10/06/11 23:22:23 YS07Y25k
>>124
レモン市場化するのを避けたい、
専門性の高い閉鎖的市場(客全体に対して
閉鎖的なのではなく、長期的に安定した取引を
行なえる/行なえそうな顧客以外に対しては
閉鎖的な市場。秋葉原とか築地とかを想像して
ほしい)においては、売り手は売値を下げようとし、
買い手は買値を上げようとする、市場原理に
反した事象が起きる。
いい魚(@630円、税込)を見つけたが懐が淋しい、なんて時に、
「箱でいくら?」「それで終わりだから、一匹五百、二千五百でいいや」
「うち三人なんだけど、いいや、箱で貰う。二千五百で」
「悪いなぁ、じゃあ二千でいいよ」
「いやいやいや、ちゃんと取ってよ。多いったって、うち、魚好きだから
けっきょく食べちゃうしさ。気まずくなって、足、遠のいちゃうよ。」
「じゃあ、二千五百」。と言いながら、他の魚(売値千五十円、税込)まで
袋に突っ込む。「はい、おまけ。毎度どうも」
「いやいやいや、まずいっしょ」「まぁまぁまぁ、どうもどうもどうも」
厚生経済学の第一命題も限界効用説もへったくれもない。
このあたりの行動経済学的な感覚が、
「一生に一度の、永遠にして永続的な結びつき」をテーマにした
美少女ゲームのゲーム性だと考えているんだが。