14/06/01 02:07:11.90 yvPy2ktX0
>>191
ざっと探してみたが、これしか見つからなかった
あらすじみたいなものだけど
文字バレ用 No.341厄災
世界中の渡航情報をしらべて、渡航の安全性を判断する組織があった。
組織の取り決めでは、暗黒大陸への渡航は厳しく制限されている。にも関わらず、
新世界への出発を表明したカキン帝国。
組織のビルの地下へと、エレベーターで降りていく二人の職員は憂慮していた。
片方は熟年の男、もう片方は、眼鏡をかけたエリート風の若い男だ。
『カキンが新大陸に行くことになれば…「厄災」さ。開けてはならない蓋があく』熟年の男が言う。
『比喩かなにかで・・・?』とエリート風の男が返す。
エレベーターが開いた。防護服すがたの作業員達のいる施設がある。
ガラス張りの培養液のなかに何かが浸されている。エリート風の男は目を見張った。
培養液のなかには、どれも奇妙な形にねじくれた死体が並んでいた。
『「新世界記述紀行」という今では殆ど幻となっている本だが・・・
本の中には新世界へ行った人間が縄状にねじり殺される記述が出てくる。
だが、こにある死体はすべて「こちらの世界」で見つかったものだ』熟年の男が言った。
『犠牲者に新世界への渡航歴は?』エリート風の男が聞く。
『無いから頭を抱えてるんだ。多数の目撃証言が、「突然目の前でひとりでにねじれた」と口を揃える。
とにかく本を読んで、新世界への渡航リスクをレポートにまとめておいてくれ』
突然、ガラスの仕切りを叩いて真っ黒な男が現れ、エリート風の男はおどろく。
黒い男は、表情のないまん丸の目をみひらいている。
『この施設で唯一の生存者だが「人として」の食事は一切しない。
「自給自足」で50年近く生きている。死ねない病に侵されているわけだ。
・・・新世界へ出向いたハンターのなれの果てだよ』と熟年の男が説明した。
一方、ハンター協会では十二支んのメンバーが集まって、モニターの映像を見ていた。
生前のネテロ会長が新大陸について話している。
『わしの息子ビヨンドは、かつてV5が独自に作り上げた調査団に加わり
新世界へ向かった。が、多大な犠牲者を出して戻ってきた。
息子は再挑戦を望んだが、わしが死ぬまでは許可せぬ枷を与えた。
・・・本題じゃ!息子よりも先に暗黒大陸探検を成功に導いてほしい!!
わしでさえ扉を開けただけで踵を返したお化け屋敷じゃからな!これは決して指令ではないぞよ!!』
十二支んはこれを会長の遠まわしな指令と受け取った。
暗黒大陸行きは決まったが、ビヨンドを狩るべきかどうかメンバー間で揉めていると
協会にビヨンド本人があらわれて言う。
『よう。V5に連絡してくれ。「ビヨンド=ネテロを捕らえた」ってな。
・・・ギブアンドテイクといこうぜ?』
そして、レポートを書く為に「新世界記述紀行」を読んでいたエリート風の男は驚愕していた。
『人類が暗黒大陸から持ち帰った5大厄災とは・・・』
地下施設で見た奇妙な死体や、自分の肉を喰らい生き続ける男に関する記述があった。
・「謎の古代遺跡を守る 正体不明の球体 兵器ブリオン」
・「欲望の共同依存 ガス生命体 アイ」
・「殺意を伝染させる魔物 双尾の蛇 ヘルベル」
・「快楽と命の等価交換 人飼いの獣 パプ」
・「希望を語る底無しの絶望 不死の病 ゾバエ病」
エリート風の男はふるえた。『ここはもう、人類の戻る場所じゃない・・・!!』No.341/おわり