10/09/30 22:04:46 yxsG3whYO
>>276
よく分からないけど
ISPが集まって作った自主規制団体の「安心ネットづくり促進協議会」(自主設立した後暫くして成立した青少年ネット規制法が元で実質政府の傘下に)
と
政府(警察庁 サイバー犯罪対策:総合セキュリティ対策会議が提案)側の協議会「児童ポルノ流通防止協議会」
とで意見が違っているみたい。
ブロッキングはいちいち全部の“通信内容を宛先を基準に振り分ける”訳だから
そこを通る通信全部の『通信の秘密』を侵害すると言う問題が起こる
つまり郵便物を見て宛名で勝手に振り分ける、カーナビで道案内する時に行き先で勝手に振り分けるようなものか。
そこで
やむを得ないと言う場合には『通信の秘密』を破ってもいいと言う特例を頼りに
なんとか「通信内容を基準にした選別」に正当性を持たせられないものかと苦心しているみたい。
・正当防衛→×
・正当行為→流通防止協議会のみ
・緊急非難→流通防止協議会と促進協議会
以下は促進協議会の詳しい分析
(1)現在の危難がある状況で
(2)やむを得ない避難行為をすること(補充性)
(3)それにより生じる害が避けようとした害を超えないこと(法益権衡)
全く関係ない通信でも
振り分けるためにはいちいち全部の内容を見なきゃいけないから
正当防衛はどっちらの協議会も却下
「安心ネットづくり促進協議会」側は
インターネット・ホットラインセンターとか専門の所が手を打っても埒があかず
最終的にどうしようもなくなった時にだけやむを得ず発動させたい
内容も色々あるんだし判断も出来るだけ慎重にやった上で
最後の手段としてやむを得ずブロッキング発動と言う事にしたらどうか。
我々はあくまでも通信業者であり、
『通信の秘密』を大切にしながら出来るだけ内容に関わらず仲介するのが仕事である。
要請には出来るだけ協力するようにするから
そういう取り締まり見たいな事は警察とかそちらでやって欲しい。
と言うのに対して
「児童ポルノ流通防止協議会」は
あくまでもこれは正当行為なんだから
もっと積極的に見張って
怪しからんものを見つけたら正々堂々とブロッキングする位でよい、
そうしないと怪しからんデータや通信の蔓延を止める事は出来ず
せっかくブロッキングを導入しても意味がない。
と言った所か。