10/05/08 15:52:22 NgK6TXFH
・ラージセクタで複数のスモールセクタをエミュレートするって発想は、
20年以上前の2Dフロッピーディスクの時代に既にあり、実装が存在した。
今のような速度問題もわかってて、当時のコアなオタはよく知ってるはず。
・次にセクタサイズエミュレートが露出したのはMOへの実装で、これは
ドライブに載せられた。サイズはジャンパで切り替えられるようになってた。
・この頃までのHDDはセクタサイズがバラバラで、主流の256/512が混在して、
PC向け以外だと272なんてのもあった。時に相互にエミュレートする必要が
発生し、それはHDDインターフェィス(上のファームウエア)に載せられた。
以上、昔話終わり。本質は別に新しい問題ではない。
OSでアライメントがズレる時の問題は、1セクタ書くのに2セクタに跨って
書かなきゃいけないことってのは正しい。しかしもっとも深刻な点は、
この時「内部的にリードが発生する」という事に尽きるから、自作erなら
こっちを強調・問題視すべきだと思う。ライトの連続ばかりならNCQでまとめ
られて、理論的にはオーバーヘッドは軽減されるはずだが、リードとライトが
交錯するとHDDは大幅な性能低下を引き起こして目もあてられないからね、
これが今現在噴出している問題。
WDの失敗は最低限の互換性で見切り発車したこともあるけれど、ジャンパで
512エミュ/4096ネイティブの切替ができる機能を搭載しなかった事だと思う。
どんな形にせよ4096が選べる状態なら、ソフト屋ハード屋がこぞって対応に
走る筈だから。なにしろ長期的には4096以上が主流になるのは判りきってる。
EARSの未使用ジャンパブロックが使用できるなら、今からでも新ファームに
512/4096切替を実装してさっさと公開するべきだよ、WDは。