11/07/19 00:03:24.12 sHbZ84t60
>>58
調子に乗ってるフレンダ可愛いよ
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:03:36.79 sHbZ84t60
フレンダ「それで、この後どうするの?」
ファミレスから外を見れば、既に日は傾いていた。
フレンダ「学園都市の夜は早いわよ。完全下校時刻になればバスとかほとんど止まっちゃうから動くなら早くの方がいいわね」
フレンダが時計を見て、言う。
マミ「そうね……まずは拠点ね。雨風凌げる場所が欲しいわ」
チーズケーキを食べ終えたマミが提案した。
杏子「それなら適当なホテルがちょうどいいな」
マミ「そうね。ねえセイヴェルンさん、どこかいいホテルを案内してくれないかしら?」
フレンダ「学園都市のホテルは選り取り見取りよ。この時期に観光客なんてほとんどいないから、どこでもすぐに部屋を取れちゃうってわけ」
杏子「そうか、そりゃ都合がいい。適当なところを勝手に使わせてもらうとするか」
マミ「ダメよ、佐倉さん。そんなことしたらお店の人に迷惑がかかるでしょ」
杏子「そんなこと言っても金ねーぞ」
マミ「いいわよそれくらい、私が出しておいてあげるわ。緊急事態だしね」
杏子「ま、タダで泊まれるならあたしはいいけどさ……」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:03:51.60 sHbZ84t60
―
路線バスを乗り継いで十数分、三人と一匹は第三学区に到着した。
杏子「おいおい……大丈夫なのかよここ……めちゃくちゃ高級っぽいぞ……」
フレンダ「第三学区には外部からの客が比較的多いからもし、二人の侵入がバレたとしても誤魔化しやすいってわけよ」
杏子「それにしたってなあ……」
杏子は乱立する見上げると首が痛くなるほどの高層ビル群を見て、辟易する。
それらは外装から綺麗な状態が保たれていて、金をぼったくっても文句を言わせないぞと言わんばかりだった。
フレンダ「あ、前に麦野たちと泊まった時にサービスがいいところみっけ」
その内、一際大きなホテルにフレンダはずかずかと入っていく。入り口にはガードマンが張り立ちっぱなしになっており、警備はいかにも頑丈そうだ。
それに続いて、マミも入る。
杏子「うへえ……」
遅れて杏子もついて行く。
杏子「無理矢理侵入しようとしなくてよかったな、こりゃ……」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:04:04.74 sHbZ84t60
チェックインし、バイキングへ。
バイキングと言っても、さすがは高級ホテルと言うべきか、杏子には全ての料理が輝いてるように見えた。
杏子「おいっ、これ本当にいくらでも食べていいのか!?」
目を輝かせて杏子が聞く。
フレンダ「ま、まあ、バイキングだし……」
戦闘時のイメージがついていたので、あまりの豹変ぶりにフレンダは困惑する。
杏子「よっしゃ、たくさん取ってくるからな!」
マミ「食べきれる量だけ取ってくるのよ」
杏子「わかってる!」
子供のようにはしゃぎながら、料理へと向かう杏子。
杏子「やべえ、これかなり美味いぞマミ、フレンダ!」
そしてすぐに杏子の大声が聞こえてきた。
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:04:41.97 sHbZ84t60
フレンダ「……なんか、杏子のイメージが最初とは違うんだけど」
フレンダは半ば呆然として、呟いた。
マミ「無理してるのよ、あの子も」
適当に取ったスパゲティを食べながら、マミが言う。
フレンダ「予想外に妹キャラってわけね。私の妹とはまるで違うけど」
マミ「あら、妹がいるの?」
フレンダ「私に似てかっわいい小学生の妹が一人、ね。どうやら私ってば戸籍上は死んでる扱いになっちゃってるから会いには行けないけど」
マミ「妹……いいわね、家族がいるっていうのは」
遠い目をして、マミが呟く。
フレンダ「マミも妹とかいるの?」
マミ「いないわね……家族もみんな事故で死んじゃったわ」
フレンダ「あぅ……ごめん」
シュンとして謝るフレンダ。
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:05:04.25 sHbZ84t60
書いたのここまで
速度上げて続き書く
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:05:16.72 Je50LedA0
こっからだな!
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:06:07.52 0IzKW1Iq0
マミさんって雑魚なんでしょ?
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:06:15.77 wY9ysGaC0
>>63
なるほど了解した(笑)
フレンダと聞いて見ない訳にはいかなって訳よ。
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:07:05.86 1KTFw4DU0
「すまん。SS速報は好きじゃないんだ」
それが>>1の出した選択であった。
別に本気でSS速報が嫌いなわけではない。だが彼は不安だったのだ。
なぜなら――
「禁書ssスレがこんなに……!?」
生半可な書き手である>>1にとってSS速報の壁はあまりにも高く、そして厚かった。
目の肥えた読者たちが跋扈する、まるで獄中のような厳しさを耐え切る自信と技量が>>1にはなかったのだ。
あんなところで書いたところでレスはもらえない。そのことを一番理解しているのは>>1自身であった。
「SS速報でやれよ」
「建て直しすんな」
誤謬なき野次が>>1の信念を掻き乱し、欠けたガラスのように鋭利な言葉が>>1の心を抉った。
「……」
返す言葉が見当たらない。否、下手な返答をすれば『叩かれる』ことを理解した上でのスルーだった。
それ故、彼は『好きじゃない』とどうにでも取れるような『逃げ』を意識した返答を出すに留めたのだ。
しかし、その答えはSS速報の内情を知る者たちの失笑をかってしまうほどの悪手であった。
SSスレは改行や投稿制限がVIPとは比べ物にならないほど緩やかで、書き手にとってはVIPよりも遥かに良好な環境であるからだ。
(俺はなんとしてもVIPで書ききる……! そしてss乞食共から賞賛レスをかき集めてまとめに載り、名作を作った神として歴史に名を刻むんだ……!)
―その日の夜中、>>1が立て直したssスレは無情にもdatの欠片となり電子の海へと消え入った。
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:08:30.83 sHbZ84t60
マミ「いいのよ、昔のことだし、ね。惜しむらくは、その時、願いで自分だけの命を願っちゃったことかな?」
フレンダ「マミも生きたいから魔法少女になったんだ……」
マミ「『も』、ってことは、セイヴェルンさんも?」
フレンダ「まあね。あの時はどうなるか冷や冷やしちゃったわけよ」
マミ「そうだったの。なんだか私たち、気が合いそうね」
フレンダ「なーんか、深いところで似てる気がするってわけよ」
杏子「なあ、二人とも! 店員さんに頼んだらこんなにケーキもらえたぞ!」
フレンダ「ちょ……それ、普通に注文しただけじゃ……」
杏子「えっ……」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:09:07.46 p4ssEmka0
>>72
これは新コピペに認定してもいいくらい評価する
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:09:26.24 mNkRFYzr0
>>72
これググッても出て来ないんだが、コピペだよな?
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:09:37.44 aaYn0zyY0
>>72
ちょwwwww
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:09:45.26 Je50LedA0
俺のさやかの出番なさそう
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:10:25.00 d3EAvkgD0
上半身ぱっくんちょのマミさんと
下半身どぱーんのフレンダか…
合体させてマミンダつくろうぜ!
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:10:43.54 yYYcUiiP0
>>72
久々にひどい才能の無駄使いを見た
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:10:47.51 Bq7FsQsS0
>>70
雑魚じゃないよ ちょっと後輩にいいとこ見せようとして調子のって
倒せる敵に隙をみせて頭からパックンされただけだよ
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:10:47.58 qfP8H56F0
>>72
コピペにマジレスはカッコ悪いが
SS速報は落ちないんで安心してなかなか
書かないようになちゃう作者が多いんだよな。
反応も少ないし。
VIPは良くも悪くも反応があるし緊張感もあるから
モチベーションが保てるんじゃないか。
保守は俺達に任しとけ。
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:11:36.55 gEmPaf0/0
>>72
これコピペじゃねーだろ見たことねえぞこんなの
秀逸だな
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:12:49.19 c5iQ/Ddk0
もう>>72が引き継いで書いちまえよ
地味に地の分うまくて笑うわ
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:14:46.16 7hImUlR00
以下>>100まで>>72を賞賛するスレ
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:15:03.63 aK65+hxI0
>>72
念の為にリストに入れておく
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:15:27.95 qfP8H56F0
>>82
新たなコピペ誕生の瞬間だった。
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:16:06.10 sHbZ84t60
―
浜面「本当だって、見たんだよ!」
学園都市の個室サロンの一室で浜面は力説する。
浜面「フレンダの幽霊を!」
絹旗「はぁ……ついに超浜面菌が脳にまで達してしまいましたか。幽霊なんて非現実的な……」
浜面「B級映画見てるお前が言うかっ!?」
絹旗「はいはい、どんな格好してたんですか? 三角巾でも超被って、うらめしやーとでも言ってたんですか?」
浜面「いや、なんか変な格好してたんだよな。フレメアみたいなフリフリの格好で……」
絹旗「15点」
浜面「まったく信じてないなお前!」
ぎゃーぎゃーと喚き会う浜面と絹旗。そんな二人を尻目に、一人ジュースをストローで吸い上げながら上の空な麦野、そしていつも通り眠たげな目をした滝壺。
アイテムのメンバーが集まっていたところだ。
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:17:03.89 GPMxepjy0
>>72作品ごとにちょっと改変すりゃそのまま使えそうだな
ゴネるss書きを挫けるわ
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:17:15.78 BNSr1xFd0
>>72
コピペの誕生をみた
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:18:53.73 7Pr6oZ0p0
なんて奴だ>>72…
たった1レスでssスレをコピペ誕生スレに作り変えやがった…
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:20:36.52 mNkRFYzr0
この前の古畑スレで出来たコピペよりも秀逸
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:21:07.86 sHbZ84t60
滝壺「はまづら……」
くいっくいっと、浜面の袖を引っ張る滝壺。
浜面「おお、滝壺なら信じてくれるよなっ」
浜面は救世主を見つけたと言わんばかりに感激する。
しかし、滝壺はそんな浜面をジト目で見つめて、一言。
滝壺「言っていい冗談と、悪い冗談があると思う……」
浜面「あ、あれ……? 滝壺サン、怒ってらっしゃる……?」
浜面が恐る恐る尋ねると、滝壺はそれに答えず、プイッと顔を背けてしまう。
「信じてくれよ滝壺ぉ」と懇願する浜面に、当然です、という風に憮然とする絹旗。
そんな三人を尻目に、麦野は溜息を吐いた。
麦野「フレンダの幽霊ね……会えるものなら会いたいわね……」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:21:12.32 A4aZaXyd0
これどっかのまとめが拾ったら>>72は確実にコピペとして使われるな
とりあえず大手のまとめに拾われるよう>>1頑張れや
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:21:38.63 mNkRFYzr0
早速百合豚のところに貼られてるぞwww
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:22:53.49 dJxdi7+00
私男だけど>>72になら抱かれてもいい
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:24:17.96 CDtgUkCh0
>>72って元ネタがあるわけでは無いんだよな?
自前だとしたら>>1如きの駄文と比べるまでも無い才能の差があるな
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:24:31.51 Fluj8JbN0
>>1「くそおおおおおお!!なんで書いてる俺に安価つかないんだよおおおおおおおおお!!」ガスッガスッ
>>1母「やめなさいトオルちゃん!近所迷惑でしょ!」
>>1「ふざけんなよ>>72!このssは俺が数ヶ月構想練った渾身のssなんだよおおおおおお!!くそがあああああ!!!」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:24:58.64 b85nHv6D0
どうでもいいけど滝壺ってウザいよな
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:26:32.98 yczYutgz0
誤謬なき野次とか
電子の海とか
なんかオサレ
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:27:11.19 sHbZ84t60
―
杏子、フレンダ、マミはホテルの一室に泊まっていた。
一室と言っても、豪勢なもので、キングサイズのベッドで三人は悠々と寝られる環境だ。
そこで、佐倉杏子は目を覚ました。
本能的に、結界を張る。
次の瞬間、部屋の入り口、扉ごと貫通した銃弾が三人を襲った。
マミ「何事!?」
フレンダ「へぁっ!?」
その衝撃に、残り二人も起きる。
杏子「わからねえ、だけど敵襲なことは確かだ!」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:28:51.69 PDC90p270
コピペ誕生の瞬間をリアルタイムで遭遇するとは思わなかったわ
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:29:17.70 R85lqmuE0
>>98
アイテムで一番いらない子なのは確か
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:30:35.35 JTUBxE0c0
最近あの浜面補正まだ続いてるの?
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:30:38.37 mNkRFYzr0
アイテムで一番可愛いのは最愛ちゃんなことは確か
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:32:15.66 5pK75IfI0
すばらしいコピペだ
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:32:42.12 sHbZ84t60
しばらく掃射が続いた後、ドアがボロボロになり、外にいるものが見えた。
それは、機械だった。ずんぐりとした人型で、黒い装甲に覆われている。
右手に当たる部分には大型の機関銃が握られており、あれで攻撃してたことが窺える。
それを見て、フレンダはぎょっとした。
フレンダ「『駆動鎧』(パワードスーツ)……!?」
駆動鎧は機関銃を投げ捨てると、杏子の張った結界へと突進する。
ぐしゃり、と駆動鎧が衝撃でひしゃげるが、構わず、何度もその巨体を叩き付ける。
杏子「ぐっ……やべえ、もたねえぞ!」
三度目の体当たりで結界はひび割れ、杏子が顔を歪めた。
その間に、マミとフレンダは変身を済ませる。
そして、四度目の激突で杏子の張った結界は破れた。
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:32:45.83 XgAvA+tlO
>>104
超同意です
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:33:41.03 t0uLxpX/0
フレンダかわいいよフレンダ
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:34:20.09 aK65+hxI0
モアイちゃんマジ天使
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:35:38.68 mNkRFYzr0
>>103
操作方法が勝手に脳内に入って来る最新式のバイクが偶然道中にある
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:39:00.87 sHbZ84t60
パリンという、乾いたものが砕かれる音が響き、杏子の結界が消失する。
そこに間髪入れずにマミがマスケット銃を放ち、フレンダがナイフを投げる。
しかしそれは当たらない。巨体に見合わない俊敏な動きでそれは易々と回避される。
さらにその回避の瞬間、その巨体が光に包まれるのを三人は目撃し、驚愕した。
光に包まれたと思うと、ひしゃげたはずの駆動鎧の体は元の綺麗な形となる。
だが、三人が驚いたのは修復されたことではない。
マミ「魔力……!?」
杏子「嘘だろ……こいつ魔法少女だ!」
駆動鎧は蜘蛛のように地面を這う姿になると、一飛びでドアまで後退する。
飛びながら、捨てた機関銃を拾い上げ、銃口を三人に。
杏子「やべえ!」
今度は結界を張る暇がなかった。
機関銃の壮絶な掃射が放たれる。
三人は床に伏せ、間一髪で避けるが、部屋は滅茶苦茶だった。
ジリリリリリと、緊急警報が鳴り響く。
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:40:34.62 53fx275k0
しえn
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:41:24.84 8MD8P1U+0
支援
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:44:06.27 OD7a4pjs0
支援
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:44:17.79 ZorkuytkO
>>103
しかも超高速&トランスフォーム機能つき
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:47:06.12 qXWlVJoI0
主人公補正とか気にしとったら禁書は読めん
支援
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:47:51.92 sHbZ84t60
どたどたと、大勢の人間の足音が響いた。
警備員だろうか、武装した大人が数人やってくる。
駆動鎧はそちらに目もやらず、機関銃の掃射でなぎ倒す。
杏子「やりたい放題だな、おい!」
その隙を突き、変身を済ませた杏子が槍を持って飛びかかった。
駆動鎧はそれに鋭敏に反応し、槍を機関銃で受け止める。
杏子が着地するより早く、駆動鎧は杏子の胸元へと、空いた手を伸ばした。
それも杏子の胸元には到達しない。銃声が響く。マミのマスケット銃の銃声だ。
マミの放った銃弾は正確に駆動鎧の腕を打ち抜き、それによって腕の軌道が逸れ、結果、腕は杏子に当たらない。
その一連の流れでぎょっとした杏子はすぐさま後退する。
杏子「こいつ……ソウルジェムを正確に狙ってきてやがる!」
再び、駆動鎧による機関銃の掃射。今度は反応が間に合い、マミがリボンを大量に発生させ、壁を作る。
リボンの壁に銃弾が突き刺さる凄まじい爆音が室内に響いた。
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:50:50.87 fcU50nvk0
ほむほむ、なのか?
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 00:55:15.73 sHbZ84t60
杏子「ちくしょう、なんだこいつは!」
フレンダ「『駆動鎧』! 人間の身体能力を上げるための機械ってわけよ!」
マミ「つまり、ロボットってわけね!」
掃射の音が止む。すると再び、腹の底に響くような音がし始める。
また突進で破ろうとしているのだろう。
フレンダ「まあ、厳密に言えば違うんだろうけど! とりあえず、この部屋じゃ狭すぎてどうしようもないってわけよ!」
リボンの壁は頑丈らしく、巨体の突貫でもびくともしなかった。
フレンダ「多分、あのタイプは機動性を犠牲にした装甲重視のパワータイプ! この部屋じゃ圧倒される!」
杏子「じゃあどうすんだよ!?」
フレンダ「ぶっちゃけ、逃げるしかないっ!」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:00:19.63 sHbZ84t60
駆動鎧は突破は無理と考えたのか、重低音が止む。
次はバガンという、砕ける音がした。コンクリートが砕ける音だ。
フレンダ「まさか……!?」
そして、次にまたその音がする。フレンダたちの真上で。
駆動鎧が、天井を砕いて降ってきた。
さらに素手を振り回す。単純なパンチだ。
だが威力は凄まじい
標的は、障害と判断されたのか、マミ。
マミ「くっ……!」
思わず、マスケット銃で受け止めるが、マスケット銃は砕かれ、マミはそのままノーバウンドで吹き飛ばされた。
フレンダ「マミっ!」
杏子「何が機動性を犠牲にしただ! 無茶苦茶素早いぞ!」
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:05:15.11 Bq7FsQsS0
支援
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:12:21.55 2JtAn+WW0
しえんに
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:16:06.36 sHbZ84t60
フレンダ「中身が魔法少女だから!? そんな反則な!」
ぐるり、と今度はフレンダの方を駆動鎧が顔を向ける。
フレンダ「げっ!」
駆動鎧が腕を振り上げる。
マミ「はい、そこまで」
するとそこで大量のリボンが駆動鎧の拳から溢れだした。
リボンは駆動鎧に絡みつき、駆動鎧の動きを止める。
フレンダ「マミ……!?」
マミ「さっき殴られた時にリボンの種を植え付けておいたのよ」
だが、動きを止められたのも一瞬。ブチブチと、ちぎれる音と共に駆動鎧は少しずつ動き出す。
マミ「まだ足りないのね」
銃声が三発。マミの放った銃弾が駆動鎧に直撃する。
しかし、もちろん、駆動鎧には大した傷がつかない。
それでもマミは慌てない。着弾した地点からさらにリボンが生まれ、厳重に駆動鎧を包み込む。
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:20:38.64 qzS3NYtQ0
フレンダは俺の嫁
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:21:54.19 Bq7FsQsS0
>>124
いやいやフレは俺の嫁
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:23:17.88 3T1PMdk+0
>>125じゃあおれンダもらうわ
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:26:42.99 sHbZ84t60
フレンダ「おおっ!」
それでもまだ駆動鎧は止まらない。ギシ、ギシと、音を立てながら少しずつ動こうとする。
マミ「さて、二人とも下がっててね」
次に、マミは自分の体よりも大きなフロントフックの銃を作り出す。
杏子「おいちょっ……」
それを見て、慌てて杏子はフレンダの手を引っ張り、駆動鎧から距離を取った。
マミ「ティロ―」
杏子「伏せろフレンダ!」
マミ「―フィナーレ!」
巨大な銃から巨大な銃弾が放たれる。それはリボンに雁字搦めにされた駆動鎧をノーバウンドで吹き飛ばした。
吹き飛ばされた駆動鎧は壁にぶつかっても止まらず、廊下の壁すらも貫通。結局、駆動鎧は向かい側の部屋まで吹き飛んで、初めて地面に叩き付けられた。
駆動鎧の体は大きく変形し、ぴくりとも動かない。
杏子「や、やったか……?」
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:31:00.74 sHbZ84t60
杏子が覗き込むようにして、恐る恐る確認する。
見ると、駆動鎧は仄かに光に包まれていた。変形した機体が少しずつ修復されていくのが見える。
杏子「おいおい……あれでもダメなのかよ!?」
マミ「とにかく、今の内、逃げるわよ!」
フレンダ「おっけー!」
杏子「ああ!」
それ以上駆動鎧に追撃せず、破られた部屋の窓から、三人は逃走した。
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:31:21.24 0IzKW1Iq0
誰かノーバウンドに突っ込んでやれよ
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:32:03.70 sHbZ84t60
ダメだ、アニメ見ながらだと集中できないからロリきゅーぶ見てくる
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:33:33.47 3T1PMdk+0
またおちんぞ
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:34:08.02 qzS3NYtQ0
いいかげんにしろ
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:34:17.30 GNzRh9tD0
これはロリキューブ視聴中に落ちるフラグ
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:34:19.08 4bVYMpuI0
また落ちるぞ
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:40:18.71 qfP8H56F0
嫁のフレンダの為にも落としてなるものか。
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:45:17.84 L+hRDMh/O
ほ
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:47:30.22 2JtAn+WW0
ほ
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:52:48.82 j9NM4IEtO
は
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:58:23.28 yGh67UML0
ほ
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 01:58:26.09 sHbZ84t60
保守してくれた人ありがとう、続き書く
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:08:19.62 sHbZ84t60
夜の学園都市は静かだ。基本的に学生で構成されるこの都市で、深夜に出歩く人間は極端に少ない。
いるとしても、教師か、夜遊びしているスキルアウトくらいだろう。
夜の路地裏で、三人は息絶え絶えに座り込んでいた。
既に第三学区は抜け出していた。スキルアウトが屯している辺りなのだろう、壁に大量の落書きが書き散らされている。
杏子「一体なんだってんだあいつは……」
杏子は息絶え絶えに、どこからともなく取り出した水を一口飲み、マミに渡す。
マミ「私たちが学園都市に侵入したのがバレちゃったのかしら」
それを受け取ってマミも水分を補給する。続いてフレンダへ。
フレンダ「それなら警備員が派遣されるってわけよ。あんなの、どう見ても表の人間じゃない。私が昔いたのと同じ、学園都市の暗部、裏の人間よ……!」
フレンダも受け取り、飲んだところで空になる。そして空になったペットボトルを投げようとして、手を止めた。
フレンダ「とにかく、もう表だっては動けないわけよ……」
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:12:34.20 FLgHhuh80
絹旗ちゃんかわいい
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:16:47.87 cSLi0JWM0
期待の保守
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:16:55.58 sHbZ84t60
―
浜面は今日もパシリだ。
アイテムの面々でファミレスで屯しているが、浜面だけは席に座れず、ジュースを運ぶ機械となっていた。
服部「は、浜面っ」
そんな浜面の下に、浜面の悪友である、服部半蔵が飛び込んで来た。
服部「助けてくれ、お前の仲間が俺たちのところで無茶苦茶やってるんだよ!」
浜面「はぁ? 仲間って……」
そう言われて浜面はアイテムの面々の顔を見る。
浜面「誰がなんだ?」
服部「あの金髪の女だよ! フレメアの姉の!」
浜面「……は?」
浜面は怪訝な顔をする。当然だ、フレンダは死んだわけだから、そんなことできるはずもない。
だが次に浜面は自分の見かけたフレンダの幽霊を思い出す。
浜面「もしかして―」
麦野「ちょっとその話、聞かせてちょうだい」
浜面が思いついたように何か言おうとして、興味を示した麦野の言葉に遮られた。
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:25:32.39 sHbZ84t60
―
フレンダ、マミ、杏子の三人は第七学区に来ていた。
あれから一晩中、三人は駆動鎧が現れては撃退し、現れては撃退し、の繰り返しだった。
疲労困憊。そして辿り着いた先がスキルアウトのねぐらだ。
攻め入ってくる敵に備えて罠が張り巡らされてるそこは、何もないよりかは安全だと考え、スキルアウトたちを制圧し、一時的に奪い取ったのだ。
マミ「はあ……こんなことしたくないのだけども」
震え上がるスキルアウトたちを見て、マミは溜息を吐く。
杏子「いいんじゃねーの。緊急事態だよ緊急事態」
食料品を勝手に漁って食べる杏子。
フレンダ「ちょっと、私の妹に何かしたわけ!?」
スキルアウト「し、知らねえ……それは服部さんのものだから……」
たまたまフレメアの写真を見つけたフレンダが、スキルアウトに詰め寄る。
滅茶苦茶な状況だった。
そして状況はさらに滅茶苦茶になる。
ゴバァッという凄まじい音が響き、アジトの入り口が吹き飛ばされた。
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:31:06.15 Bq7FsQsS0
支援
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:41:59.85 4bVYMpuI0
ほ
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:47:18.02 cSLi0JWM0
ほ
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:49:04.86 sHbZ84t60
スキルアウト「ひぃいっ」
杏子「ちっ……もう嗅ぎつけやがったか!」
しかし、今までとは毛色が違った。
見れば、ずっと三人を襲撃し続けている駆動鎧はいない。しかし、数が増えていた。
全二十五体。モデルはHsPS-15。学園都市の技術を詰め込んだ、オールラウンジタイプだ。
マミ「あのロボットはいないみたいね」
フレンダ「数が尋常じゃないってわけよ!」
杏子「おいおい……」
フレンダ「これ、むしろ今までよりピンチなんじゃ……」
すぐさま出口を探すが、完全に窓の外にも駆動鎧の姿が見えた。どうやら二十五体よりもさらに多いらしい。
マミ「仕方ないわね……」
それを見て、マミが一歩踏み出した。
マミ「みんな、下が―」
だがその後の言葉はその後の言葉は遮られる。
真っ白い光線が轟音と共に外から入り込み、駆動鎧をまとめて数体吹き飛ばしたからだ。
「なーんか物騒なことになってるわね」
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:49:08.09 Bq7FsQsS0
>>1は寝たのか
そしてまた落とすのか……
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:52:12.85 sHbZ84t60
ごめん、やっぱりカイジとユルアニ終わってからまた来るわ・・・
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:54:07.62 4bVYMpuI0
いい加減にしろww
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:54:16.37 qzS3NYtQ0
ぜったいに許さない
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:54:17.94 Je50LedA0
俺が代わりに見とくから続き
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:57:05.17 qfP8H56F0
好きにしろ俺は保守するだけだ。
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 02:58:46.31 ZS26+Vrg0
ユルアニなんて見てる奴いたのか
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 03:07:28.18 4bVYMpuI0
ほ
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 03:14:44.67 qzS3NYtQ0
アイテム好きなやつ普通にいるのに何でSS少ないんだよ
みんなもっと書いてくれよ
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 03:23:44.09 ZS26+Vrg0
ほ
160: 忍法帖【Lv=7,xxxP】
11/07/19 03:26:38.17 gIjZaePa0
んでんで
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 03:35:04.72 Amw4cik+0
にゃあwwwww
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 03:35:46.81 kMQiLj+U0
にゃぁ!
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 03:46:16.59 ZS26+Vrg0
かまってかまってほしいの~wwwwwwwwwwwwww
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 03:56:11.31 sHbZ84t60
● んでっ!んでっ!んでっ! (にゃあ) にゃ~んでっ! かまって かまって 欲しいの~
┠~~~┐ イイ子じゃない時のワタシ~ カワイイとかって ありえな~い
┃ ● ∫ ソレ!ソレ!ソレ!(にゃお)LOVE! もらって もらって ください~
┠~~~┘ 非常事態が にっちじょうです~ 好きって言ったらっ ジ・エンドにゃん!
┃ わがまま、そのまま、 ねこまんま~ 上から目っ線のてんこ盛り~
┃ 三毛ブチ~ トラシロ~(早くしろ!) ウェルカム 猫招き~
┃ 調子にのっちゃだめ~ にゃんたら優しすぎるの、ダ・イ・キ・ラ・イ~(みゃ~ん)
┃ はっぴぃ にゅう にゃあ~ は~じめまして~
┃ キミにっ あげるっ さっいしょの オーバーラーーン!
┃ 逃げるから~ 追い掛けて~ まぁるいせか~い~
┃ ラ~~ッキー ニュ~ フェ~イス
┃ ち~~っかづいてる~ わたしだけ見つけなさい~
┃ 拾いたいなら 拾えば~~~~~~いーじゃん!
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 03:57:29.53 gPX88hwl0
じゅ~しーからあげナンバワ~ン
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 03:57:37.29 Je50LedA0
んでんでんでwwwwwwwwwwww
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 04:04:23.80 sHbZ84t60
フレンダ「えっ……」
その声を聞いた瞬間、フレンダは全身の筋肉が硬直するのがわかった。
その声をフレンダは知っている。焼き付いた痛みと共に、記憶に焼き付いてる。
杏子「次から次へと! 今度はなんなんだよ!?」
杏子が腰を落として臨戦態勢を整える。と、そこで顔を真っ青にして、硬直してるフレンダの姿に気がついた。
杏子「おい……フレンダ……?」
フレンダ「麦……野……」
掠れた声で、フレンダは呟く。
こつこつこつ、と靴音が響く。
「これは超ただ事じゃないですね」
フレンダは次いで、知ってる声を確認した。しかし、そんなことはどうでもよかった。
「おい、フレンダ、いるのか!?」
知ってる男の声がする。しかし、そんなことはどうでもよかった。
「まあ、こいつらを片付けるのが先でしょ」
そして、駆動鎧の隊列に空いた穴から、五人の人間がスキルアウトのアジトに足を踏み入れた。
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 04:11:55.81 sHbZ84t60
浜面「フレンダ……」
浜面仕上だ。アイテムのパシリをやっていた男だ。
絹旗「フレンダ……!?」
絹旗最愛だ。アイテムのメンバーで『窒素装甲』の能力を持つレベル4だ。
滝壺「フレンダ……」
滝壺理后だ。アイテムのメンバーで『能力追跡』の能力を持つレベル4だ。
麦野「フレンダ……生きてた、の……?」
麦野沈利だ。アイテムのリーダーで『原子崩し』の能力を持つレベル5で、
フレンダ・セイヴェルンを残虐に殺した張本人だ。
フレンダ「あ……うわぁぁぁぁあああああ!!」
その姿を認めた瞬間、フレンダは全身の金縛りが解けた。
生存本能が逃げろと告げていた。魔法少女が入ったしつこい駆動鎧より、数十体の駆動鎧の隊列より、
ただただ、あのレベル5が怖ろしかった。
周囲の状況なんて、全てが吹き飛んだ。
無作為に、無謀に、無責任に、フレンダは麦野たちのいる方向とは真逆の方向に走り出す。
当然、その先には駆動鎧がいて、そこに突っ込めば殺されることなど目に見えていても、だ。
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 04:23:01.47 sHbZ84t60
杏子「待てよ!」
取り残されそうになった杏子がフレンダの腕を掴み、引き留める。
フレンダ「はなっ……離して! いや、いやぁぁぁぁあああ!」
だが、フレンダは半狂乱で暴れ、杏子の腕を振り払う。
腕力としては杏子の方が上回っていたが、無茶苦茶に暴れるフレンダを抑えきることはできなかった。
フレンダはまた逃げ出す。向かう先の駆動鎧が臨戦態勢を整えた。
杏子「おいっ……!」
一度手を振り払われた杏子が後を追おうとする。
その脇を、青白い光線が駆け抜けた。
光線は駆動鎧に直撃する。当然、駆動鎧が耐えられるはずもなく、真っ赤に融解。
人間が乗っていたはずの兵器の上半身が解けて消え去った。
フレンダ「あ……」
その光景を目にしたフレンダが、足を止める。へたり込む。
かつて殺された瞬間が、下半身を焼き落とされた瞬間が、脳裏に過ぎった。
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 04:27:41.54 sHbZ84t60
杏子「なんだよ……なんなんだよあんたら!」
闖入者の五人を睨み付ける杏子。
浜面「お前達の助太刀だよ、一応な」
睨み付けられた内の一人の男は困ったような顔をしながら後頭部を掻いて言った。
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 04:43:08.56 sHbZ84t60
レベル5の力は圧倒的だった。
集まった駆動鎧は麦野が原子崩しを放ち、腕を振るうだけでなぎ払われる。
機関銃の掃射が行われるも、巨大な原子崩しの壁を作るだけで通用しない。
あっという間に、駆動鎧の軍勢は壊滅した。
杏子「すげえ……」
圧倒的な力に、杏子は思わず感嘆の声を漏らす。
マミ「大丈夫?」
それを気にせず、マミはフレンダに語りかけるが、フレンダは呆然としたまま反応しない。
滝壺「ねぇフレンダ」
そのフレンダに滝壺が話しかける。ぴくり、とフレンダが反応した。
滝壺「話を聞いてほしい……」
フレンダ「…………ぃ?」
ぼそり、とフレンダは呟いた。
フレンダ「誰も私を、殺さない……?」
再び、フレンダは呟く。滝壺は今度は聞き取れた。
滝壺「……うん」
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 04:47:44.47 sHbZ84t60
―
「駆動鎧部隊、撃退された模様です」
「あの数をか? 敵はたったの三人だぞ」
「それが……あの学園都市第四位が邪魔をしたようで……」
「第四位? ああ、『原子崩し』か」
「いかがいたしましょう? 第四位が敵に回るとなると、今、私たちが対抗できる戦力と言えばUMAくらいしか……」
「いや、UMAを動かす必要はない。第四位と言えば、ほら、実験中のアレがあっただろう」
「もしかして……あの特殊モデルの駆動鎧ですか?」
「それだよ、それ」
「しかし、あれはまだ問題点が多く……」
「長期駆動ができないことくらい、わかってる。近くまで来るまで運んでから動かせばいい」
「戦力と考えましても……」
「超能力者に匹敵するくらいの性能はある。体調が万全じゃない『原子崩し』ならいけるはずだ」
「了解しました」
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 04:47:57.57 sHbZ84t60
「それとだ、人工UMA部隊は今、いくつ動かせる?」
「四……いや、三体でしょうか。一体は今朝からの使用でもうすぐ制御限界を越えるでしょう」
「いや、いい。どうせやつらを片付けられればいいんだ、人工UMA部隊なんぞ、いくらでも補給が効く。全機出せ」
「了解しました……」
「まったく……想定外には想定外が重なるものだな」
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 05:10:32.92 sHbZ84t60
―
再び、ファミレス。奥から、麦野、絹旗、滝壺に対面して、マミ、フレンダ、杏子の順で座っていた。
浜面は当然、ドリンクバー係だ。
マミ「話は大体わかったわ。つまり貴方たちはアイテムという組織のメンバーで、フレンダとは元仲間だった、ってことね?」
麦野「そっちの話はにわかには信じられないわね。魔法、魔法少女、そして魔女。こんな科学の都市で、そんな荒唐無稽な話は、ね……」
杏子「あんたが殺したって言うフレンダが生きてるのが何よりの証拠だ」
俯いたままのフレンダが杏子の言葉にビクッと反応する。
絹旗「しかし……魔法、ですか……」
マミ「やっぱり信じられないかしら?」
絹旗「正直言えば、信じがたいですね。魔法と言わないまでも、この学園都市でなら、なんらかの方法があるかもしれませんし」
杏子「少なくともだ、あたしらの調べてる案件に学園都市が関わってる可能性はでかい」
絹旗「それには確かに超同意ですね。話を聞く限り、襲撃のタイミングが超良すぎます」
浜面「でも、なんでもありの学園都市だって言っても、そんな実験あり得るのか?」
滝壺「私は聞いたことあるよ。私と同系統の能力の女の子が、そういう実験されたって」
杏子「ということは、手がかりはそいつか」
滝壺「ううん、その子はなんでも実験に参加してるだけの子だから……それに、その実験をすると、体が壊れちゃうらしいから、そんなに実験できないと思う」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 05:17:29.31 sHbZ84t60
麦野「まあ、確かに、そういう実験を回されるのは大抵『置き去り』だからな」
麦野の言葉を聞いた瞬間、杏子が机を激しく叩いて立ち上がった。
杏子「『置き去り』!? おいちょっと待て、学園都市ってのはそんなことやってるのか!」
浜面「お、おい、どうしたんだよ急に……」
杏子「どうしたもこうしたもねえ、『置き去り』の実験をしてるやつを教えろ! ぶっ殺して来てやる!」
絹旗「そんなの教えたって、超どうにもなりませんよ」
激昂する杏子に、絹旗が冷静に答えた。
杏子「そんなのやってみなくちゃわからないだろ!」
絹旗「超わかりますよ。私も、実験をされた『置き去り』ですから」
杏子「……!」
さらりと言う絹旗に、杏子は言葉を失った。
麦野「諦めろ、それをどうにかするっていうことは、学園都市の暗部を丸々敵に回すってことだ。
そんなことできるやつなんざ、この学園都市にはトップ以外、一人もいねえ」
杏子「くそっ」
言われて、乱暴に座り直す杏子。
マミ「落ち着いて佐倉さん、らしくないわ」
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 05:26:00.60 sHbZ84t60
QB「その慌てる理由を、僕にも聞かせてほしいものだね」
そんな声が、ファミレスの窓から聞こえた。
フレンダ、マミ、杏子、麦野、滝壺がその声に反応する。
対して、浜面と絹旗は他五人の様子に、きょとんとする。
そこには、うさぎのような、ねこのような、白くて赤い目をした生物、キュゥべえがいつの間にか鎮座していた。
麦野「お、おい……なんだその生物……」
絹旗「麦野……? 何を言ってるんですか?」
絹旗が、まるで中空を見て喋っているような麦野に怪訝な目を向ける。
QB「僕はキュゥべ」
滝壺「……可愛い」
キュゥべえが自己紹介をしようとした瞬間、滝壺がキュゥべえの耳から伸びる器官を掴んで、引っ張り上げた。
QB「ちょ……痛い、痛いよ!」
そしてそのまま滝壺は悲鳴を上げるキュゥべえを抱きしめる。
QB「ギブ、ギブギブ! 締まってる締まってる!」
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 05:33:26.74 sHbZ84t60
キュゥべえが暴れるが、滝壺はしっかりとホールドし、離さない。
その様子を見て、絹旗と浜面は唖然として表情をしていた。
マミ「離してあげてくれないかしら? その子はキュゥべえ。私の友だちなの」
言われて、滝壺は少し不満そうにしながら、キュゥべえを解放する。
フレンダ「まあ、その、魔法少女にしてくれる、私の命の恩人ってわけね。いや、恩猫かな……」
そこでファミレスに入ってから初めて、フレンダが口を開いた。
杏子「そして、いたいけな少女を騙すペテン師さ」
気にくわなそうに、続けて杏子が言う。
QB「酷いな、杏子。僕は嘘を言った覚えは一度もないよ」
キュゥべえはそう言いながらも、まるで気にしてない風で、とてとてと机の上から、マミの膝元へと逃げる。
麦野「へぇ……こいつがね……」
麦野はマミに撫でられて、丸くなるキュゥべえを見つめる。
滝壺「うさぎ……」
抱きしめたいのか、うずうずとした様子で滝壺もキュゥべえを見つめる。
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 05:35:19.64 Z6knk5PG0
うるるとさらら
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 05:42:31.33 sHbZ84t60
浜面「ちょ、ちょっと待て、お前ら一体何の話をしてるんだ?」
絹旗「えっ、これ状況がわからない私が異常なんですか? 浜面と一緒なんて超嫌だ!」
遅れて、状況を把握してない二人が一気に問い詰める。
杏子「ああそうだった、魔法少女か、素質のある人間にしか見えないんだったな」
マミ「ということは、麦野さんと滝壺さんは魔法少女の素質があるってことね」
ふむふむ、とマミと杏子は得心したように言う。
浜面「ちゃんとわかるように説明してくれ……」
それに浜面は困ったような声しか出せなかった。
麦野「いや、なんか白い生物がいるのよ。今は巴が抱いてる」
絹旗「はぁ……?」
麦野も困ったように説明するが、やはり絹旗と浜面は困惑したままだ。
フレンダ「ねぇ……キュゥべえ、みんなに見えるようにできないの?」
おずおずと、フレンダが聞く。
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 05:47:36.93 sHbZ84t60
QB「できないことはないけど……正直、オススメしないね。
一度これをやると珍獣扱いされて捕まえようとする人間が出てくるんだ。
まったく失礼しちゃうよ」
杏子「なんでもいいから、話が進まないからやりやがれ」
QB「うーん……しょうがない」
キュゥべえはそう言うと、姿を現した。
もちろん、元から見えている五人には何の変化もないように見えたが、残りの二人の顔が驚きに染まるのは見えた。
浜面・絹旗「ち、超珍獣だあああああああ!」
QB「だから僕は珍獣じゃないってば」
オーバー気味に驚く二人に、キュゥべえは呆れるように愚痴を吐いた。
QB「それで、君がそんなに焦っているのはどういうわけなんだい、佐倉杏子?」
杏子「……別に面白い話じゃねえぞ」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 05:49:00.94 c98Q71PM0
この>>1の精神力はすごい
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:04:55.71 sHbZ84t60
杏子「あたしが前に魔女を倒した時、その魔女に襲われてた家族がいたんだよ」
杏子「別に人助けをしようとしたわけでもないし、たまたま、魔女を倒したらその家族を助けることになっちまっただけなんだけどな」
杏子「その家族の父親と母親は命は助かっても、昏睡だった。ゆまっていう娘がいたんだけどな、そいつだけは無傷で、中々残酷だったよ」
杏子「ゆまはあたしについて回るようになってな……あたしを助けるために魔法少女になりたいとも言いだしてた」
杏子「あたしはそれを拒否してたんだけどな、ドジっちまって、結構ヤバイことになった」
杏子「それをゆまに見られちまったらしくてな、あいつはキュゥべえの言葉に乗せられて、魔法少女になっちまったんだよ」
杏子「過ぎちまったことを嘆いても仕方ねえ。あたしはゆまを連れて行くことにした」
杏子「だけど、問題はその後だったんだよ。ゆまの願いは、家族を治すこと。それで親は全快した」
杏子「でもその親が問題でな……母親がゆまを虐待してたんだよ」
杏子「なんとかしようと、あたしがお節介を焼くと、もっと面倒なことになった」
杏子「虐待を父親に密告したはいいが、父親も父親で、今度は問題の根源のゆまを学園都市に送りつけると言いだしたんだよ」
杏子「そして母親も了承して、ゆまは学園都市に送られた。でもそのまま二人はまた魔女に襲われて食われちまった」
杏子「結果、ゆまは学園都市で言う『置き去り』になっちまったんだよ」
杏子「あたしのやりにきたことは簡単だ。一つ、ゆまを探し出す。二つ、ゆまの姿を見て、辛そうなら力尽くでも連れ戻す。ただそれだけさ」
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:12:58.42 75WjlA4a0
@
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:14:54.50 sHbZ84t60
マミ「へぇ……やっぱり佐倉さんは優しいのね」
話を聞いて、マミが杏子を見て、笑った。
杏子「勘違いすんじゃねえよ。あたしはただ、ゆまが妹にダブって見えて、ほっとけなかっただけだ」
マミ「それでも十分、優しいわ」
杏子「ふん……」
マミに言われて、杏子はそっぽを向く。
フレンダ「妹がいたんだ」
杏子「……死んじまったけどな」
フレンダ「うっ……ごめん」
杏子「過ぎたことだ、気にすんな」
フレンダ「……決めた、私は杏子に協力する」
杏子「はぁ?」
フレンダ「私にも妹がいるんだよね。だから杏子の気持ちはわかるわけ」
杏子「別に見返りは何も出せねーぞ」
フレンダ「そんなものいらないってわけよ。
私からすれば杏子もなんか妹っぽいしね」
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:23:23.81 sHbZ84t60
杏子「なんだそりゃ……」
憮然とする杏子を見て、フレンダはにへへ、と笑う。
麦野「その話は大体わかった」
そこに、麦野が割って入る。
麦野の声を聞くとフレンダはビクッと震え、縮こまった。
そんなフレンダを見て、麦野は表情が暗くなる。
麦野「肝心の、今起きてる魔女大量発生の異変、とでも言うべきか? そいつはどうする?」
麦野「こんなの、調べるのは途方もないわよ。手がかりが襲ってくる敵しかないし」
QB「それについては大丈夫、僕にアテがあるんだ」
浜面「アテ?」
QB「マミと杏子が来るよりもっと早くからとある魔法少女に調べてもらっていてね、最近の駆動鎧の動向から、相手のしっぽを掴んだって連絡が入ったんだ」
杏子「おいおいちょっと待て、あたしらは囮だったってわけか?」
QB「まさか! たまたま調べていたところに、なぜか君たちが襲われるようになったからの僥倖だよ」
杏子「納得できないけど……まあいいか。情報が手に入るんならそれに越したことはない」
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:28:21.21 sHbZ84t60
マミ「さて、この後はどうしましょうか。今はホテルすら取れないし、夜は辛いわ」
絹旗「それなら、アイテムとして働いてた時に超使ってたアジトはどうでしょう?」
フレンダ「なるほどね……確かにあそこなら私のトラップもしっかり仕掛けてあるから安心して眠れるかも」
浜面「妥当だな」
杏子「じゃあ、そこを一晩借りるわ」
よし、っと杏子は立ち上がる。
QB「おっと、忘れるところだった」
と、そこでキュゥべえがマミの膝元から机に上り、とてとてと麦野達がいる方に向かい、笑顔を作って言う。
QB「麦野沈利、滝壺理后。僕と契約して魔法少女に」
杏子「やめい」
言葉は、杏子が下した拳骨で中断された。
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:29:06.98 sHbZ84t60
もうゴールしてもいいよね……
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:33:04.50 XgAvA+tlO
あきらめんなよ
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:43:09.88 sHbZ84t60
五時間だけ、五時間だけ寝させてくれ・・・
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:44:49.92 mhelo3mv0
朝方から昼前にかけては人口減る時間だからむしろ夜より落ちやすいぞこの時間帯は
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:45:12.59 S4dPXVae0
次落ちたらss速報でやれよ
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 06:47:52.67 qfP8H56F0
保守
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 07:02:47.07 /QAeMVNM0
ドーン
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 07:08:22.43 fcU50nvk0
ほ
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 07:15:20.42 c98Q71PM0
この>>1は禁書もまどかも読み込んで話も考えつくしてあるんだろうな・・・
でもここまで書いて人気キャラが一人も出ない長編SSは地味すぎる
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 07:18:25.19 GHRY42IS0
ほし
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 07:39:26.66 mUYjzbk10
ほ
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 07:48:40.67 2JtAn+WW0
ほ
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 08:02:33.06 Un1R5ue20
まだ落ちて無かったかw
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 08:03:16.45 Un1R5ue20
間違って単芝にしてしまった・・・
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 08:05:15.40 du6FsSRH0
よくやってるけどな
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 08:15:04.28 6KkKdfm+0
>>195
俺のフレンダが不人気ってのかこの野郎
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 08:34:29.95 du6FsSRH0
不人気のほうが独り占めできていいよ
モアイの競争率は異常
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 08:38:17.87 Mp7OT6rc0
④
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 08:49:01.26 Mp7OT6rc0
ほ
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 08:59:12.03 3N3AXVtg0
も!
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 09:12:17.90 THdhkcMCO
まーだー?
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 09:21:26.19 Mp7OT6rc0
ゆ
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 09:28:38.15 emiy5ee70
く
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 09:33:34.99 Mp7OT6rc0
ゆ
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 09:41:20.72 Mp7OT6rc0
ほ
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 09:48:21.98 Mp7OT6rc0
ほ
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 09:54:14.74 +vewDURu0
しゅ
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 09:59:09.88 Mp7OT6rc0
ほ
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 10:06:05.33 2JtAn+WW0
ほ
216: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
11/07/19 10:15:28.94 cNvpG14x0
む
217: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
11/07/19 10:16:53.63 cNvpG14x0
ここ迄出てないスーパーむぎのんはもらっていきますね
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 10:27:50.44 OSSlhWUeO
マミさんはほむほむと1、2を争う人気キャラだぜ
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 10:28:13.34 du6FsSRH0
むぎのんもかつての勢いが・・・
もうモアイが最後の砦だな
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 10:36:25.03 2JtAn+WW0
ほ
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 10:51:26.10 Mp7OT6rc0
ほ
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 10:51:46.94 GMQBOB600
ほう
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 10:52:32.72 FLgHhuh80
>>1乙!!
くっそーー、「学園都市」知ってたら楽しさ2倍だったんだろなぁ~。
適当にけいおん(?)の女キャラを勝手にアサインして脳内再生してたw(けいおんも全く知らんww)
それでもフレンダファンにとっては、マジ楽しかったよ!!
久々の神SS、グッジョブ!!ありがとうノシ
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 10:57:39.04 3AXA6Z630
人気をどういう定義ではかってんのか知らないが
キャラスレで生き残ってるのは滝壺スレだけなんだぜ
225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 11:01:49.02 du6FsSRH0
むぎのんスレがないだと・・・
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 11:08:00.88 qfP8H56F0
>>189
いくらでも寝ろ
保守はするから。
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 11:10:32.22 Mp7OT6rc0
もうそろそろ5時間だぞ
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 11:19:12.16 8qikMLu70
えっ?
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 11:25:21.82 qlu2Ls/i0
まだ20分もあるじゃん
230: 忍法帖【Lv=35,xxxPT】
11/07/19 11:34:32.24 oxa5hejm0
どうか夜帰ってくるまで落ちてませんように
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 11:43:30.69 Wbd2rR/X0
ほむ
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 11:53:32.77 lRDglqNh0
ほ
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 11:58:22.16 sHbZ84t60
おはよう、保守ありがとう
今から続き書く
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 11:59:05.09 m4iR7iaHO
人気ジャンル同士を安易にクロスさせるとつまらなくなるのが関の山だが、これはすごく面白い!
期待支援
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:09:25.82 sHbZ84t60
―
杏子「おいおい……何が安全だ」
ファミレスを後にした七人は一番近いという、マンションに向かっていた。
立地の割には値段が高すぎるということで、入居者のほとんどいないマンションで、昼間でも人気の少ない辺りだ。
そして、だからこそ、アイテム面々は好き勝手やっていたとのこと。
だが、そのマンションに着いて、全員が全員、苦々しい顔をした。
マンションの前に、人影が五人分見えた。二足歩行の人の形をしてたが、それは大きく人からかけ離れていた。
四体はずんぐりとした人型で、黒い装甲に覆われている。
右手に当たる部分にはそれぞれ大型の機関銃が握られている。
深夜、フレンダたちを襲った、魔法少女が入った駆動鎧と同型だった。
しかも、それは四体。
さらにもう一体、四体の駆動鎧を背後に控えさせた、今まで見なかったような、真っ白なライダースーツにフルフェイスを被ったような、すっきりとした風貌の駆動鎧もいた。
こちらも手に銃を持っているが、大きな機関銃ではない。一般人でも片手で持てるような拳銃サイズ。
しかし外観は従来の拳銃よりかけ離れていて、まるでSF映画に出てくるレーザー銃のような形をしていた。また、それはケーブルが真っ白の駆動鎧に向けて伸び、接続されている。
「よぉ、わざわざやってきてくれてゴクロウサン」
先頭の白い駆動鎧が皮肉たっぷりに言う。男の声。どうやらリーダー格のようだ。
浜面「くそっ……回り込まれてたのか!?」
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:20:01.45 OSSlhWUeO
ティヒヒ
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:20:24.23 sHbZ84t60
麦野「でもどういうことだ……仮にもアジトだ、しっかりと情報管理してれば、割れるわけがない」
能力をすぐにでも発動できるよう、麦野は演算を開始する。
絹旗が、情報管理と聞いて、ちらりとフレンダの方を見る。
フレンダ「わ、私は違うってわけよ!」
その視線に焦って、フレンダは必死に弁解する。
「いやいや、そんなにぞろぞろと連れ立ってたら、嫌でも目立つだろ」
馬鹿にするような口調でライダースーツの男は言う。
絹旗「それを超重々承知で、だからこそ二手に分かれて行動したはずですが」
手近にあった標識を引っこ抜きながら、絹旗が否定した。
「ああ、そうだったのか。まあ、今のは嘘だ。単純な話、上にはお前達の動向はお見通しなんだとよ」
麦野「チッ……どこまでの上層部がこの件に関わってるんだよ……」
事態の最悪さを理解して、麦野は舌打ち、そして歯ぎしりする。
アイテムのアジトを知り、さらに、恐らく学園都市の衛星を使って七人を監視していたとなれば、かなりの権限を持った人間が黒幕ということになる。
それも、かつてのアイテム以上、それを指示していた電話の女以上の。
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:20:28.10 2JtAn+WW0
保守間隔どれくらい?
239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:30:41.15 XgAvA+tlO
ふはー
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:31:31.88 sHbZ84t60
「そんなことはどうでもいいんだ。こっちの命令は、単純。
最悪死体になってもいいから『原子崩し』と『能力追跡』を回収し、残りを消せ、それだけだからな」
杏子「この戦力相手に、できると思ってるのか?」
「まあ、できるだろ。『原子崩し』さえなんとかすればだけどな」
麦野「私も甘く見られたもんね」
「来いよ『原子崩し』。こっちの最大戦力は俺だ。お互い最大戦力同士をぶつけてフェアにいこうじゃねえか」
麦野「ほざいてろ」
麦野が人差し指をライダースーツの男に向ける。そこからいつも通り、能力を発動すれば貫いて終わり、のはずだ。
しかしそれよりも早く、銃弾がライダースーツの男に到達する。
ライダースーツの男はまるで銃弾が見えてるかのように易々と避けた。
マミ「私たちも甘く見られすぎだわ」
銃弾を放ったのはもちろんマミ。いつの間にか変身を完了させたマミが銃を構えていた。
見れば、フレンダ、杏子も同じく変身を完了させている。
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:42:29.40 2JtAn+WW0
速度あげてくれ
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:48:09.18 sHbZ84t60
マミ「銃使い同士、仲良くするっていうのはどうかしら?」
にこりと笑って、麦野より一歩前に立つマミ。
マミ『後ろのロボットさん、装甲が厚いし、銃が使えないとすぐに接近戦をしてくるから苦手なのよね。
適材適所ってことでいきましょ』
同時に、六人の脳内に直接響くようなマミの声が聞こえた。
浜面「これは……!?」
マミ『テレパシーよ。できれば、顔に出さないようにしてほしかったけど』
麦野『魔法少女ってのは『精神感応』(テレパス)までできるのか』
マミ『これはキュゥべえが仲介に立っていてくれるお陰だけどね』
マミは六人にウィンクを飛ばす。
「はぁ……まあいいか。人工UMA一体に苦戦する雑魚なら五分もかからないだろ。『原子崩し』はそれからでも遅くない」
マミ「残念ね、三分もかからないと思うわ」
「さて、起動、と」
マミの言葉を無視し、ライダースーツの男は銃の引き金を一度引く。
すると、モーターの駆動音が鳴り出し、男の被るヘルメットの顔面部に文字が現れた。
その文字を見た瞬間、浜面は驚愕する。
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:58:02.59 loisK1Yt0
④
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 12:58:42.57 sHbZ84t60
―Equ.Meltdowner。ヘルメットの顔面部に、確かに、はっきりと、青色のLEDライトでそう書かれているのを浜面は確認した。
浜面「巴気をつけろ! そいつ、かなりヤバい!」
無作為な動作でライダースーツの男はマミに銃口を向け、引き金を引く。
その銃口の方向を見極めたマミが、発射される前に回避行動を取り、それが正解だと悟った。
真っ白な、光線が放たれた。
じゅわっという、水分が蒸発する音と共に、アスファルトが真っ赤に融解する。
滝壺は、麦野は、絹旗は、フレンダは、浜面は、知っていた。それが何であるか、ヘルメットの文字と、現象から、すぐに予想がついた。
麦野「どういうことだおい……私の能力のパクリじゃねえか!」
フレンダ「マミ……!」
事態を危険視したフレンダがマミの下へ駆け寄ろうとする。が、それは叶わない。
ずんぐりとした巨体からは想像もできないほど俊敏な動きで、四体の真っ黒な駆動鎧が立ち塞がったからだ。
フレンダ「くっ……マミ、気をつけて、それはどんなものも貫通する絶対の攻撃ってわけよ!」
すぐに駆けつけられないと判断したフレンダは、マミに警告する。
その予想は当たっていたらしく、再び銃口を向けられて、マミが作ったリボンの壁は易々と撃ち抜かれた。
フレンダの警告が届いたのか、マミは壁が破られる前に回避行動を取り、光線を避ける。間一髪だ。
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:05:04.97 3AXA6Z630
ファイブオーバーとはまた別モンか
支援
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:08:02.49 sHbZ84t60
「まあ、単発じゃ当たらないよな」
そう言って、ライダースーツの男は何かを投げる。カードだ。
麦野「拡散支援半導体……!」
続いて、ライダースーツの男はそれを原子崩しの銃で撃ち抜いた。
カードに光線が当たった瞬間、光線は幾十にも枝分かれし、豪雨のようにマミを遅う。
フレンダ「マ―」
枝分かれしたと言っても、一発一発が一撃必殺の絶対攻撃だ。最悪の事態を想定したフレンダがマミの名前を叫ぼうとする。
しかし、言葉は発せられない。マミに気を取られたところを真っ黒な駆動鎧の蹴りが容赦なく襲いかかったからだ。
轟ッ!! という凄まじい音が響き、フレンダの体は玩具の人形のように空中に投げ捨てられる。
麦野「フレンダッ!!」
麦野も吹き飛ばされたフレンダに意識を移動させてしまう。
当然、それを許す敵ではない。
気がつけば、麦野の眼前に巨大な機関銃を構えた駆動鎧が迫っていた。しかし、機関銃の引き金は引かれない。
単純な打撃で、鈍器として、駆動鎧は機関銃を麦野に、横殴りに叩き付けた。
麦野は魔法少女ではなく、人間だ。レベル5と言っても、体は人間だ。
そんなものを食らえば、一溜まりもなかっただろう。
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:09:39.10 emiy5ee70
支援
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:20:19.97 sHbZ84t60
杏子「あぶねえ!」
それを間一髪、杏子が押し倒し、事なきを得る。
フルスイングを空振った駆動鎧だが、体制は一切崩さない。そのまま足を上げて、二人を踏みつけようとする。
杏子はそれよりも早く麦野を抱えて地面を転がる。駆動鎧から距離を僅かだが取ると、すぐに立ち上がり、麦野を抱えて距離を取る。
杏子「全員しっかりしやがれ! あたしらが安全圏ってわけじゃないんだぞ!」
杏子が叱咤する。
浜面「でもフレンダが……!」
杏子「フレンダなら大丈夫だ! あんな程度で死ぬわけがない!」
絹旗「浜面、後ろ!」
三体目。浜面の背後にいつの間にか駆動鎧が機関銃を構えていた。
銃口が浜面に向けられている。浜面と一緒にいる滝壺にも、だ。今度は機関銃の正当な使い方がされるようだった。
フレンダ「その通りってわけよ!」
だが、引き金は引かれない。駆動鎧の横っ腹に小型ミサイルが直撃し、駆動鎧は炎に包まれる。
ミサイルは、フレンダの放ったものだ。
浜面「フレンダ!」
見ればフレンダはあれだけ激しく吹き飛ばされたというのに、傷一つない、無傷のままだ。
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:31:03.96 sHbZ84t60
麦野「くそっ……無茶苦茶だ!」
浜面は自分の実力の無さを理解しつつ、滝壺を守るため。
麦野と杏子とフレンダは効率よく防壁を張るため。
絹旗は取り残されないため。
浜面と滝壺、麦野と杏子、絹旗、そしてフレンダで散開していた六人は一度一箇所に集まる。
杏子「こいつらの内の一体は厄介だぞ……いくらぶっ壊しても魔法で回復してきやがるからな」
六人が集まったことにより狙い所だと判断されたのか、三体の駆動鎧が機関銃を構え、六人に向ける。
麦野「どういうことだ?」
そして、一斉掃射。鼓膜が壊れるかのような、爆撃のような音が鳴り響く。
杏子「詳細はわからねえ、でも敵に魔法少女がいるってことは確かだ!」
それに対応して、杏子とフレンダが結界を張る。二重に張られた結界は銃弾を一切通さない。
浜面「俺たちもだけど、巴は大丈夫なのか!?」
杏子「ああ、マミのことなら心配いらねえよ。悔しいけどな」
フレンダ「で、でも……」
杏子「マミはな、お人好しすぎるんだよ。
馬鹿正直に正義の味方なんてやっちゃってさ、グリーフシードも落とさない使い魔までご丁寧にお掃除してくれるんだ」
フレンダ「それなら尚更余裕がなくてヤバイんじゃないの!?」
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:34:41.35 Bq7FsQsS0
/:.:.:.:.:.:.:.:.:..::ヽ
./:.:.:::ヽ..::/.:.:.:.:.:.:.\
._ ./:.:.:.:.:.:.:乂:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:ヽ、
ヽ、:.:ヽ ./:.:.:.:.:.:〆.:..ゞ.:;.:-.:.:'  ̄ ̄.:`...、
ヾ`ヽ _ヽ._/:.:.:.:.;.:.:-:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.ヽ:.:.:.:.:. ̄ ̄,_____:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
-─‐-、- ヽ:.:.:.:.;...'l:::::l::::::|::::::|::::::::`....-.....、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/: : : : : : : : : ` 、\ ̄.l::::l::::/|ヽ、|、::::::::::|\:ヽ:::l:::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
.': : : : : : : : : : :__ ヽ \l::::l::/__ \:::::l/ヽ:::::l::::::::lヽ:.:.:.:.:.:./
/: : : : : :, '´ ̄ヽ:::::::::::::` \l/ {.i::::.」` ヾ:丁::.丁l:::::::::l、::ヽ.:/
.|: : : : : :{:::::::::::::::}::::::::::::::| ` 、 ,  ̄ .l::::::::l }::::ヽ 私の出番は~
.|: : : : : :ヽ:::::::::ノ:::::::::::::::| `ヽ‐‐、_ l:::::::lノ::::::ヽ
.ヽ: : : : : : :  ̄\:::::::::::::/ |::::::| .) .ノ:::::::l::|:::::::::::',
. \: : : : : : : : : ヽ / __ノ_ノ.二... ::≦´:::l::::/|::|:::::::::::ヽ
` 、____, '´---一''丁::|::ト-┘(_.}_.. ノ:::::l::/::/_:|::|::::::::::::::::ヽ
|:::レ' ̄ト-┘:l l'::::ヽ,::::::::/::/´: : : `:、:::::::::::::\
l:/: : : :`t-┤」ノ{;}-- ''"//: : : : : : : :\::::::::::::ヽ
人ヽ: : : `T 1フ;t-..__ } : : : : : : : : : ; '.:ゝ:::::ヽ:::ヽ
/ .ヽ:\「`ー┴´|レ':l::/: : : : : : : : :/:/ l::::::::ヽ:::ヽ
251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:37:43.51 rjEDhWDQ0
>>250
お前の能力チートすぎだから
252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:39:36.58 sHbZ84t60
杏子「逆だよ逆。使い魔まで倒す、『余裕』があるんだよ。つまりいつも力をセーブして戦ってるんだ。
それであたしら現実主義のベテラン魔法少女に襲われても、撃退する強さがある」
掃射の音が止む。
杏子「認めざるを得ねえよ、マミの才能は。そして、今のマミはこの街に溢れる魔女のお陰でグリーフシードがたんまりある」
結界越しに見れば、駆動鎧は四体に戻っていた。フレンダがミサイルを直撃させたらしき駆動鎧は仄かに光に包まれ、修復していっている。
杏子「今のマミは、下手な軍隊より強いんじゃないか?」
そして、突貫。速度は以前戦った時よりもさらに速い。
杏子「ま、他人の心配をするより、今は自分らのやることを片付けるぞ」
多大な質量の物体が、高速で結界に激突しようとする。
速度が上がれば上がるほど、威力は爆発的に膨れあがる。二重の結界でも保つかどうか。
それを理解しているフレンダと杏子が再び散開しようとして、
麦野「そういうわけ、ね!」
その心配がなくなった。飛び込んで来た駆動鎧を麦野の原子崩しが吹き飛ばしたからだ。
麦野「伏せてろッ」
続いて、両手から、そして義眼に当たる瞳から原子崩しを発射する。
それぞれ、残り三体の駆動鎧を正確無比に狙ったものだ。
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:43:50.31 xtb8MigpO
④
254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 13:50:17.50 sHbZ84t60
原子崩しは電子だ。つまり、攻撃速度は秒速百五十キロメートルだ。
当然、避けられるはずもない。それで三体は終わる、と麦野は思っていた。
麦野「なっ!?」
だが、麦野の予想は大きく外れる。
それぞれ三体の駆動鎧の前に、結界が出現する。
原子崩しは結界に突き刺さり、弾かれた。
原子崩しは曖昧な電子のまま発射する、干渉不可の攻撃だ。それはあらゆるものを貫く矛にもなるし、あらゆるものを防ぐ盾にもなる。
物理的に考えたなら、だ。
物理的にはあり得ない現象がそこで起きていた。
その現象がどういうことかを知っている二人が、驚きの表情を顔に貼り付ける。
杏子「なん……だと……?」
フレンダ「こいつら全員が全員、魔法少女!?」
すると三体は、どこからともなく、手元に何かを生み出す。
杖だ。細長い棒に、先端に球体状のものがついている。三体が揃いも揃って、それを持っていた。
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:02:23.61 sHbZ84t60
杏子「あれは……!?」
その杖を見て、杏子はさらに驚愕する。
駆動鎧はそれを振りかぶった。
ドゴン、という低い音がした。
見えない三発の一撃が、杏子とフレンダが作った結界を叩く。それだけで、結界は砕けて崩壊した。
フレンダ「なんなのあれ!」
杏子「衝撃波だ!」
衝撃波。音速を超えて空気中を伝播する、振動の波。不可視で高速の攻撃。
麦野「また厄介なものがぞろぞろと……!」
駆動鎧たちは再び振りかぶる。二重の結界を容易に破るほどの威力だ、それを食らっては一溜まりもない。
麦野「全員しっかりと掴まれ!」
意味を考えるより早く、五人は麦野に捕まった。そして麦野は両腕から原子崩しを噴射し、ジェット噴射のように五人を乗せて飛ぶ。
麦野たちがいた箇所に衝撃波がぶつかり合い、大音量のパァンという乾いた音が六人の鼓膜を叩いた。
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:07:40.32 qfP8H56F0
ふと思ったが魔術だろうが魔法だろうが
打ち消してしまう上条さんがやはり最強か
ただ時間停止+現代武器のほむほむには勝てないか?
257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:10:34.52 sHbZ84t60
絹旗「超どうなってるんですか!? 一体が魔法少女じゃなかったんですか!?」
杏子「そんなのこっちが聞きたいくらいだ!」
安全圏に移動しても、一息吐く時間すらない。
駆動鎧たちはすぐに追撃せんと、こちらを向いていた。
滝壺「何……あれ」
だが、滝壺が指さした方角を見て、五人は三体の駆動鎧のことが意識の外へと消えた。
それは、麦野が原子崩しで吹き飛ばした駆動鎧だ。それが、どうにも様子がおかしい。
全身が熱と衝撃で変形しているのに、一向に修復する気配がなかった。
それどころか、内側から壊すかのように、さらに変形して行っている。
変化は、次の瞬間に起きた。
凄まじい突風が吹き荒れて、麦野たちの方向に向かおうとした駆動鎧たちが吹き飛ばされる。
変形した駆動鎧が、操り人形のように脱力して宙を浮く。そして、その首の後ろに当たる部分から、何かが飛び出した。
ソウルジェムだ。そのソウルジェムは内側から割れて、すぐに形を失う。そうして、
杏子・フレンダ「なんだ……これ……」
魔女が出現した。
258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:10:41.37 Bq7FsQsS0
>>256
時間停止は効かないが現代兵器は効くからほむほむ有利
というか上条さんは駆動鎧が出まくってるこれで役に立たん
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:20:30.92 5HE/3JtzO
>>223
これってコピペ?
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:21:49.31 eEXfHoAR0
>>259
見りゃ分かるだろ
ちょっと改変されてるが、この前古畑スレで出来たばっかりだ
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:23:03.57 sHbZ84t60
―
マミ「意外だったわ、そんなこともできるのね」
拡散支援半導体による攻撃で、アスファルトはマグマのように、どろどろに溶けていた。
しかし、マミはそこにはいない。電子の雨が到達するよりも早く、動き出していたのだ。
「なんだ、速いんだな、アンタ」
マミ「それほどでもないわ」
ステップを踏むように、円を描くように、マミは距離を取りながら素早い速度でライダースーツの男の背後に回る。
マミ「さて、お返し」
次にマミの背後に大量のマスケット銃が出現した。
数十、なんてレベルではない。百は優に超えていた。
それらはまるで見えない手に引き金を引かれたように、ひとりでに発砲する。
弾幕。雨と言うのも生ぬるい。弾丸の台風がライダースーツの男を襲う。
「そんな豆鉄砲が通用すると思ってるのか」
それに対し、ライダースーツの男は両手で原子崩しの銃を構え、発射する。
極太の、真っ白な光線が発生し、弾幕を吹き飛ばす。
百を超えた弾丸は一発の弾丸で撃ち伏せられた。
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:23:06.56 qfP8H56F0
>>260
>>72なんかもあるし(笑)
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:31:34.15 sHbZ84t60
マミ「応用が利くのね、それ」
声はさらに別の方向から聞こえた。
駆動鎧のマインドサポートで感覚を強化されているライダースーツの男だったが、それでも見失うほどの速度だった。
マミ「これはどうかしら?」
声の方を向けば、マミは巨大な銃を構えていた。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
大砲のような銃声と共に、巨大な弾丸が放たれる。
「無駄だって言ってるだろ?」
ライダースーツの男は一切慌てない。原子崩しの銃をマミの方向に向けると、銃口から薄い膜のようなものが広がった。
「これは学園都市第四位、『原子崩し』の能力を可能な限り再現し、装備することを目的に作られた駆動鎧だ」
弾丸は原子崩しの膜に触れると、ジュッという音を立てて、蒸発する。
「干渉不可の最強の矛で、最強の盾だ。そんな下手な攻撃が通ると思ったら大間違いだぞ」
264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:38:42.68 sHbZ84t60
マミは、それでも余裕を崩さない。
マミ「そうな、こんな攻撃でも、わざわざ防ぐってことは、通ればダメージがあるのね」
パチン、とマミが指を鳴らす。すると、先ほどの巨大な銃が現れた。
マミ「しかも、わざわざ防いだってことはこのくらいの攻撃になると、貫ける自信がないか、もしくはそれ以外の理由があるか、で吹き飛ばしながら攻撃ができないってことよね?」
しかし数は一つではない。百を超えていた。いや、もっと多かった。
「んな……!?」
先ほどの弾幕を作り出したマスケット銃群すら越える、圧倒的な数の、巨大な銃身がマミの背後に出現していた。
マミ「さて、私の下手な鉄砲でも、数を撃てばどうなるのかしらね?」
そして、引き金が引かれる。
マミ「ティロ・フィナーレ・フルオート!」
爆撃が、降り注いだ。
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:39:19.03 sHbZ84t60
>>264訂正
マミは、それでも余裕を崩さない。
マミ「そうね、こんな攻撃でも、わざわざ防ぐってことは、通ればダメージがあるのね」
パチン、とマミが指を鳴らす。すると、先ほどの巨大な銃が現れた。
マミ「しかも、わざわざ防いだってことはこのくらいの攻撃になると、貫ける自信がないか、もしくはそれ以外の理由があるか、で吹き飛ばしながら攻撃ができないってことよね?」
しかし数は一つではない。百を超えていた。いや、もっと多かった。
「んな……!?」
先ほどの弾幕を作り出したマスケット銃群すら越える、圧倒的な数の、巨大な銃身がマミの背後に出現していた。
マミ「さて、私の下手な鉄砲でも、数を撃てばどうなるのかしらね?」
そして、引き金が引かれる。
マミ「ティロ・フィナーレ・フルオート!」
爆撃が、降り注いだ。
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:42:39.87 cSLi0JWM0
マミさんつえええ
このマミさんならワルプルギス単独で討伐出来るんじゃね?
267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:46:52.76 sHbZ84t60
「くそが!」
ライダースーツの男は即座に原子崩しの膜を発生させる。
もちろん、原子崩しは干渉不可なので、それだけで弾丸は届かなくなる。
周囲に着弾した際の爆風が膜に守られていない方向からライダースーツの男の体を叩くが、駆動鎧で強化された肉体はその程度では動じない。
だが、ライダースーツの男は、焦っていた。
このEqu.Meltdownerは未完成だ。大きな欠陥があった。
生み出すエネルギーに対して、廃熱が間に合わないのである。
駆動鎧の内部は通常、使うだけでもすぐに蒸し焼き状態になり、人間の体には耐えられない。
だからこそ、『発火能力』のレベル3であり、熱に耐性のあるこの男こそがギリギリ使えるのだ。
しかし、いくら中身の人間が熱に耐性があったからと言って、機械の部品の耐性が上がるわけではない。
長時間の連続使用は御法度だった。だからこそ、拮抗するであろう攻撃に対しては防御に最適化されたプログラムが優先される。
結局、マミがティロ・フィナーレの爆撃を叩き付けた時点で、勝敗は決していた。
268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:47:02.76 OSSlhWUeO
マミさんチート過ぎわろたwwww
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:52:14.00 sHbZ84t60
マミの爆撃は止むことがなかった。
ほどなくして、ライダースーツの男の視界に、駆動鎧の内部のディスプレイに、大量の赤い文字が表示される。
ERROR! ERROR! ERROR! 即座に能力の使用を停止してください。
そんなことを言われても、ライダースーツの男は防御を停止するわけにはいかない。
あまりの熱に許容限界を超えた原子崩しの銃はオーバーヒートを起こし、爆発する前に安全装置が働き、強制終了となる。
原子崩しの膜が消える。絶対的な盾が消える。
「ガァッ!!」
ライダースーツの男は爆撃に直に晒され、撃ち抜かれ、撃ち抜かれ、撃ち抜かれ。吹き飛ばされた。
手応えを確認して、マミは爆撃を終了する。
マミ「ふぅ……三分なんてとんでもなかったわね。二分もかからなかったわ」
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:53:01.11 rf65IjFa0
マミさんkakkeeeなんだけど
いつ死ぬかwktkしながら見てる俺ガイル
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:53:48.94 sHbZ84t60
飯を食ってくる
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 14:59:08.90 c98Q71PM0
今までデミさんって言っててごめんなさい
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:17:25.28 G4O3Oiy+0
ほ
274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:27:48.22 v4Vh6w6u0
ヴォー...
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:35:47.42 xtb8MigpO
マミさんマジマミマミ
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:47:30.85 G4O3Oiy+0
このチートっぷりが死亡フラグにしか見えない
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 15:48:56.12 jk79tBNC0
まどほむさやの出る幕ないな
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:03:20.65 HZMmj9kZ0
ほ
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:12:26.62 G4O3Oiy+0
ほ
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:14:29.17 sHbZ84t60
飯食ってきた
続き書く
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:19:22.56 NJsqDxQk0
kt
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:19:27.71 QIjX/8OY0
ベジータの連続エネルギー弾にしか見えない
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:21:33.59 qlu2Ls/i0
>>282
効いてるってことは相手はヤムチャレベルか
284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:22:57.37 sHbZ84t60
―
それは、巨大な本だった。
パラパラパラパラと勢いよくページが捲られ、あまりに乱暴にページを捲ったせいで、ページが千切れ飛ぶ。
千切れ飛んだページが麦野達の下へ飛来する。
そこには、子供の書いた絵が描かれていた。
それは一目でわかった。槍を持った杏子の絵だ。
杏子「あたしだと……?」
次の瞬間、絵の中の杏子が笑う。動く。
多節棍にした槍を振りかぶり、思い切り振ると、槍の穂先が絵の中から飛び出してくる。
子供が書いた曖昧な線のままの姿をした槍が、麦野達に襲いかかった。
麦野、滝壺、フレンダ、杏子は避ける。
だが、浜面と絹旗は何が起こったのかわからない風で、立ち尽くしていた。
麦野「何してんだ避けろ!」
絹旗「は―」
槍が直撃し、絹旗がノーバウンドで吹き飛ばされる。
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:23:04.69 Mfi3MB/Y0
セルがバリアーはったときくらいにしてやろうよ
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:36:22.29 v4Vh6w6u0
いかんいかん危ない危ない・・・
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:40:22.26 sHbZ84t60
浜面「絹旗ッ!?」
突然吹き飛ばされた絹旗を見て、浜面は素っ頓狂な声を上げた。
フレンダ「このっ……!」
フレンダはナイフを生み出し、飛んできた杏子が描かれた紙の一ページに投げつける。
ビリッという破ける音と共にページは真っ二つになり、空中に溶けるようにして消えた。
杏子「そうか、魔女は最愛と仕上には見えねえ!」
鳥が羽ばたくような音が響く。見れば、十一のページが中空に浮かんでいた。
鬼のような形相をした麦野、三日月のような口で笑う杏子、目を丸くして驚いた顔のマミ、泣きそうな顔のフレンダ、
造形が滅茶苦茶な駆動鎧、卑しい顔をしたランドセルを背負った少女、残虐な顔をしたイルカのぬいぐるみを抱えた少女、
大きな謎の仮面を被った人型、青を基調としたフリフリのスカートに蓮をかたどったような杖を持った少女、
うつろな目をしてゴーグルを額にかけた茶髪の少女、そしてネコのような耳をした帽子を被った少女。
麦野「こいつら、もしかして……!?」
麦野の脳裏に、最悪の予想が過ぎる。
果たして、それは当たっていた。
麦野の絵が人差し指を向ける。そして、次の瞬間、その指から光線が放たれた。
それは紙から外へ、二次元から三次元へと出現し、杏子を貫こうとする。
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:43:49.64 xtb8MigpO
④
289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 16:52:42.77 sHbZ84t60
正真正銘の、原子崩しの一撃だった。
だがそれは届かない。麦野という存在がいる限り、電子に直接干渉し、曲げることができるからだ。
麦野「気をつけろ、絵に描かれたやつと同じ能力を使ってくるぞ!」
そう言って、麦野は原子崩しを発射。自分の絵を貫く。
どうやら、こちらの攻撃に受動的に反撃することはできないらしい。
あくまで、攻撃ができるだけのようだ、と麦野は解釈した。
フレンダ「でもなんで魔女がこんなところに!?」
仮面を被った人型から伸びた羽を避け、ナイフを突き刺してフレンダは言う。
杏子「わからねえ! なんなんだよホントになんなんだよこれはよ!」
槍を多節棍モードにし、造形が滅茶苦茶な駆動鎧の絵を切り裂く杏子。
その時、背後から連続した爆音が響いた。残り三体の駆動鎧たちの機関銃だ。
間一髪、麦野が原子崩しの壁を発生させ、銃弾から全員を守る。
麦野「前門の虎後門の狼、ってか? クソが!」
イルカのぬいぐるみを抱えた少女から赤子のような手が伸びる。数えるのが億劫なほど、数百だ。
凄まじい爆風が巻き起こり、麦野、フレンダ、杏子、浜面、滝壺を吹き飛ばす。
290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:01:10.82 sHbZ84t60
浜面「滝壺っ!」
吹き飛ばされる瞬間、浜面が滝壺を抱きかかえる。
結果、麦野、杏子、フレンダは散り散りに吹き飛ばされ、浜面と滝壺だけが同じ場所に留まった。
浜面「なんだ、何が起きてるんだ!?」
滝壺「魔女が出てきた」
淡々と、しかし熱っぽく滝壺は言う。
浜面「魔女って」
滝壺「はまづら、右に逃げて!」
浜面が聞き返すより早く、滝壺は警告する。
浜面は滝壺の指示に従い、右へと転がる。すると今まで二人が倒れてた場所で爆発が巻き起こった。
その爆風に体を打たれ、さらに浜面と滝壺は転がる。
浜面「くそっ……麦野たちは!?」
見渡すと、状況は最悪だった。麦野も、フレンダも、杏子も。駆動鎧と交戦していた。
こちらには来れそうにはない。
つまり、魔女と戦えるのは、浜面と滝壺だけだった。
浜面「ちくしょう……やるしか、ねえ!」
291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:08:20.19 c98Q71PM0
この二人で勝てるのか
292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:13:39.00 TYIRwMNG0
滝壺が魔法少女になるフラグ
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:13:51.33 Bq7FsQsS0
>>291
ほむほむも重火器で倒してるから倒せないこともない
後は浜面の主人公補正次第
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:18:04.39 rjEDhWDQ0
>>293
魔法少女を介さない現代技術って魔女に効かないんじゃなかったか?
295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:20:02.24 sHbZ84t60
滝壺「やるって……どうやって?」
浜面「滝壺は見えてるんだよな? それならまだやりようはある」
滝壺を支えながら、立ち上がる浜面。
浜面「まずは絹旗を拾いに行く。絹旗ならあれくらいのダメージはどうってことないはずだ」
滝壺「上から来る!」
滝壺に言われて浜面は前方にダイブ。遅れて、バチィっという激しい音がした。電撃の音だ。
浜面「ちくしょう、どんな敵なんだよこいつは」
滝壺「本体は本の形をしてる。紙のページを飛ばしてきて、ページに色んな人の絵が描かれてる。その描かれた人の能力で攻撃してくるみたい」
浜面「そんなのありかよ……いや、本? 電撃……いける!」
滝壺「伏せて!」
滝壺の言葉通り、浜面は伏せる。その上を銃弾が飛び去っていった。
浜面「まずは絹旗の下までどうやって辿り着くか……だな」
296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:21:37.72 v4Vh6w6u0
________
. : ´: : : : : : : : : ` : .、
/: : : :/: : : : : : : : : : : : \
/: / : : /: : : : : : : :} : : : : : : : .
. . : /: :/: i: : : /: : /:/\ : : : : : : .
. i: : : /: : |: : /: : /:/ }\ : : : : i
;| i: 〉i、 /|: /1: /i// 〉、: : : : : |
八j/ ◯ |/ !/ ◯ ⌒i: : : :|
{ /// /// __ノ: : : :| <貴女の攻撃なんかお見通しよ~☆
人 ∨ 人: :|: :i :|
/i: :!≧=ァ; r=≦二: : l: :|:i: i:
|/ j(_ハ ̄ ̄} \|ハ八
>、 / {{ / ̄}}´ { <
/ 〉 ∨__/〔┼〕ヘ/、 \
(___/{ 「 | \___)
297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:24:02.53 M5EkUl/F0
>>294
正確にはその手の設定は無い。
298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:28:25.81 sHbZ84t60
QB『そんな危険な賭けより、もっといい方法があるよ』
浜面が行動に移そうとしたその時、二人の脳内に、言葉が響いた。
辺りを見渡すと、遥か遠く、浜面たちが目指していたマンションの一室の、ベランダにそれはいた。
キュゥべえだ。
滝壺『いい方法?』
テレパシーで滝壺が聞き返す。
QB『簡単さ。滝壺理后、君が魔法少女になって、魔女と戦えばいいんだよ』
浜面「なっ……」
QB『願いはそうだね、そこの浜面仕上を助けたい、とかがいいんじゃないかな。
実は困ったことに、回復系の魔法を習得する願いじゃないと、魔法を使う度に体がダメージを受けて、まともに戦えないんだ』
浜面『ふざけるな! 魔法少女になったら、一生、戦い続けることになるんだろ!?』
QB『うーん、でも、このままだと君たちは確実に死んでしまうよ? 普通の人間が魔女に勝てるわけないからね』
滝壺『はまづらのためなら……私は』
浜面「やめてくれ滝壺! せっかく助けたのに、もう自由になったのに、もうやめてくれ……」
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:30:09.29 v4Vh6w6u0
中学生はババァだから助けないもン!
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:36:29.37 uqo+Az3I0
むぎのんの変身マダー?
301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:38:44.53 sHbZ84t60
滝壺「はまづら……」
QB『やれやれ、君にまでテレパシーを繋いだのは失敗だったかな』
そこで、浜面は光明を得たのを感じた。
浜面『おいキュゥべえ、お前、テレパシーを仲介することができるんだったよな?
俺から、絹旗へ、仲介させることはできるか?』
QB『できないことはないね。でもそんなことして何の意味があるんだい? 絹旗最愛も魔女は見えないよ?』
浜面『見えなくても、やりようはいくらでもある。繋いでくれ』
QB『やれやれ、仕方ないね。それが夢物語だと悟って、契約したくなったらいつでも言ってね』
ぶつり、と何かが繋がった感覚が浜面の脳神経を駆け抜ける。
浜面『これがテレパシーか……』
絹旗『は、浜面!?』
浜面『お、繋がった! 大丈夫か絹旗!?』
絹旗『超問題はありませんね。これは、テレパスですか?』
浜面『キュゥべえに手伝ってもらって、魔法少女のテレパシーを繋いでる。それよりだ、無事ならよかった。すぐに動けるか?』
絹旗『超行けますよ』
浜面『よし、じゃあまずあのぶっ壊れた駆動鎧のところまで行ってくれ。続きはまた連絡する』
302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:41:32.56 sHbZ84t60
浜面「滝壺、その紙のページってのは残り何枚だ?」
滝壺「八枚みたい」
浜面「さっき電撃を撃ってきたのはどのページかわかるか?」
滝壺「うんわかる。前に戦ったことある人に似てる」
浜面「よし、完璧だ。―さて、人間の底力、見せてやろうじゃねえか」
303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:51:07.30 sHbZ84t60
―
麦野「オラァ!」
俊敏に動く駆動鎧が、麦野に襲いかかる。
原子崩しの弱点である、能力があまりに強力なために狙いが難しいというのを完璧に把握している動きだった。
だが、駆動鎧は想定外の反撃を受ける。
肉弾戦を麦野に挑んだところ、なんと、腕を掴まれて投げ飛ばされたのだった。
麦野「はっ! 私が能力一辺倒だと思ったか!」
自身の大きな質量と相まって、激しく地面に叩き付けられる駆動鎧。
そんな駆動鎧に麦野は容赦なく原子崩しを浴びせる。
上半身が溶け、中の人間が見えるが、それでも瞬時に回復。そこをまた原子崩しで攻撃。回復。
それを数回繰り返す内に、駆動鎧は動かなくなる。
麦野「その装甲と機動力、火力で混戦は得意みたいだけどな、ちょっと機械に乗ったくらいでレベル5とのタイマン勝負に勝てたら苦労しないんだよ」
304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 17:56:25.21 XrNeeckTi
しえん
305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:02:53.61 sHbZ84t60
―
フレンダがナイフを投げる。装甲に突き刺さることもなく、それは弾かれる。
どう考えても、火力不足でしかなかった。
駆動鎧が杖を振り回す。すると衝撃波が発生し、不可視の攻撃がフレンダに迫る。
フレンダ「うわわわわわ」
杖が振られようとしているのを確認した時点でフレンダは大きくジャンプする。足元すれすれで衝撃波が通り抜け、フレンダは安堵した。
だが、それも束の間。すぐに空中では逃げ場がないことを理解した駆動鎧が衝撃波の追撃を行おうとする。
フレンダ「にゃろっ!」
焦って、ナイフを投げる。しかしそれは見当違いの方向に突き進み、駆動鎧は意に介さない。
フレンダ「ちょ、ちょ、たんまー!」
涙目になって手をバツの形にするフレンダ。しかし駆動鎧は容赦しない。杖を振り下ろす―
フレンダ「……なんてね」
―瞬間に、足元が吹き飛んだ。
306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:06:51.29 loisK1Yt0
支援
307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:07:08.06 sHbZ84t60
フレンダ「うーん、残念。私相手にこんなに時間をかけちゃったのは失敗よね」
見れば、駆動鎧の足元にテープのようなものが張り巡らされていた。そして、そのテープ上に、先ほど投げたナイフが落下している。
フレンダ「結局、私の本命はこっちなわけよ。それ、ドアとかを焼き切るツールなんだけど、その上に乗ってれば足を吹っ飛ばすくらいの威力は出るってわけ」
両足が吹き飛び、駆動鎧は仰向けに倒れる。すぐさま、それを修復しようと、足のあった辺りが光に包まれる、が、フレンダが無造作に投げた爆弾で駆動鎧はさらに大破する。
フレンダ「アンタで一番厄介だったのはその機動力なのよね。だからまずはそいつを削がせてもらったわけ。
さてと、そっちがいくらでも修復できても、こっちの弾数もたくさんあるわけだし、どっちが尽きるのか根性比べでもしよっか」
結局、この不公平な根性比べは、フレンダが勝ったわけであった。
308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:15:16.26 sHbZ84t60
―
駆動鎧が衝撃波を放つ。
しかし杏子は軌道を完璧に見切り、当たらない。
駆動鎧が機関銃を発砲する。
しかし杏子は素早い動きで照準を合わせさせず、当たらない。
駆動鎧が肉弾戦を挑む。
しかし杏子は完璧に動きに息を合わせて、当たらない。
杏子「あんたの戦法、ロボットみたいに同じようなものばっかりなんだよ」
杏子の槍が多節棍になり、駆動鎧は鎖で雁字搦めにされた。
杏子「何度も何度も。そうやって同じ戦い方してれば誰でも攻略できちゃうっての」
そうして駆動鎧は沈黙した。
杏子「さて、質問に答えてもらおうか。
あんたらは何なんだ?
どうして魔法少女がこんなことをする?
どうして全員が同じ魔法を使う?
どうして、その杖と、攻撃方法を使う?」
駆動鎧は答えない。
杏子「まあ、いいさ。中身を引っ張り出して聞いてやるよ」
309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:16:20.18 fcU50nvk0
支援
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:19:46.79 uqo+Az3I0
ほむほむ居たら学園都市の兵器持ち帰りしそうだな
311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:23:10.32 sHbZ84t60
―
滝壺「はまづら、左、そこ」
浜面「これで三枚目!」
浜面と滝壺は、紙のページ、本の魔女の使い魔を駆逐していた。
滝壺「また左。そこ」
浜面「よし、四枚目!」
この使い魔は確かに攻撃の威力は怖ろしいものだったが、こちらの攻撃に対しては無防備で、しかも拳銃の銃弾一発で倒れてしまうほど、脆いものだった。
滝壺「次は真上」
浜面「五枚目!」
攻撃も単調で、ワンパターンの攻撃を浜面と滝壺のいる位置を狙って放つだけ。
滝壺「右、もっと右。うんそこ」
浜面「六枚目!」
使い魔の攻略は、容易だった。
312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:24:45.31 Ld9bRd4k0
この余裕ムードは・・・
313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:28:45.37 177mwfHL0
亀だが>>72
お前がこのスレのナンバーワンだ
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:30:41.42 sHbZ84t60
滝壺「っ! 魔女の本体が来た! はまづら逃げて!」
浜面「やべえ!」
だが、それは使い魔だけの話。本体の魔女は銃の照準を合わせようにもすぐに逃げ、とても当てられるものではなかった。
しかも間違って使い魔を全て倒してしまったところ、再び十一体の使い魔を呼び出してくることも判明している。
また、使い魔を倒すと、この魔女にページの絵が戻るらしく、使い魔を倒せば倒すほど、魔女が強大な力を使うことになっていた。
浜面「もう六体も倒しちまってるところに来やがったか!」
魔女のページが開く。マミと、青い服の少女のページだ。
巨大な銃身が現れる。蓮を象った杖が振るわれる。
浜面の逃げる先を予測した攻撃が襲いかかった。
滝壺「はまづらっ!」
それに気がついた滝壺が浜面を抱きしめて、静止する。
二つの攻撃は浜面の一歩先に降り注ぎ、大爆発を起こした。
爆風に身を叩かれて、二人の体が宙を舞う。
背中から地面に叩き付けられて、浜面は肺の中の空気を残らず吐き出した。
315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:39:44.93 sHbZ84t60
浜面「ガッ―た、滝壺!」
叩き付けられて、すぐに浜面は滝壺の姿を確認する。
滝壺も同じく地面に叩き付けられ、ジャージは地面に削られて穴が空き、見るからに痛々しい姿だった。
浜面「くそっ……滝壺、滝壺っ!」
すぐに滝壺の下へと駆け寄る浜面。
滝壺「ん……大丈夫」
幸い、大事には至ってないらしい。滝壺はすぐに浜面の声に応えた。
浜面「よかった……魔女はどこにいる?」
言われて、滝壺は周囲を見渡す。
滝壺「さっきのでかなり距離が空いたみた―はまづら左に逃げて!」
滝壺の言葉に即座に反応し、浜面は滝壺を抱えて左に転がる。
遅れて、先ほどまでの場所に原子崩しの光線が降り注いだ。
滝壺「使い魔に囲まれてる。三体いる。頭の上!」
浜面「もう追いついたのかくそっ!」
言われて、浜面は真上に発砲する。銃弾は使い魔に当たった。
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:51:10.82 uqo+Az3I0
浜面つえー
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:52:59.82 qfP8H56F0
保守
318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
11/07/19 18:53:22.93 sHbZ84t60
絹旗『浜面、ぶっ壊れた駆動鎧のところに超辿り着きましたよ!』
その時、絹旗の声が脳内に直接響いた。
浜面『よし、来たか! 機関銃はまだ使えそうか!?』
絹旗『なんとかいけますね』
浜面『その駆動鎧、絹旗の能力で装甲剥がせそうか?』
絹旗『それは余裕ですね。麦野のお陰でぐちゃぐちゃですし』
浜面『よし! まずは装甲をぶっ壊して、中の人間を取り出してくれ。そしたら人間が乗る部分を露出させておいてくれ』
絹旗『超わかりました』
浜面『それが終わったら機関銃と持てるだけの弾を持ってそこを脱出してくれ』
絹旗『超了解です』
滝壺「はまづら、右!」
浜面「おう!」
言われて、浜面は発砲する。八体目。