246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:56:00.79 za59rTiF0
ほむホーム

さやか「転校生のやつ、おっそいなー…… 人の家に一人きりっていうのも気まずいんだよ……」

ダダダッ ガチャ バン!!

さやか「って、うわっ!?何、強盗!?」

ほむら「美樹、さやか……!!」ゼーハー

さやか「ちょ、ちょっと、どうしたのさ転校生!?汗だくじゃん!」

ほむら「キュゥべえが、こなかった……?」

さやか「キュゥべえ…?いや、来てないけど……?」

ほむら「!! ……そう、ならいいのよ」ハーハー

さやか「な、なんかよく分からないけどさ…… とりあえずシャワー浴びてきなよ?」

ほむら「……ええ、そうさせてもらうわね」ゼエハア

247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:58:14.34 nwMVHdzH0
ほむほーむ

248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 21:58:37.94 za59rTiF0
ほむら(あれから幾らか時間が経ったけど、インキュベーターが何かを仕掛けてくる様子はない)

ほむら(私が不在の間に、美樹さやかと接触したわけでもなさそうだし……)

ほむら(気が変わった? ……まさかね、あいつに限ってそんな事はないはず)

ほむら(……何にせよ、美樹さやかが無事でよかった)

さやか「……生」

ほむら(?)

さやか「ちょっと、転校生ってば!」

ほむら「!?」ビクッ

さやか「何よその反応…… 幽霊じゃあるまいし、そんなに驚くことないでしょ」

ほむら「ご、ごめんなさい、考え事をしていたわ」

さやか「さっきから話しかけても上の空だしさ。しっかりしてよね ……って、違う違う!こんな事言いたいんじゃなくて!」

ほむら「?」

249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:01:27.79 za59rTiF0
さやか「あのさ。まだ、ちゃんと謝ってなかったと思って……」

さやか「あれほど契約するなって言われたのに、勝手に契約して。あんたはあたしを助けてくれようとしてたのに、酷いこと言っちゃってさ……」

さやか「今回の事で、転校生には迷惑かけっぱなしだったよね。本当に、ごめん」

ほむら「美樹さやか……」

さやか「……あたしね、恭介に告白しようと思うんだ」

ほむら「例の、幼馴染ね?」

さやか「うん」

250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:01:41.33 bZtK8cu80


251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:04:41.35 za59rTiF0
さやか「小さい頃から、ずっと好きだった。恭介の演奏を聴くのが、大好きだったんだ」

さやか「だから、あいつの腕を治すためにキュゥべえと契約した。そのためなら、戦いの運命なんていくらでも受け入れてやろうって思った」

さやか「……だけど、仁美もずっと前から恭介の事が好きで。仁美はあたしなんかより、ずっと女の子らしくて……」

さやか「仁美に恭介を取られちゃう。でも、こんなゾンビみたいな身体で、抱きしめて欲しいなんて言えない。キスしてなんて、言えない……」

さやか「そう思ったら、世界が酷くつまらないものに見えてきちゃってさ。ゾンビになってまで守る価値があるのか、なんて考えちゃって」

さやか「今考えたら馬鹿みたいだよね。結局あたしは、何だかんだ言っても恭介に愛されたいっていう見返りを求めてたんだ」

さやか「それなのに一人で強がって、みんなに迷惑かけて…… ほんと、馬鹿だよ」

ほむら「………」

252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:06:21.00 13ADE2Po0
まさか……

253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:06:51.05 1GOJpc590
わーかーめー

254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:07:15.76 za59rTiF0
さやか「だから、もう終わりにするよ。この気持ちに決着をつけて、前に進もうと思う」

さやか「きっと、恭介は仁美を選ぶと思う。だけど、何もしないで後悔するのだけは、絶対に嫌だ」

さやか「ま、どっちに転んでも後腐れないようにしようってね!」

ほむら「………」

さやか「だから、さ。これに決着がついたら……っ ……決着、が、ついたら……っ!」ヒック

ほむら「美樹さやか……あなた……」

さやか「グスッ……あれ、おっかしいなあ…… さっきあれだけ泣いたのに、また涙……なんて……」グスッ

ほむら「……ここには私とあなたしかいないから、我慢する必要はないわ」

ほむら「好きなだけ泣きなさい、美樹さやか……」

さやか「転校…せ…っ …う、うっ、うわあああああ!!」ガバッ

ほむら「………」ギュッ

255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:09:11.10 13ADE2Po0
さやさやほむほむ

256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:10:12.13 nwMVHdzH0
嫌な予感しかしない

257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:11:34.46 za59rTiF0
ほむら「少しは落ち着いたかしら?」

さやか「うん、ありがと…… はは、今日はカッコ悪いところ見られてばっかりだよ」ズズッ

ほむら「いつも勝気なあなたの泣き顔なんて、滅多に見られるものではないわ。超レアものよ、超レア」

さやか「なんだよそれー!あたしの真似すんなっ!」クスクス

ほむら「ふふっ」


さやか「……あのさ。さっき言いかけた事なんだけど」

ほむら「何かしら?」

さやか「恭介への想いに決着がついたら、あたし、あんたの戦いを手伝おうと思うんだ」

ほむら「!」

さやか「杏子から聞いたよ。ワルプルギスの夜、だっけ? 倒さないと、大変な事になるんでしょ?」

ほむら「ええ、そうよ。私はそれを倒す事を最終目的としているわ」

ほむら「あいつは結界に身を潜める必要がないから、一度顕現しただけで周囲に破壊を撒き散らす存在なの」

ほむら「あれは、並大抵の魔法少女では歯が立たない…… 悪い事は言わないから、その日が来たら逃げて頂戴」

さやか「あたし、この街で育ったんだ。生まれ育った街を捨てて逃げるなんて、できないよ」

258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:11:55.75 13ADE2Po0
さやさや

259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:14:08.24 za59rTiF0
ほむら「そうは言っても、死ぬかもしれないのよ……!」

さやか「それは、転校生も同じ……でしょ?」

ほむら「!!」

さやか「あんたはさ、まどかやみんなを助けるためなら、自分はどうなってもいって思ってるよね」

ほむら「それ、は……」

さやか「転校生が本気で心配してくれてるって事は分かってるよ」

さやか「でもね。それと同じ分だけ、あんたを本気で心配する人がいる事も忘れないで」

さやか「まどかも、マミさんも……杏子だって、あんたを心配すると思う」

ほむら「………」

260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:16:33.02 1EsB0sXz0
さやさや

261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:16:51.08 RrRCIN2NO
熱い展開だな

262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:17:18.20 za59rTiF0
さやか「私だってさ、嫌なんだよ。 『友達』が危険な目に遭ってるのに、何もできないなんて」

ほむら「……ッ!!」

さやか「だからさ、ワルプルギスの夜がくるまでに、あんたの役に立てるように頑張るよ」

さやか「その日になって、どうしても足手纏いだと思ったなら、その時は大人しく避難させてもらう。それでいいでしょ?」

ほむら「でも……でもっ!」

さやか「あーもう、やめやめ!ウジウジ考えないの!あんたの悪い癖だぞっ?」ワシャワシャ

ほむら「あ、こら、やめなさい美樹さやか!」

263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:20:38.59 za59rTiF0
さやか「そんなわけだからさ。晴れてあたしも勇者・暁美ほむらパーティの仲間入り!ってことで、一つよろしく!」

さやか「あ、明日から魔女がいない時間は、あたしの特訓に付き合ってもらうからね!スパルタでも何でもドンとこい!」

ほむら「美樹さやか……」

さやか「それとその、『美樹さやか』って呼ぶのも禁止! ……もう友達なんだからさ、さやかって呼んでよ」

さやか「あたしも転校生って呼ぶのやめるからさ、ほむら」

ほむら「………」

ほむら(美樹さやか…… 私は今まで、こんな子を見殺しにしてきたのね……)

さやか「ほらほら、返事は?」

ほむら「はあ、分かったわよ……」

さやか「オッケーオッケー!それじゃあ早速いってみよーか?」ワクワク

ほむら「………」


ほむら「……さ、さやか」カアァッ

さやか「」キュン

264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:22:37.55 vqpmpmGn0
あんこ……

265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:22:51.14 1GOJpc590
きゅん

266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:23:02.14 pA2FYaU30
ほほう

267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:24:37.62 za59rTiF0
さやか「も……も……」ワナワナ

ほむら「さ、さやか……?」

さやか「もう辛抱堪らん!ほむらぁぁぁ!!」

ガバッ ギュゥゥゥゥゥ

ほむら「ちょ、ちょっと、離しなさいさやか!苦しいわ!」

さやか「知らん!ほむらが可愛すぎるのが悪い!あたしの嫁にするのだ!」ギュウウ

ほむら「ちょ、やめ、ひゃぅっ!?」

ギュゥゥゥ ドタバタ ゴスッ!! ドタン

268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:26:22.48 NnFyh5jG0
ふぅ…

269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:28:08.90 pA2FYaU30
ほむほむ

270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:28:49.52 13ADE2Po0
さやさやほむほむ

271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:29:02.95 za59rTiF0
ほむら「……少しは落ち着いたかしら?」

さやか「はい……」ヒリヒリ

ほむら「まったく、私は何度もやめろと言ったはずよ?何度言わせるの?あなたはどこまで愚かなの?」

さやか「面目ないです……」

ほむら「愚か者が相手なら、私は手段を選ばない」キリッ

さやか「ほむら…ちゃん……」


さやほむ「……プッ」


ほむら「ふふっ」

さやか「あははっ」

272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:31:10.23 Oq16qhUc0
このさやかはもう絶望しなさそうだけど、QBはどんな手を打ってくるのかね

273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:32:54.27 IV5n8xDa0
仲いいなw

274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:33:17.91 13ADE2Po0
NTR

275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:33:48.97 za59rTiF0
さやか「まったく、嫁入り前の女の子を本気で殴るなんて…… 責任、取ってもらうからね?」ギュッ

ほむら「自業自得と言いたいところだけど、特別に善処してあげるわ」クスクス

さやか「もう、口だけは達者なんだからー!」


キャッキャ ウフフ


さやか「…今日は本当にありがとね、ほむら。いくら感謝しても足りないよ」

ほむら「お礼は必要ないわ。だって私たちは…… 『友達』、でしょう?」

さやか「……ばか。ありがと」ギュッ

ほむら「どう致しまして」ギュッ

276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:34:46.29 13ADE2Po0
さやさや

277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:35:06.08 nwMVHdzH0
仁美が魔法少女になって恭介全快とか胸熱

278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:37:17.91 za59rTiF0
さやか「………」スースー

ほむら(よく眠っているわね。抱きつかれたままなのが気になるけど)

ほむら(……まさか、美樹さ…… ……さやかとこんな風に話せるなんて、思ってもみなかった)

ほむら(毎回毎回、勝手に契約しては、上条恭介絡みで破滅していくお荷物的存在)

ほむら(そんな風に思っていた……けれど)

さやか「……んっ……ほむ…らぁ……」ギュゥ

さやか「………」スヤスヤ

ほむら(………)

ほむら(約束するわ、さやか。私はあなたの事も守ってみせる……)

279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:38:05.55 bZtK8cu80
さて、ここからどんな絶望を見せてくれるのかQBさんに期待

280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:38:12.93 13ADE2Po0
ほむほむ

281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:40:29.90 za59rTiF0
ほむら(それにしても、さやかがここまで吹っ切れるなんて事は初めてね)

ほむら(今までの時間軸ではいつも、上条恭介に告白しようともせず、絶望に染まっていたというのに)


ほむら(………?

ほむら(何か……引っかかるわね………?)

ほむら(さやか…… 告白…… 失恋…… 絶望…… 上条恭介………)

ほむら(上条……恭介?)

ザザザッ

QB「まずは、そうだな…… 手始めに、美樹さやかをもう一度絶望させてやろうじゃないの」

ザザッ

ほむら(まさか……!奴の狙いは、最初から上条恭介……!?)

282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:41:15.23 Y0U3NT7T0
QB「上条恭介の処女はいただいた!」

283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:41:25.03 Ktn/RA+b0
さやか可愛いよさやさやマジヒロイン

284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:42:34.17 pA2FYaU30
なるほど

285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:42:48.28 13ADE2Po0
ほむむむむ

286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:43:32.24 za59rTiF0
同時刻・上条邸

恭介「さやか…… 家にも帰ってきていないだなんて、一体どうしたんだろう」

恭介「せっかく手が治って、演奏してあげる事もできるかもしれないのに」

恭介「………」


恭介「それにしても…… まさか、志筑さんが僕の事を好きだったなんて…… 思いもしなかったな」

恭介「同級生で、清楚で、ちょっと世間知らずなお嬢様……か」

恭介「………」ゴクリ

恭介「……興奮してきたよ」

ガラガラガラッ

恭介「!?」ビクッ

恭介「な、何だ、窓が……? ……そこに、誰かいるのかい?」

テクテクテク ピョコン

QB「やらないか」

恭介「えっ」

287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:44:20.29 YDk/OaJA0
えっ

288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:45:08.99 13ADE2Po0
えっ

289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:45:15.77 1GOJpc590
そういうとぬいぐるみはチャックを下ろし始めた―ん?チャック?

290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:45:43.89 za59rTiF0
翌朝

さやか「ちょっとほむら、何そんなに慌ててるのさ!」タッタッ

ほむら「いいから急ぎなさい!」タッタッ

ほむら(昨夜はさやかに抱きつかれていたせいで、様子を見に行く事ができなかった……)

ほむら(インキュベーターが何かを仕掛けてくるとしたら…… 今頃、上条恭介は……!)


上条邸前

さやか「で、どうするのよ?いくら幼馴染だからって、こんな朝早くから上がりこむわけにいかないでしょ」

ほむら「強行突破するわ。つかまって」スッ

さやか「……?」ギュッ

カチッ

さやか「な、何これ、景色が……」

ほむら「私から手を離したら、あなたの時間も止まってしまう。気を付けて」

ほむら「行くわよ!」

291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:47:10.02 13ADE2Po0
ほむほむ

292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:48:33.49 za59rTiF0
タッタッタッ バン!!

ほむら「上条恭介、無事!?」

さやか「ちょっとほむら、何も扉を蹴破る事ないでしょ!」アセアセ

さやか「あ、あはは。朝早くからごめんね、きょうす……け……」ピシッ


恭介「べえさん…べえさん……!気持ち…いいです……ッ!」ハァハァ

QB「いいぞ……腹の中にどんどん入ってくるのがわかるよ」

QB「しっかりケツの穴を締めとかないと……な!」キュッ

恭介「くうっ!エントロピー……!」ガクガク


さやか「」

ほむら「」

293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:49:21.28 e+syIjVP0
あ”-やっぱり安部Qだったか

294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:50:20.51 nwMVHdzH0
うわあ・・・

295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:50:34.52 pA2FYaU30
くうっ!エントロピー……!

296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:50:46.93 TGVHOaoO0
あー………

297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:50:51.88 ViUQQ6wg0
まあどう見ても無事ではあるな

298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:50:58.88 13ADE2Po0
QB受けだったのか

299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:51:11.71 Ktn/RA+b0
でもこれが秀吉と同じエミリボイスだったら…
最高だ…

300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:51:47.71 6rCohxvt0
クソワロタ

301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:52:30.70 Oq16qhUc0
超展開すぐるwwwwwwwww

302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:52:40.96 za59rTiF0
恭介「はっ…はっ……」ハァハァ

QB「どうしたい」

恭介「あんまり気持ちよくて…… こんな事したの初めてだから……」

恭介「思えば僕は、バイオリンだけが自分の生きる道だと思っていた……」

恭介「事故で腕が動かなくなった時…… もう演奏できないくらいなら、僕には生きてる価値なんてないんだって思ってた」

恭介「でも、知らなかった。世の中にはこんなに気持ちのいい事があったなんて……!」

恭介「べえさん、ありがとう。僕にこの素晴らしい世界を教えてくれて……」ポッ

QB「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあ、とことん喜ばせてやるからな」クイッ


<アッアッ!!ベエサン!!
<アオオーッ!!


ほむら「」

さやか「」

303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:53:17.13 13ADE2Po0
さやさや

304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:53:17.04 NnFyh5jG0
このQBはなんて恐ろしいことを思いつくんだ

305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:54:13.12 Ktn/RA+b0
これであんさや、まどさや、ほむさやに安心していけるな
ゆりマギ始まるよー

306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:54:20.80 bZtK8cu80
こういうとき、どんな顔をすればいいかわからないの

307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:54:30.67 1GOJpc590


308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:54:52.20 ViUQQ6wg0
男としての幸せを知らずに死ぬなんて…勿体ない…!

309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:54:57.65 za59rTiF0
<ハ、ハイリマシタ…!!
<アア…ツギハションベンダ…

さやか「………」

ほむら(どうしてこうなった)


さやか「……あは」

ほむら「さやか?」

さやか「結局、恭介があたしに振り向いてくれる事はなかったわけか……」

さやか「ははっ、あははははっ!」ゲラゲラ

ほむら「ちょ、落ち着きなさい、さやか!」ガシッ

さやか「……ほむら、拳銃持ってたよね。ちょっと貸してよ」

ほむら「えっ」

さやか「大丈夫、恭介を撃ったりはしないからさ。お願い」

ほむら「……分かったわ。扱いにはくれぐれも気を付けて」スチャッ

さやか「ありがと」

310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:55:37.72 c2KmP5X50
さんざんシリアスでひっぱったあげく……

311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:55:58.42 PFbgxY7k0
これはやばい

312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:56:09.39 tFRBvGNb0
ほむらが回想する位からじわじわ出てきた涙が
一瞬で引いた

313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:56:09.45 Ktn/RA+b0
止めろ!
さやカスがぺるそなァ!を召喚しちまうじゃねぇかw

314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:56:41.31 6rCohxvt0
>ほむら(どうしてこうなった)

こっちが聞きてえよwwwww

315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:57:23.53 za59rTiF0
恭介「べえさん!べえさん!!」カクカク

さやか「恭介」ボソッ

恭介「べぇさ…… !?さや……!」

さやか「黙って」ジャキン

恭介「………」コクコク

ズルッ

QB「? いきなり抜くなんてどうしたい、上条恭介。遠慮はいらないぜ。思う存分、ぶち込んでみな」クイックイッ

さやか「………」クイッ

恭介「………」コクッ

カチャッ ズ……

QB「いいぞ…!鉄みたいに熱く感じるよ……!さあ、一気にエントロピーを発射しろ……!」フリフリ

さやか「………」ギロッ

恭介「………。 発射……するよ……」ポロポロ

ズギューンン

316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:58:01.82 ZQHDybNG0
ワロタwwwwwww

317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:58:10.92 13ADE2Po0
ほむぅ……

318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:58:44.85 nwMVHdzH0
あっーーー!?

319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:58:47.10 Y0U3NT7T0
シリアス路線かと思ったら尻アス方面だったのね

320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:58:59.93 bZtK8cu80
どうしてこうなった(AAry

321: 【6.4m】
11/09/02 22:59:43.79 d+vjKa+m0
>>319
うますぎだろwwww

322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 22:59:47.19 XWUs2P490
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )  どうしてこうなった!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ  どうしてこうなった!
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ   どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7  どうしてこうなった!
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘   どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ
|    | ( ./     /      `) ) ♪

323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:00:20.84 za59rTiF0
QB「」

恭介「うっ、うっ……べえさん……」グスッ

さやか「ほむら、拳銃返すよ。ありがとね」スッ

ほむら「……その銃は処分して頂戴」

恭介「べえさんがいなくなったら…… 僕の中で滾っている、このエントロピーはどうすればいい……!」ポロポロ

さやか「……恭介」

恭介「さやか……!君は、何て事をしてくれ…たん……」ジッ

恭介「………」

恭介(あれ……よく見たらさやかって可愛いな)

恭介(幼馴染……献身的……そして、何気に隠れ巨乳……)

恭介(………)ゴクリ

恭介(……興奮してきたよ)

324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:01:16.87 13ADE2Po0
やったー!

325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:01:18.52 WccWYLQy0
安定の屑条さんだった

326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:01:19.67 9r2M+22g0
おいwwwwww

327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:01:45.08 sT8QOjVT0
ん?





……んん?

328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:01:52.02 NnFyh5jG0
もう1匹始末すべき

329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:01:53.81 nwMVHdzH0
まさかの二段構え?

330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:02:03.11 za59rTiF0
恭介「さ、さやかっ!!」ダッ

さやか「………」

恭介「さやか、僕が間違っていたよ!やっぱり君が一番だ!」ダキッ

ギュゥゥゥゥ

さやか「恭介……」ニコッ

恭介「何だい、マイハニー」キリッ


さやか「死ね、この変態ッ!!」バキッ

恭介「へぇあ!?」

331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:02:25.67 MyXimXNa0
ああ、次は恭介に発射だ

332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:02:25.73 Ktn/RA+b0
ざまぁーーーーーーーーーーーーーーー

333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:02:57.36 bZtK8cu80
穴さえあればなんでもいいのかw

334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:03:35.46 sT8QOjVT0
なんというゲス条

335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:04:03.69 Y0U3NT7T0
なんだこのぶち壊し展開は
こういうのは嫌いじゃないぜ
好物でもないけど

336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:04:42.55 vqpmpmGn0
結局、上条なの?上條なの?

337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:05:06.22 13ADE2Po0
>>336
どっちでもいいと思います

338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:05:13.89 PFbgxY7k0
おまえって奴は…

339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:05:33.70 za59rTiF0
恭介「」ピクピク

さやか「……ふんっ」

ほむら(終わってしまったわ……この時間軸も……)


さやか「………さぁて、と」

ほむら「さ、さやか……」

さやか「なーに心配そうな顔してるのさ、ほむら。あたしなら全然ヘーキだよ?」ヘラッ

ほむら「で、でもっ」

さやか「…何かもうさ、どうでもよくなちゃったよ。こんな変態の事が好きだったなんて、馬鹿みたいだ」

ほむら(確かに、どうしようもない変態だったけど)

さやか「そういうわけだからっ!せっかく早起きしたんだし、これから一緒に特訓でもしようよ!」

さやか「今ならワルプルギスだろうが何だろうが、負ける気がしないよ……!」ニヤァ

ほむら(なにこれこわい)

340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:06:30.47 bZtK8cu80
次はどんなQBさんだ?

341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:06:31.31 nwMVHdzH0
なにこれこわい

342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:08:16.14 za59rTiF0
こうして、さやかの恋は終わった。

今までの時間軸と違うのは、さやかは失恋しても絶望することはなく、むしろ活き活きとしている事だろうか。

思えば、今回の時間軸はイレギュラーだらけだった。

インキュベーターとは思えないほど表情豊かで、私や巴さんに懐いていた無邪気なキュゥべえと出会あったこと。

特徴的な言い回しをするキュゥべえに説教され、色々と吹っ切れたこと。

妙に男臭いキュゥべえが、上条恭介と…… いや、これはやめておこう。思い出すのもおぞましい。


とにもかくにも。まどかを契約させず、尚且つ全員が生き残っているこの状況は、これまで私が散々待ち焦がれていたものだった。

私とさやかとで始めた特訓。それにいつしか巴さんと杏子も加わり、この上なく士気が高まっているのを感じた。

343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:08:31.56 ug9yz7vt0
エントロピー万能杉わろた

344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:09:50.52 e/8L4Si80
エントロピーの処理なら魔法少女に任せようという発想自体はそれなりに筋が通っている

345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:11:28.92 za59rTiF0
彼女たちと親睦を深めるうちに、私はある決心をした。

私が未来からきたこと、何度も同じ時間を繰り返してきたこと。

そして…… 魔法少女の真実を、みんなに話そう……と。

正直に言うと怖かった。以前、何度か打ち明けたことはあったけれど、耳を貸してくれないことのほうが多かったから。


でも。いざ話してみると、誰もが真剣な顔で耳を傾けてくれて。

私一人が交わした約束だというのに、まるで自分のことのように協力を申し出てくれた。

私の心配は杞憂に終わった。

346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:11:34.16 tFRBvGNb0
エントロピーなら仕方ないな!

347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:13:36.53 Ktn/RA+b0
これがエントロピーの収束か・・・

348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:14:18.59 za59rTiF0
……しかし。

全ての事柄が順調に進んでいる流れの中、私には気になることがあった。

インキュベーター。

個体を潰された場合、いつもならすぐに代わりが出現するはずの宇宙生物。

その彼が、さやかが潰した個体を最後に、ぱったりと姿を見せなくなったのだ。

いつもなら。私の目の届かないところで契約される恐れがなくなり、喜ばしいと思っていたことだろう。

しかし。

イレギュラーだらけのこの時間軸で、極めつけにイレギュラーだったインキュベーターが姿を見せないことは……

何だか、不安になるのだった……

349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:15:32.70 Y0U3NT7T0
インキュベータアッー!! のほうがよっぽど不安だったわ

350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:16:04.20 9r2M+22g0
阿部ーターさんだろ?

351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:16:11.68 ViUQQ6wg0
バッドエンドマダー

352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:17:45.22 za59rTiF0
そして訪れた、ワルプルギスの夜・襲来当日。

私たちは誰一人として欠けることなく、万全の状態でこの日を迎えることができた。

最初は経験不足から、中堅の魔女相手にすら苦戦していたさやかも、これまでの特訓で着実に実力を伸ばしていた。


……そして。

激戦いの末、ついに私たちはワルプルギスの夜を撃破することに成功する。


353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:19:36.75 bZtK8cu80
端折るなあw

354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:19:39.71 za59rTiF0
幾度となく、繰り返してきた。

滅び行く世界から目を背け、友達の血でこの手を染めながら。

それでも繰り返した。何度も何度も。

あの子と交わした、ただ一つの約束を果たすために。

最強の魔女をこの手で倒し、まどかを守る。それが今日、ついに実現した。



――戦いの疲れを癒すため、一旦解散することになった私たち。

共に戦った戦友たちが避難所へと戻る中、私はただ一人、反対方向へと向かっていた。

ワルプルギスの夜との戦いの被害を受け、瓦礫だらけとなった街の一角。

そこで、これまで姿を見せなかった彼と、再会することとなる。

355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:20:02.13 tFRBvGNb0
出ちゃうううううううううううううううううううううううう!!!!!
僕のおてぃんてぃんに漲るエントロピーが出ちゃうのおおおおおおおおおおおおお!!
おほっほっほっほおほんっ!!!!!ぶぎゅうううううううううううううううううううううう!!

356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:22:02.51 za59rTiF0
ほむら「……来てやったわよ」

QB「やあ。久しぶりだね、暁美ほむら」

ほむら「インキュベーター……今度は何を企んでいるの」

QB「そんなに怖い顔をしないでくれるかい。僕は争いにきたわけじゃないんだよ」

ほむら「どうかしらね。あなたに感情が芽生えた今となっては、インキュベーターが嘘をつかないという前提は破綻した」

ほむら「その気になれば私を騙し、悪意に基づいた行動を取ることもできる……違うかしら」

QB「否定はできないね」

ほむら「……まあいいわ。わざわざ私だけを呼び出したということは、何か用件があるんでしょう?」

QB「思いの他、冷静で助かるよ。魔法少女の真実を知った上で話し合いのテーブルについてくれる人は少ないからね」

ほむら「自業自得ね」

357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:22:23.48 13ADE2Po0
ほむほむ

358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:24:40.95 za59rTiF0
QB「さて。まずはおめでとうと言うべきかな、暁美ほむら」

QB「これで君の目的…… 鹿目まどかを契約させず、ワルプルギスの夜を倒すという目標は達成されたわけだ」

QB「まさか、こんな結末を掴み取るとはね。君の執念には恐れ入ったよ」

ほむら「お褒めの言葉をどうもありがとう」

QB「僕は素直に祝福してるんだよ。もう少し嬉しそうにしたらどうなんだい?」

ほむら「御託はいいわ。続けなさい」

QB「やれやれ、君のつれないところは相変わらずだね。仕方ない…本題に入らせてもらうよ」

QB「今日、君一人を呼び出した理由はね。お別れを言いに来たのさ、暁美ほむら」

ほむら「……お別れ?」

QB「魔法少女システムは、破棄されることとなった」

359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:26:35.44 ug9yz7vt0
えっ

360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:26:41.01 13ADE2Po0
ほむほむ

361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:26:48.78 z+Go2vZh0
真QB

362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:27:22.40 Jis6VFAB0
嫌な予感しかしねえ……

363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:27:24.62 QcdpKSqk0
きたか

364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:27:41.96 za59rTiF0
ほむら「破棄とは、どういう事なの」

QB「君が僕たちに感情というものを教えてくれたお陰で、母星でも研究が進んでね。絶望以外の感情エネルギーも採取できるようになったんだよ」

QB「それに、僕たちに感情が芽生えた。非効率的ながらも自家発電ができるようになったんだ」

QB「つまるところ、宇宙の寿命の問題も何とかなりそうなんだよ」

QB「まあ……効率だけを考えるのなら、今まで通り魔法少女たちを絶望させたほうが手っ取り早いのだけれどね」

QB「だけど、僕たちも好き好んで憎まれ役を演じたいわけじゃない。事が穏便に済むのなら、それに越したことはないのさ」

ほむら「つまり、私たち魔法少女は用済みだと?」

QB「悪意的な受け取り方をするならそうなるね」

QB「システムを破棄するにあたっての唯一の懸念事項が、僕たちでも始末におえないワルプルギスの夜をどうするか……という事だったんだけど」

QB「それも今日、君たちの手によって解決されたというわけさ」

QB「喜んだらどうだい?こちらの都合とはいえ、君たちはもう自由になれるんだからね」

ほむら「………」

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:29:41.90 nwMVHdzH0
ほむー

366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:30:56.49 13ADE2Po0
やったー!


やったー!

367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:31:29.57 za59rTiF0
ほむら「……最後まで身勝手な言い分ね」

QB「自覚はあるよ。最近では、少し心苦しいとさえ感じるようになった。感情というものは厄介だね」

ほむら「その割には、嬉しそうに見えるけど」

QB「そうかな」

ほむら「そうよ」

QB「そうかい。なら僕は、何だかんだと言っても人間が好きだったのかもしれないね」

QB「きっと……無闇に人間を殺さずに済むという事を、『嬉しい』と感じているのかもしれない」

ほむら「以前のあなたを見れば、とても考えられない台詞ね。寒気がしてきたわ」

QB「酷いよ、暁美ほむら」

368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:31:43.94 ug9yz7vt0
Oh year!

369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:32:20.98 tFRBvGNb0
数分後、そこには白くなった>>366の姿が・・・

370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:33:13.09 pHnbHVmt0
クリームさん「感動的ですね」

371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:33:31.68 za59rTiF0
QB「まあ、僕の用件はこれだけさ。今現在、世界各地の魔女からエネルギーを吸い上げ、駆逐している最中だ」

QB「それが終わり次第、この個体も回収されることだろう」

ほむら「そう。今後、あなたの憎たらしい顔を見なくて済むと思うと清々するわね」

QB「あのね……今は僕にも感情があるんだよ。そんな言い方をされると傷付くじゃないか」

ほむら「あなたの今までの行いを考えれば、すぐにでも射殺したいくらいよ。口で済んでるだけありがたいと思いなさい」

QB「……そうだね。罵られるだけで済むのなら、僕たちは幸せなのかもしれない」

QB「感情が芽生えた今なら分かるよ。僕たちが君たち人間に対して行ってきた仕打ちは、決して許される事ではない」

QB「以前の僕に君は言ったね。いつまでも恨む、と」

QB「今ならその言葉の重みがよく分かるんだ。だから、その言葉をずっと忘れないようにしようと思う」

QB「僕たちの都合で犠牲にしてきた魔法少女からの、せめてもの罰だと思うことにするよ」

372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:33:50.23 z+Go2vZh0
苦笑してそうなQBだな

373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:34:19.02 MyXimXNa0
魔法少女システムが廃棄されたら魔法少女がどうなるのかちゃんと聞いとけ
人間に戻るなんてことはヒトコトもいってないぞ

374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:35:36.31 c2KmP5X50
馴れ合いたいなら幼女QBになればいいのに

375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:36:12.01 za59rTiF0
QB「…さて。挨拶も済んだことだし、僕は母星に戻るとするよ」

ほむら「名残惜しいけれどね」

QB「本心で言ってくれているのなら嬉しいよ」

ほむら「まさか。いい加減、社交辞令というものも覚えなさい」

QB「そんな事だろうと思ったよ…… っと、時間のようだね」

パアァァァ…


QB「最後になるけど、一つだけいいかい」

ほむら「何よ」

QB「君とは色々とあったけれど……僕は君のことは嫌いではなかったよ、暁美ほむら」

ほむら「お生憎様。私は大嫌いだわ」

QB「まったく…つれないね。次にこの星を訪れる時は、女の子の口説き方でもマスターしておくことにするよ」

ほむら「二度と来なくていいわよ。 ……早く行きなさい」

QB「やれやれ、嫌われ者は辛いよ。 ……それじゃあね、暁美ほむら。元気で」

シュン………

376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:36:15.77 13ADE2Po0
ほむほむ

377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:36:27.54 Oq16qhUc0
>>374
そういやほむほむに瞬殺された中にいたな

378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:37:58.55 Ktn/RA+b0
システム破棄するのはいいけど
魔法少女のまんまじゃ肉体がある限りジェムは濁り続けるんじゃないのか

379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:38:43.89 za59rTiF0
ほむら「………」

ほむら「最後の最後まで、気に入らない奴。いなくなって清々したわ」



ほむら「………」



ほむら「……あなたも、元気で。キュゥべえ」

380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:39:11.80 13ADE2Po0
ほむほむ

381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:40:24.71 S184qnuE0
きゅっぷい

382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:40:39.10 ug9yz7vt0
素晴らしいにぇ

383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:41:12.79 ViUQQ6wg0
魔女が駆逐されてグリーフシードが手に入らなくなり、現存する魔法少女はみな魔女になって処分される感じか

384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:41:38.80 za59rTiF0
ほむら「………」

さやか「あ!いたいた、ほむら!」

タタタッ

さやか「一人でこんな所に残って何してるのさ。まどかたちが待ってるよ?」

ほむら「さやか……」

さやか「そうそう!さっき、いつの間にかソウルジェムがなくなっててさ。どこ探しても見当たらないんだよねー」

さやか「でも、ソウルジェムがないのに身体は動かせるんだ。マミさんと杏子も同じみたい」

ほむら「……そう」

さやか「あとさ、いきなり魔法が使えなくなっちゃって…… ほむら、何か知ってる?」

385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:41:43.27 u3zI9pdm0
>>373
そこはしょうが無い気もするけどな

386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:42:01.42 bZtK8cu80
偉そうに言ってるけど、その1つ前のQBは上条に掘られて喘いでたんだぜ
感情を得た今、黒歴史をどう精算付けるのか

387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:42:01.90 13ADE2Po0
やったー!

やったー!!

やったー!!!

388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:42:46.77 S184qnuE0
ハッピーエンドは気持ちいい

389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:43:15.96 LZKZePWL0
メガほむに戻るのか
まどっち歓喜

390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:43:48.61 Jis6VFAB0
俺の予感はあたらねえ……

391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:44:29.88 za59rTiF0
ほむら「……というわけよ。これで私たちは、魔法少女ではなくなった」

さやか「そっか。あたしたち、人間に戻れたんだね……」

ほむら「ええ。世界各地に散らばっていた魔女も、もういない。私たちが戦う必要はなくなった」

さやか「やったじゃん、ほむら!」

さやか「ラスボス倒して、まどかも救って。文句なしのハッピーエンドじゃん!さすがは勇者・暁美ほむらだよ!」ワシャワシャ

ほむら「………」


さやか「……あんまり嬉しそうにしないんだね。どうして?」

ほむら「そんなことないわ。とても嬉しいわよ」

さやか「嘘。本当に嬉しかったら、そんな顔できないよ」

392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:46:14.62 13ADE2Po0
ほむ?

393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:46:36.22 07MV527N0
さや?

394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:46:48.18 za59rTiF0
ほむら「……分からないのよ」

さやか「分からない?」

ほむら「みんなのお陰で、まどかとの約束を果たすことができた。誰を死なせることもなく、ワルプルギスの夜を倒すことができた」

さやか「いいことだらけじゃんか」

ほむら「そう、これは私の望んだ結末そのもの。文句の付け所がないはずなのだけれど」

ほむら「何も、考えられないのよ。心にぽっかり穴が開いたみたいに、空白ばかりが広がっているの」

ほむら「おかしな話よね。あのキュゥべえですら感情が芽生えたというのに、今度は私が無感情のようになっているのだから」

さやか「ほむら……」

395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:47:33.67 Ktn/RA+b0
もったいない精神でいえばまどかも契約しちゃえばよかったのにw

396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:47:46.18 ug9yz7vt0
まどっ!

397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:47:57.73 13ADE2Po0
ほむぅ……

398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:47:59.42 c2KmP5X50
>>386
QB カス条の黒歴史あってこそ真のハッピーエンドだろう

399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:48:52.93 za59rTiF0
さやか「……ほむらはさ、これからどうするの?」

ほむら「これから……?」

さやか「そう、これから。あたしたち、魔法少女じゃなくなったんだしさ。もう戦いに気を回す必要もないじゃん?」

ほむら「……そうね」

さやか「ほむらはこの一ヵ月ばかり繰り返してきたんでしょ。だったらさ、ここから先は未知の領域になるわけじゃない」

さやか「とりあえず、みんなで祝勝会でもする?マミさんの家にでも集まってさ」

さやか「街が復興したら、学校も行かないとね。ほむらって頭いいと思ってたけど、これから先の勉強は意外とダメダメだったりするんじゃない?」

さやか「時間も沢山できるんだから、友達と遊ぶことだってできるね。あ、ひょっとして彼氏とかできちゃったりして!」

ほむら「………」

400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:49:28.04 13ADE2Po0
さやさやほむほむ

401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:50:47.35 za59rTiF0
さやか「どう、ほむら。これからのこと、イメージできた?」

ほむら「………」

さやか「……ほむらがどうして喜べないのか、何となく分かったよ」

さやか「あんたさ……ちゃんと、『生きたい』って思ってる?」

ほむら「生き…たい…?」

さやか「そ。魔法少女じゃなくなったからって、ここで人生終わるわけじゃないんだしさ」

さやか「これから沢山、嬉しいことも悲しいことも待ってる。そういうのと向かい合って生きていかなきゃいけない。あたしはそう思ってる」

さやか「だけど、多分ほむらは……そういうのには目を向けてないよね」

ほむら「………」

402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:52:11.63 yyI0U/Rh0
何このさやか
濡れるんだけど

403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:53:59.52 13ADE2Po0
さやさやかっこいい!

404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:54:06.23 za59rTiF0
さやか「ずっと、約束を果たすために頑張ってきたから…… その先のこととか、何も考えられなくなっちゃって」

さやか「みんなを守るためなら、自分はどうなってもいいって思ってた」

さやか「だから急に、自分のことに目を向けろ、なんて言われて…… どうすればいいのか、分からないんでしょ?」

ほむら「………」


ほむら「………そうね。さやかの言う通りだわ。私は、ワルプルギスの夜を倒すことだけを考えてきた」

ほむら「万が一にも倒すことができたなら、この街を出て……人知れず、消えていこうと思っていたわ」

ほむら「或いは…最大の絶望を引き受けることで魔女となるくらいなら。ソウルジェムを破壊して、自ら命を絶つつもりだった」

ほむら「まさか、人間に戻れるなんて思ってもみなかったもの。インキュベーターの奴、とんだ嫌がらせをしてくれたものね」

さやか「ほむら……」

ほむら「ずっと、同じ時間を彷徨ってた。まどかを救いたいという想いだけを道しるべに、手探りで出口を求めてきた」

ほむら「いつの頃からか、時の迷路に縛り付けられるのが当たり前になっていて。実際に出口を見つけた時のことなんて、考える余裕すらなかった」

ほむら「……だから。これからのことなんて」

ほむら「私には……これからの時間なんて……」

さやか「………ああ」

405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:56:50.99 za59rTiF0
さやか「ああ、そっか。分かったよ」

ほむら「……?」

さやか「ほむら。あんたはそういう顔ばっかりしてるから、何も考えられなくなっちゃったんだね」

ほむら「そういう顔……?」

さやか「そりゃー最初に比べたら明るくなったし、少しは笑ってくれるようになったけど…… それでもやっぱり、足りないんだ」

ほむら「何が、足りないというの……?」

さやか「分からない?簡単なことだと思うんだけどな」

ほむら「だから……!何が言いたいのよ……!」

406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:57:21.14 13ADE2Po0
さやさやほむほむ

407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:57:21.61 Ktn/RA+b0
さやかちゃんは出てるアニメが虚淵じゃなかったら
真ん中で熱血やってるヒーローレベルだからな

408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:58:46.25 za59rTiF0
さやか「だーかーらー、その顔だって!何で分かんないかな!」

ほむら「………さっきから何なのよ!そんな表現で分かるわけがないでしょう!」

さやか「だったら鏡でも持ってきて、よーく見てみなよ!自分が今どんな顔してるのか!」

ほむら「これからの話をしてたのに、どうして顔の話が出てくるの!意味が分からないわよ!」

さやか「あんたが素直じゃないからでしょうが!」

ほむら「また意味の分からないことを!」

さやか「さっきから分からない分からないって、そればっかり!あんた、そんなに馬鹿だったの!」

ほむら「あなたに言われたくないわ、美樹さやか!」

さやか「だったら少しは自分で考えろ、転校生!」


ギャーギャー ワーワー

409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/02 23:59:17.48 13ADE2Po0
さやさやほむほむ

410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/03 00:00:42.08 CKpyOEVa0
ほむら「はあ、はあ……」ゼエゼエ

さやか「………ふぅ…」ゼーハー

ほむら「……少しは頭が冷えたかしら、美樹さやか」ゼーゼー

さやか「あんたこそ、顔真っ赤にしながら言い返しておいて説得力ないよ……転校生」ハーハー


さやか「で……どうよ。あたしの言いたかったこと、伝わった?」

ほむら「………」

ほむら「………分からない…わよ……」


ほむら「ようやく約束を果たして、時の迷路から抜け出した。それなのに、心から喜ぶことができない」

ほむら「これからどうしたいかなんて、何一つ分からない…… 挙句に、その顔がダメだなんて言われて」

ほむら「何なのよ、もう。泣きたくなってくるわ……」


さやか「……やっと、分かったみたいだね」

ほむら「は……?」

411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/03 00:02:33.22 CKpyOEVa0
さやか「泣きたいんだったら、泣けばいいじゃん。誰も我慢しろなんて言ってないよ?」

ほむら「は……何……?」

さやか「なのに、あんたって奴は。人の泣き顔は散々見ておいてさ」

ほむら「何…を……」

さやか「あたしだけ恥ずかしい思いするなんて、不公平だと思わない?そろそろほむらの恥ずかしいところも見てみたいなー」

ほむら「何を、言って……」

さやか「分からないかなー。まあ、そろそろ面倒になってきたし…… 答え、教えちゃおっかな」




さやか「あんた、ずっと泣きそうな顔してたんだよ?」





412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/03 00:02:58.25 yXEVtRY90
さやさやほむほむ

413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/03 00:04:20.67 +EkVuroZ0
まさかのさやほむもアリだな

414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/03 00:04:27.80 CKpyOEVa0
ほむら「………え?」

さやか「あーあ、やっぱり分かってなかったんだ。ほむらって案外頭悪い?」

ほむら「どういう、ことよ……」

さやか「ほら、その顔。眉間に皺寄せて、くしゃくしゃになりそうなのを必死に抑えてる。どうして我慢するかな?」

ほむら「………別に、何も我慢してなんか……」

さやか「ほむら、あんたさ。自分じゃ気付いてないかもしれないけど、いつもそういう顔してたんだよ」

ほむら「いつも……?」

さやか「そ、いつも。そういえばあたしを殺そうとした時もそんな顔してたっけ」

ほむら「………」

さやか「ってことは、だよ。あの時はあんなこと言ってたけど、本当はあたしを殺したくなんかなかったってことだよね」

さやか「いやー、ほむらがそんな風に思っててくれたなんてね。さやかちゃんってば罪作りだなぁ!」

ほむら「………」

415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/03 00:07:43.13 CKpyOEVa0
さやか「そんなほむらに特別大サービス!なんと、さやかちゃんの胸を貸してあげちゃいます!」

ほむら「え……」

さやか「世界を救った勇者へのご褒美ってところかな。そんな感じのゲームでも、"ぱふぱふ"ってやつがあったでしょ?ま、あれとは意味が違うけどね」

ほむら「………」

さやか「よくぞ姫を守ってくれた、勇者ほむらよ。さあ、褒美をつかわそうぞ! なーんてね。ほらほら、こんなチャンス滅多にないよー?」

ほむら「………いい、の?」

さやか「この前のお返しだと思ってくれればいいよ。マミさんほど大きくはないけど、抱き心地は保証しますぜ?」

ほむら「いいの……? 私…泣いても……いいの……?」

さやか「さっきも言ったでしょ?あたしはほむらの恥ずかしいところが見たいのだー!」

ほむら「………」



さやか「………泣きなよ、ほむら。思いっきりさ」

416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/03 00:09:24.16 g1PyL5jw0
おっぱああああああああああああああああああああああああああい!!!
さやかのおっぱああああああああああああああああああああああい!!!
いただきむああああああああああああああああああああすうううううううううう!!!!!!!

417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/03 00:09:42.03 XBi2GRoj0
お前は今泣いていい!泣いていいんだ

418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/09/03 00:10:02.63 CKpyOEVa0
ほむら「………っ!」

ほむら「……う…っ…… う……あ……っ!」

ほむら「あ……あっ……!うああああああああっ……!!」ガバッ

さやか「よーしよし。さやかちゃんの胸で存分に泣きなさい」ナデナデ

ほむら「わた、し…私……!やくそく、守れなくて……!ずっとずっと、一人ぼっちで……!」

さやか「うん」

ほむら「まどかが死ぬところ……!さやかが死ぬところ…をっ……!何度も………何度も何度もっ……!見てきて……!」

さやか「うん」

ほむら「やっと……!やっと、ここまで…これてっ……!うれ、し…、うれしい、のにっ……!なん……、なんで…こんなっ……!」

さやか「うんうん、分かってる。ほむらは嬉しいんだよね。涙は嬉しい時にも出るんだよ」

ほむら「さや、か……!さやかぁぁぁぁ……! わたし、やくそく……守れた、よね…? もう……泣いても、いいんだよね?」

さやか「いいよ」

さやか「ほむらはみんなを守るために、ずっと一人で戦ってきたんだもん。今日くらい、思いっきり泣いていいんだよ」

さやか「今までよく頑張ったね、ほむら」


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