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安保法案「ＮＯ！」 佐賀市で集会
「国民をなめるな」４００人がパレード
2015年07月14日 11時21分
「立憲主義って何だ」「民主主義って何だ」と声を上げながら、パレードで安保関連法案反対を訴えた＝１２日、佐賀市
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「勝手に決めるな、国民をなめるな」－。与党が今週中の衆院採決を目指している安全保障関連法案に反対する集会が
１２日、佐賀市で開かれた。県内の戦争体験者や弁護士、宗教者らが呼び掛け人となり、約４００人が参加した。
「支持政党に関係なく、法案反対の一点で『オール佐賀』の力を結集しよう」と訴え、市内をパレードした。
集会では若者や戦争体験者らが反対意見を述べた。高校２年生の浅川きららさん（１７）は「政治に詳しくないし、
特定の政党を支持しているわけでもない。でも、安倍首相。若者はあなたの想像以上に未来を守るために動き始めている」と
力を込めた。
三養基郡基山町の西山寿子さん（８８）は「ミッドウェー海戦に参加した兄の話と大本営発表のまま報じる新聞の
違いを胸に刻みつけた。事実を知ることがとても大切だ」と語った。
法案を審議している衆院特別委の委員で民主党県連代表の大串博志議員が国会の審議状況を報告し、「どこから
どう見ても違憲で、集団的自衛権行使の歯止めもない。安倍首相は報道の自由や立憲主義も理解していない」と訴え。
「議員になって１０年。政策について何も言ったことがない母親が今回初めて『博志、命がけで頑張れ』と言った。
力を合わせて廃案、撤回に追い込もう」と呼び掛けた。
集会後のパレードでは、国会前で法案反対を訴えている大学生グループ「ＳＥＡＬＤｓ（シールズ）」が使っている
「勝手に決めんな」「国民なめんな」などのフレーズをラップ調に叫びながら歩いた。現在、呼び掛け人３２人、
賛同人は４８２人集まっている。運動の輪を広げながら８月２３日に県民大会を開く予定という。
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