11/12/02 05:30:52.03 geUw+os6
「抹茶が苦いとか渋い、青臭い」と思ってる人は色んな理由があります。
菓子に使うような抹茶もどきを飲用に使ってるというのが一番多い理由です。
菓子用の抹茶でよくあるのがクロレラなど発色をよくするために混ぜ物が入ってるもの。
これははっきりいって青臭いし苦いし飲めたもんじゃない。
これを飲んで「抹茶は苦い青臭い」と思ってる人多いんじゃないですかね。
菓子作りで残ったからちょっと点てて飲んだら気持ち悪くなってしまうレベルです。
混ぜ物が入っていなくても、美味しくないものは葉脈や茎部分を取り除かずに抹茶にしています。
(ペットボトルのお茶などで有名なお店にも多い)
覆下栽培をうたっている茶園も多いですが、茶葉に直接、人工葦簀をかけるところも多いです。
そんなことしたら上に伸びようとすることを妨げて葉が大きくなろうとするので意味がありません。
とはいえ、どんなけいい抹茶を使っても点て方で味は変わります。
抹茶もどきを美味しく点てる方法はありませんが、美味しい抹茶をまずく点てることは簡単にできます。
茶道の点て方とかがどうのこうのではなく、湯の沸かし方、湯の温度、抹茶の量、茶筅の使い方、、
言い出したらきりがないですが、ほんの一手までも嫌な苦味がたたないようにできます。
職業柄、茶会にもよく行かせてもらってますが、美味しい抹茶を頂ける茶会もあまりありません。
京都という土地柄、抹茶を頂けるお店も多いですが、ちゃんとしたものを出してくださるお店は
今のところ二店舗しか知りません。
美味しい抹茶を探すことも大切ですが、(味覚には個人差はありますが)
まず美味しい抹茶を点ててくださるところで飲むということがまず大事だと私は思っています。
偉そうなこと言ってすいません。
ひとりでも多くの方が、抹茶の美味しさを感じてもらえると幸いです。