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自民党幹事長、選対委員長などを歴任し、二〇一二年に政界を引退した古賀誠氏(73)が十七日、憲法や集団的自衛権をテーマに
横浜市中区で講演した。三十五歳で戦死した父への思いを引き合いに、「閣議決定で解釈改憲をするような姑息(こそく)なルール違反
は絶対にやってはいけない。ひとつ間違えば戦争に取り込まれてしまう」と、安倍政権を厳しく批判した。
古賀氏は福岡県瀬高町(現みやま市)出身。物心がつく前に、父はフィリピン・レイテ島で戦死した。講演では、「詰め込めるだけの
干物を荷台に詰めて売り歩いた母のおかげで不幸とは思わずに育ったが、政治が軍部の暴走を早く止められたら、父は死なずに
すんだ。原爆も落とされなかった」との思いを吐露した。
「一部の政治家は、ナショナリズムの高揚に意図的に乗じている」と指摘し、「集団的自衛権を行使するなら、まず憲法を改正するのが
筋だ。自衛隊の活動の限界、自衛権行使の範囲をあらかじめ決めないと、国民は議論できない」と述べた。
また、安倍晋三首相に関し、「個人の哲学として右傾化した考えを持つのは良いが、国民の生命と財産を守る最高責任者としては、
自分の信念を押し通すのは良くない。わがままな坊ちゃん総理が、ずっと賭けに勝ってきているから怖い」とくぎを刺した。
県生協連の主催。約百八十人が聴講した。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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