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『大般若波羅蜜多経』 (だいはんにゃはらみったきょう、大般若経)
唐の玄奘が西域から関連経典を持ち帰って漢訳し、集大成したとされる。16会600巻。
『第一会』(第1-400巻)は、、『十万頌般若経』の類本とされるが、その対応は明確でない。
『第二会』(第401巻-第478巻)は、『二万五千頌般若経』に相当する。
『第四会』(第538巻-第555巻)及び『第五会』(第556巻-第565巻)は、『八千頌般若経』に相当する。
『第九会 能断金剛分』(第577巻)は、『金剛般若経』に相当する。
『第十会 般若理趣分』(第578巻)は、
真言宗で重用する『理趣経』即ち
『大楽金剛不空真実三摩耶経 般若波羅蜜多理趣品』不空訳(720年 - 774年)と
比較的近いサンスクリット本の翻訳とされている。
『第十六会 般若波羅蜜多分』(第593巻-第600巻)は、登場する菩薩の名に因んで『善勇猛般若経』(ぜんゆうみょうはんにゃきょう)として知られる。