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112/129:運動神経名無しさん[]
2007/09/14(金) 22:51:20 ID:8a8Lc42Q
俺の会社の先輩に、過去10年以上に渡って右腕のアームレスリン
グに人生の全てを賭けた勇者がいた。
右腕の為だけに 全てのトレーニング時間を割き、プロテインも最高
品質の 物をガンガン飲んで、ステ等のドーピングも綿密に行って、
まさしく「右腕アームレスリングの鬼」だった。ステの副作用で髪は
抜け落ち、眉毛も無くなったその形相に皆が畏怖の念を覚えた。
そして何故か下半身だけは異様に毛深い。それはどうでもいいが、
ダンベルとして入手可能な60kgをあらゆる右腕種目で楽々と上げる
あの豪腕(右だけ)に、誰もが憧れた。
右腕のアームレスリングでは、右に出る者がいなかった。道路工事
現場を通りかかると作業員の中で一番体格の良い者を指名して、
「ストリート・アームレスリング」をやり、交差点で長距離トラック
が止まっていれば運転手と交渉して、アームレスリングに付き合って
もらったりしていた。火災現場では忙しいファイヤファイターを捕ま
えて勝負し、デモ行進現場を通りかかれば機動隊員にまでお願いして
いた。大学の柔道部にもアームレスリング勝負の道場破りに出かけ、
めぼしい大学はほぼ制覇したと言っていた。相撲部にも出向いていった
そうだ。そして、負け無しだそうだ。左腕では全敗したと笑っていた。
反対に左腕は萎縮して、肉食恐竜の上腕を思い浮かべてしまう程だ。
歩いている姿勢も、右腕が随分重そうだ(つまり傾いている)。極限
までのドーピングが一点に凝縮されたその右腕は、お目にかかるだけ
でもご利益がありそうだ。
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