14/12/17 20:41:17.74 f+oJg9Q60
林真理子さんの「夜ふけのなわとび」本日発売号より。
これぞ、横綱相撲です。
百田直樹さま
わざわざお返事をいただき恐縮です。
未亡人の結婚歴はご存知だったんですね。
さくらさんが結婚していた女性でも、作品の感動は
損なわれることはなかった思います。
むしろ重厚な大人の恋愛になったと思うのですが、余計なお世話ですね。
ただ、エッセイを呼んでもらえればおわかりだと思いますが、
あの文章は、百田さんやご著書を避難するものではなく、
ベストセラー作家にいささかの瑕疵もあってはならないと、
自主規制する週刊誌に対して憤ったのです。
この業界で32年仕事をしてきた私に言わせると、
週刊誌は(戸籍上のデリケートな問題は敢えて書かないような)
ナイーブな優しいものではありません。自分もやられたことがあります。
が、今回に限って週刊誌が一斉に沈黙しているのは
おかしくないかと、ジャーナリズムのあり方について問うているのです。
(中略)
未亡人に対する世の悪意はひどいものがあります。責任を感じ
彼女を守ろうとする百田さんの行動、よく理解できます。
殉愛を読めば、彼女がどれだけ献身的に介護を続けたかがわかるでしょうに。
しかし本を出すということ、人に対して何かを訴えることは
本当にリスキーで、いろいろなことがついてまわるものです。
余計なことを言ってしまいましたが、そんなことがおわかりにならない
百田さんではありますまい。一度もお目にかかったことはございませんが、どこかでばったりお会いできたらいいなあと思っています。