10/05/09 03:52:09 MTaBrDtw
70年代くらいからリアルタイムにポップミュージックに触れて来た私からすると
どんどんと時代と共に加速し変遷を遂げて行くのがポップの宿命であり魅力だと感じていたんだけど
この10年、気持ち悪いくらい変化がない。
表面的な技巧の多少の変化はあるけれど、洗練が過ぎて合理性が過ぎて誰もが最短距離を通る方法論ばかりを完成させすぎて
ああこりゃもう、終わり行くカルチャーなのかなと感じざるを得ない。
どんな時代でも「もう最近の物は刺激的でない」というような苦言めいた事をのたまうオッサンはいたと思うけど
多分そういうレベルではない行き止まり感が音楽産業に充満していて
ユーザーというのは或る意味とても正直な物で、正しく対価を払う価値があると感じた物にしか払わないので
まあ、こんな昨今の状況も致し方ないのかなと思ってしまう。
それでも、今でもちょっとでもヒットを飛ばそうと様々なポジションの人たちが頑張ろうとしてるけれど
私から見れば「ああ、それはもう、やればやるほど本当に終わっちゃうよ・・・」と感じる事ばかり。