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選挙区の祭りでうちわを配り、物品の寄付を禁じた
公職選挙法違反の疑いが出ている松島みどり法相(58=東京14区)が、
先月3日の内閣改造で初入閣後、新たに法相バージョンのうちわを製作、
配布していたことが分かった。8日の参院予算委員会で、松島氏が明かした。
「法の番人」といわれる法相の見識が問われる事態になりつつある。
7日の同委員会で、民主党の蓮舫参院議員が指摘したうちわには、
松島氏が法相で初入閣するまで務めた経済産業副大臣の肩書が、書かれていた。
松島氏は、法相バージョンのうちわについて、「9月上旬に作ったかと思います。
経済産業副大臣の上に(法相という)シールをはったもの、法務大臣と書いたものもあったと思う」と認めた。
「法律をコンパクトにまとめて書くことも含め、私が製作した」と、自ら指示したことも明かした。
製作は以前から続けているという。松島氏は「今後は同じような形の配布はやめたい」と強調したが、
みんなの党の水野賢一幹事長に、刑事告発される可能性もあると指摘された。
「法相としてしっかり務めたい」と辞任は否定したが、
首相が女性活用の一環で据えた目玉閣僚だけに、内閣にイメージダウンをもたらす可能性がある。
[2014年10月9日9時56分 紙面から]
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