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東園基文氏は、宮中三殿で掌典長を務められ秋篠宮さまと紀子さまの
婚儀も執り行うなど皇室に重用された人物です。
まず礼宮さまが手にした笏(しゃく)を顔の高さに掲げて立ち上がったあと
再び座り、腰を90度に曲げて拝礼する「起拝」を2度繰り返され、桧扇(ひおうぎ)を
手にした紀子さまも、それに合わせ正座のままひれ伏された。
続いて、礼宮さまがふところから墨書きの告文(こくぶん)を取り出し、
「これから相むつみ、相親しみ、永遠に変わらないことをお誓い申し上げます」と
いう趣旨のことを大和言葉で読み上げられた。
それが終わると、瓶子(へいじ=とっくり)に入った神酒が、東園基文掌典長の手で
礼宮さまの白素焼きの杯に注がれた。
礼宮さまが飲みほされたあと、紀子さまも別の杯で神酒をほされ、そろって神前に
深々と頭を下げてご結婚が成立。「結婚の儀」は11分で終了した。
(1990年6月29日? 読売新聞)