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JOC関係者があきれ果てた冨田の疑問点だらけ「冤罪主張」会見
真実はどこにあるのだろうか。9月に韓国・仁川で開催されたアジア大会期間中に、韓国通信社
のカメラを盗んだとして略式起訴された競泳男子の冨田尚弥(25)が6日、名古屋市内で記者会
見を開き、冤罪を主張した。3時間にわたり涙ながらに持論を展開した冨田だが、にわかには信じ
難い話ばかり。一貫性のない説明は矛盾点も多く、今年話題の“あの人”との類似点を指摘する声まで
飛び出した。
代理人の國田武二郎弁護士とともに会見場に姿を現した冨田は「僕はカメラを盗んでいません」
と冤罪を訴えた。時折、涙を見せながら、約3時間にわたり自らの潔白を主張。しかし冨田の言い
分は、疑問点だらけと言わざるを得ない。
冨田側は緑色のズボンをはいた東アジア系の男が、かばんの中にカメラを入れたと主張した。
その場で中身を確認しなかった理由を問われると「ゴミと勘違いしてしまいました」。しかし再
度聞かれると「国際大会ではバッジなどを渡されたりすることもあるので、勘違いしました」と、
ゴミから贈り物という対極の表現に変わっていた。
さらにゴミとして捨てるはずのカメラを選手村の自室まで持ち帰り、開いた状態の自分のトラン
クの中に置いていた。「部屋が狭く、通路に置くと同室の先輩の邪魔になるので」と説明したが、
他人のゴミを自分のトランクの中に入れるのは明らかに不自然だろう。
また「防犯カメラの開示を希望するか?」を聞かれると「その時間(犯行時刻とされた10時4
8分)にはアリバイがある。公開してほしい」と希望。だが会見中に、韓国警察側が当初発表して
いた犯行時刻が10時48分ではなく11時48分だったと言っていることを指摘されると「韓国
警察が公開するとなると、自分がとっている映像を作るしかないと思う」。さらに「韓国警察が
『ビデオに写っている』と言っているのを聞くと(加工映像を)もう準備しているのかなと思う」
と話した。