14/08/05 11:07:42.11 IApSYEMV0
子供の頃はO.ヘンリーの描いた「最後の一葉」は好きで、
「善女のパン」は単純に個別の物語として嫌いだった
大人になってから、
「これって勤務先の銀行の金を横領して刑務所に入った男が書いた話なんだよな……」
という前提で見ると、
「それまでいい加減に暮らしてきた初老の男が最後の一発逆転ホームランで若い女性二人から賞賛されて、
地道に暮らしてきた中年女性は親切の方向性を一つ誤ってしまったために罵倒されて終わるなんて、
オッサンのご都合主義も甚だしいわね」
「ムショ帰りの横領犯が真面目にやってきた人間をコケにするんじゃないよ」と思ってしまう