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Aが高校の1学期に通学したのはわずか3日だった。
そのため学校のサポートのもと、 カウンセリング治療を受けていた。
担当した精神科医は、Aの過去の言動を調査し、小学校 6年の時に給食に漂白剤を混入したり今年3月に就寝中の父親を金属バットで殴打し、頭蓋骨を陥没させるといったAの異常行動を把握。
今回の猟奇殺人の予兆も感じ取っていたというのだ。
「精神科医は、Aに心理テストを実施し、その結果、宮崎勤元死刑囚や、『酒鬼薔薇聖斗』らと同様の兆候があると診断したようだ。
それで、今年6月には、長崎県の児童相談施設に、『このままだと人を殺しかねない』と相談もしていたが、Aの実名は報告せず、結局、有効な対策は取られなかった」
さらに、小動物の虐待癖については、実家の“被害”の処理を依頼された市内の清掃関係業者がこう話す。
「今年3月、実家のガレージに首や手足がバラバラに切断された血だらけの猫 が放置されていて、それを出勤しようとしていた父親が見つけ、死骸の処理を依頼された。
その後も実家ガレージや庭で複数回、変わり果てた猫の死骸が発見さ れ、そのつど処理を依頼された。
敷地内の壁にできたカエルや金魚などの小動物が叩 きつけられたと見られる跡を清掃することを頼まれたことも」
Aの異常行動を加速させた要因には、実母が昨年10月に亡くなったことで環境 が激変したことをあげるムキも。実母の知人が言う。
「死因は膵臓ガンでした。昨年夏お見舞いに行った時、『お兄ちゃんは大丈夫だけど、Aが心配。私がまだ面倒を見てあげないと‥‥』と、病床で涙ながらに訴えてきたんです」
ジャパネットたかたの顧問弁護士など本業の他、不動産会社経営、賃貸ビジネスでも成功した父親は、妻の死からそう日がたたないうちに、「婚活パーティ」に参加した。
「東京都内で開催された弁護士や医師などの セレブ限定のパーティで20歳ほども年の離れ た30代の女性と知り合い、今年5月に再婚。 しかもその現在の妻、Aにとっての継母は再婚 の前に妊娠し、それで結婚を急いでいたとの情報まである」（地元紙記者）